日商エレクトロニクス

Innovation Leading Company

札幌市様

Brocade 導入事例

企業名:札幌市様

札幌市は、20年以上にわたって大型汎用機による基幹システムを運用してきたが、オープンなアーキテクチャに基づく新基幹系情報システムへと移行を進めている。開発中の新基幹系情報システムの1つである保険・福祉システムは、ネットワーク基盤としてBrocade VDXシリーズ スイッチを採用。Brocade VDX を導入した経緯と今後の展望についてお話を伺った。

ユーザープロフィール

sapporo_brocade_img

団体名:北海道札幌市
創立:1922年8月1日
所在地:札幌市中央区

写真右から
札幌市 総務局 情報化推進部 システム開発担当課
システム開発担当係長 小野寺 良順氏
情報システム課(システム開発担当課) 岩間 雅巳氏


札幌市の紹介

札幌市様の概要とITへの取り組みを教えてください。

札幌市は、道内総人口の3割ほどにあたる約194万人を擁する政令指定都市です。情報化が進んだ電子自治体への取り組みに力を入れており、1989年には大型汎用機を用いた基幹業務のオンライン化に着手しました。その後、20年以上にわたって住記(住民記録)・印鑑オンラインシステム、税務オンラインシステム、国民健康保険・国民年金オンラインシステム、保健福祉総合情報システムなどを安定的に運用してきました。

オープンなアーキテクチャに基づく新基幹系情報システムへ

岩間氏

札幌市
岩間 雅巳 氏

新基幹系情報システムを構築する狙いは何でしょうか?

従来から基幹業務基盤として運用しているオンラインシステムは、業務システムごとにまったく独立して開発を行ったため、システム構成の複雑化が進み、システム全体のブラックボックス化と維持コストの増加を招いていました。

このような状況を解消するため、大型汎用機の老朽化を大きな契機として、2010年度に新基幹系情報システムの再構築事業を立ち上げました。透明性の高い「グラスボックス」なシステムを目指して、硬直化した基幹系システムを抜本的に改革することで、今後発注者である札幌市自身が、質の高い住民サービスを提供するために本当に必要だと思うシステムを柔軟に開発・運用できるようにするのが狙いでした。

新基幹系情報システムは、札幌市汎用電子計算機システム検討委員会からの提言を踏まえ、ベンダーロックインの回避を大きな目標に定めました。これにより、地場のさまざまな企業が幅広く参入でき、これらの企業が大規模なシステム開発を経験することで、地場の技術力育成にもつなげられると考えています。

新基幹系情報システムを支える共通基盤フレームワークは、独立行政法人産業技術総合研究所が公開している包括フレームワークを札幌市向けに最適化した枠組みを採用しています。オープンな共通基盤上にさまざまな業務システムを構築することで、信頼性と効率に優れたシステム開発が可能だと考えています。これからの20年を支える札幌市の重要な情報基盤において、オープンなアーキテクチャの採用は、技術の移り変わりや時代の変化にも柔軟に応えられると期待しています。

ネットワーク要件はシンプルさと柔軟さ

小野寺氏

札幌市
小野寺 良順 氏

保険・福祉システム構築時に重視したポイントを教えてください。

新基幹系情報システムはきわめて大規模な案件である上、制度改正にも足並みを揃えながら構築していかなければなりませんでした。このような理由から、5カ年計画でプロジェクトが進められており、2011年には住記システムの基盤構築と税務システムのアプリケーション開発がスタートし、2012年には住記システムの本番稼働、2013年には税務システムの基盤構築を行いました。税務システムでは、作業の進捗を見ながら機能ごとに本番稼働への移行が進められています。

このように、業務システムごとに並行開発の形がとられている関係から、アプリケーション開発に先行して構築しなければならないシステム基盤は、アプリケーションの追加や仕様変更に伴うネットワークの再構成や設定変更もたびたび発生します。特に住記システムと税務システムは、かなり複雑なネットワーク構成をとっており、これらのシステム間を相互に接続する際には、ネットワークの再設計にかなりの作業工数が必要でした。

札幌市 新基幹系情報システ ム 構成図

2014年に入ると、保険・福祉システムの構築プロジェクトもスタートしました。保険・福祉システムの基盤については、・・・

このケーススタディの続きを見る

続きをご覧いただくには、簡単なお客様情報を登録をお願いしています。

関連情報