Innovation Leading Company

大日本塗料株式会社

Nutanix導入事例

企業名:大日本塗料株式会社

創業以来90年近く日本の塗料製造業をリードし続けている総合塗料メーカー。トップシェアの重防食・建材用塗料から家庭用塗料まで多彩な製品をラインアップしている。優れた耐久性と環境負荷の低減を実現する卓越した技術は、東京スカイツリーや東京駅のリニューアルにも使われている。売上高72,789百万円。従業員数2,183名。 ※いずれも連結(2017年3月末現在)

ハイパーバイザー0円
Nutanixの無償ハイパーバイザーでESXi同等の高信頼仮想化基盤を実現しXenAppを安定稼働

ユーザープロフィール

image

大日本塗料株式会社 http://www.dnt.co.jp/

・管理本部システム部 部長藤井 博之 氏
・管理本部システム部 猪口 高士 氏

もくじ

  1. デスクトップ仮想化で社内ITの課題を解決
  2. 採用の決め手となったポイント
  3. システム部門の働き方を抜本的に改革
  4. AHVへの期待
  5. PDFのダウンロード

1.デスクトップ仮想化で社内ITの課題を解決

大日本塗料は、昭和4年の創業以来、日本の塗料製造業をリードしてきた総合塗料メーカーである。優れた耐久性と環境負荷の低減を実現する同社の塗料は大規模建築から製造業、家庭までさまざまな領域で利用され、社会インフラの維持や産業の発展、快適な暮らしを支えている。

優れた技術で塗料の可能性を拓く大日本塗料だが、その業務を支える社内IT基盤には課題もあった。「全国の拠点に置かれたおよそ千台の物理PCが管理負荷とセキュリティリスクの増大を招いていたのです」と同社管理本部システム部の猪口高士氏は語る。

全国21拠点の事業所とグループ会社のPC管理はシステム部にとって大きな負担だった。

特に各拠点に送る標準PCのキッティング作業には複数のスタッフが毎日かかりきりになっていたという。

セキュリティ強化も課題だった。端末内にデータを保存する物理PCでは情報流出の危険が常につきまとう。ユーザー任せのセキュリティ管理