日商エレクトロニクス

Innovation Leading Company

株式会社電算様

ジュニパーEX4200導入事例

企業名:株式会社電算様

株式会社電算(以下、電算)では、ジュニパーネットワークス イーサネットスイッチ EX4200(以下、EX4200)を国内でもいち早く導入した。同社のISP事業である「avis」で、キャリア事業者との高速イーサネット網接続に使用しているという。なぜ、EX4200を選択したのか、新製品で危惧はなかったのか、実際の使い勝手はどうかなどについてお話を伺った。

ユーザープロフィール

ジュニパーネットワークスの製品は
初めてのうえ、機種も新製品でした。
それなのに危惧がなかった理由は ・ ・ ・

企業名:株式会社電算様
http://www.ndensan.co.jp/
設立:1966年3月
所在地:長野県長野市
事業内容:情報処理サービス、システム開発サービス、ISP事業、データセンター事業

写真左から
株式会社電算 ビジネス事業本部 インターネットサービス部
チーフ 内山 巧氏、部長 矢沢 悟氏、チーフ 菅沼 真氏


電算の取り組み

吹き出し電算の事業内容について教えてください。

電算は、長野市を本拠地とし、1966年に設立した情報処理サービス会社です。設立当初は、市町村の納税処理における受託計算サービスをビジネスとして行っていました。

1977年には、国内初となる全国労働保険の収納処理を実施し、その後、サービスメニューが増え、「信濃毎日新聞社」が利用している新聞編集・制作システム「コスモス」を始め、介護保険や病院向けなどの多種多様なシステム開発サービスを提供しています。

地域の情報化と電気通信事業の発展への貢献が評価され、1990年に郵政大臣賞を受賞しました。1995年に、事業拡大を図り、県下のトップを切って新たにインターネットサービス「avis」を始めました。

吹き出しそのインターネットサービス事業の「avis」について、詳しく教えてください。

矢沢氏

「電算の『avis』は、
地域に根ざしています。
ISP事業者としては、
サービス内容を網羅
しています。」
株式会社電算 矢沢 悟氏


「avis」 は、地域に根ざしたインターネットサービスを展開し、IPv6サービス開始など、信越地域の情報環境・情報文化の発展を
促進させる、電算の重要なインターネットサービスプロバイダ事業となっています。お客様は、個人の方から企業までと幅広く利用していただいています。

当初は、専用線サービスとダイヤルアップ接続サービスを提供していましたが、1997年には、ドメインサービスならびにホスティングサービスを開始しました。さらに2年後の1999年には、長野市内でケーブルテレビでのインターネット接続サービスを始めました。ケーブルテレビが広く普及している長野地域において、電算は、県内でも上位にランクインするほどの規模です。

avisネットワーク機器配置

avisネットワーク機器配置

拡張性と信頼性でジュニパーネットワークス製品を選択

菅沼氏

「将来を見据えて拡張性の
高い製品を探していたら、
ジュニパーネットワークス
のEXシリーズに行き着き
ました。」
株式会社電算
菅沼 真氏

吹き出しジュニパーネットワークスの製品に関心をもったきっかけは何だったのですか?

データセンターができる2年前に、長野県内のネットワークを作りました。当時はネットワークの規模も
小さく、予算も少なかったので、ジュニパーネットワークス(以下ジュニパー)の製品も候補に入っていましたが、他社製品を導入しました。しかし、一度はジュニパー製品を使ってみたいと思っていましたので、昨年度からリプレースを検討し始め、今年度になってジュニパー製品を導入することにしました。

吹き出し今回はなぜジュニパー製品にしたのですか?

ここ数年でインターネットの経路が爆発的に増えました。将来はさらに増えるでしょう。この先を見据えて、拡張性の高い製品を探していたところ、EX4200はトラフィック需要にあわせて柔軟に構成変更(規模拡大)が可能であることを知りました。

また、当然ながら信頼性の高い製品が必要です。EX4200は、内蔵デュアル冗長電源が搭載可能な上、冷却ファンも電源落とさずに交換可能な仕様になっています。これは、これまでのボックス型シャーシスイッチにはない機能です。


柔軟に拡張できるバーチャル・シャーシ

EX4200

イーサネットスイッチ
EX4200

吹き出しEX4200の拡張性が導入に結びついたということですが、具体的にはどういう点でしょうか?

運用管理のしやすさを考えると、複数のポートを一つのデバイスとして扱えるシャーシ型の製品を探していました。しかし、まずは中規模以下のポート数から始め、将来は大規模にしていきたいという、当社のニーズに合うシャーシ型の製品はなかなかありませんでした。その点、EX4200のバーチャル・シャーシ(以下VC)技術は、当社のニーズに合致しました。VC技術は、複数のEX4200(注:10台まで)を論理的に一つのシャーシとみなすことができます。今回、当社では24ポート型を導入しましたが、将来的に事業拡大に合わせて追加購入しても(物理的には別シャーシだが)一つのシャーシと見なして管理できます。


操作性が抜群

M7i

Mシリーズ
マルチサービスエッジルータ
M7i

吹き出し新製品の初期設定について戸惑いませんでしたか?

当社では、EX4200を導入する前にインターネットバックボーン向けにジュニパー Mシリーズ 
M7i(以下M7i)を導入しました。

M7iで初めてJUNOS(注1)に触れました。以前は他社製品を使っていて、それに慣れていたため、最初はユーザーインタフェースの違いに大きく戸惑いました。ところが、3日間の研修を受けたところ、ジュニパー製品の方が、JUNOSの階層構造により、設定がしやすいことが分かりました。また、設定を間違えたときにロールバック(注2)ができるのも助かります。他社製品の場合には、全部書き直しになることが多いからです。JUNOSは、ジュニパーのルータやスイッチ製品すべてに共通するため、EX4200を導入した時も設定に困ることはありませんでした。

(注1)ジュニパー全製品に共通のモジュール型OS
(注2)50世代前まで、以前設定したコンフィグにコマンド一つで戻せる機能


新製品でも危惧はなかった

内山氏

「日商エレクトロニクスの
ラボは、実際に運用して
いるという点を高く評価
しています。」
株式会社電算
内山 巧氏

吹き出し今回、いち早く採用されたEX4200は、新製品であり、国内での導入事例はこれからです。危惧はありませんでしたか?

ファームウエアのリリースが早く、サポートがしっかりしている印象がありました。リリースが多いと作業が大変ですが、ジュニパー製品のリリースノートは、あるセキュリティホールに対して、どのリリースが対応しているかなど分かりやすいので、無駄なパッチを当てずに済みます。

また、日商エレクトロニクスのサポートチームが、大変親身になって対応してくれます。さらに対応が迅速な上、対応手順のドキュメントを作ってくれるなど、かゆいところに手が届くサポートをしてくれます。

ラボで実機を使って研修させてもらえるサービスもとても良いと思います。通常、メーカーのラボでは特定製品のデモや、購入前のテストに使われることが多く、普段は機器の電源も入っていないことが多いのです。一方、日商エレクトロニクスのラボは、常に実運用しているので、見学しても勉強になります。並行して運用している人が身近にいる感じがするので、新製品だからといって、危惧することもありませんでした。


全国に拠点を持つメーカーは数多くありますが、実際に障害状況を見せないと対応できないところがほとんどです。その点、日商エレクトロニクスとジュニパーのタッグチームは、東京にいながら、電話一本で多くのことに対応してくれます。これは地方に拠点がある当社のような会社には、とてもありがたいことです。

吹き出し導入時の苦労はありませんでしたか?

現在、同じJUNOSを搭載するM7iが安定して稼動しているのと、EX4200自体の事前検証がしっかりできたため、特に苦労した記憶はありません。
ルータ、スイッチを一貫してJUNOSのコマンドで運用できるため、M7iでの経験を生かしてEX4200でも直感的に操作ができました。この点は迅速な新製品の導入に繋がりました。

EX4200 の事前検証については、まず、実網に導入するものとまったく同じ機器およびJUNOSを二回貸し出してもらいました。実網と同様のテストを実施し、二回とも成功しました。また、日商エレクトロニクスのラボに同じものがあると思うと、万が一、障害が起きても直ぐに解決してもらえるという安心感がありました。

ジュニパーネットワークスのここに満足

吹き出しジュニパーの良いところはどこでしょうか?

一回導入した機器は最短で5年は使いたいです。以前他社製品で、拡張したいときに、その機種はもうありませんという回答をもらったことがあります。VC技術をコンセプトにしているEX4200だと、そのようなことがあり得ないので安心です。実際ジュニパーでは、メタルのイーサネット製品をいまだに抱えてくれています。

シャーシ型のスイッチにはハイエンドのイメージがありますが、EX4200ならミドルエンドの製品でありながらハイエンドスイッチのような使い方ができ、ミドルユーザー向けの製品がリリースされて良かったです。これはうれしい傾向です。

日商エレクトロニクスへの期待

吹き出し「avis」の事業は、今後どのように発展していくのでしょうか?

インターネットサービス事業は、今後も続けていきます。当然付加価値を向上しながらです。

そのためには、バックボーンを太くして、今後の拡張に備える必要があります。また、IPv6についても、まずはWANから対応していきたいと考えています。

吹き出し事業展開のために日商エレクトロニクスに期待することはなんでしょうか?

今後も頻繁な情報提供をお願いしたいと思います。ネットワーク関連の展示会は、年数回しかありませんが、我々は、情報を早く入手したいので、展示会と展示会の間を補完する形で定期的な情報交換をさせていただければと思います。

加えて、日商エレクトロニクスの技術対応はうれしいですし、品質の高いサービスを提供いただいていると感じています。今後も継続してもらうことを希望します。


日商エレクトロニクスへの期待

写真左から
日商エレクトロニクス株式会社 サービスプロバイダ事業本部
マーケティング統括部 プロダクトマネージャー 叶 きん
株式会社電算 ビジネス事業本部 インターネットサービス部
チーフ 内山 巧氏、部長 矢沢 悟氏、チーフ 菅沼 真氏
日商エレクトロニクス株式会社 サービスプロバイダ事業本部
第一営業統括部 担当営業 市川 廣一郎、宇佐美 廣

*取材日 2008年9月
*記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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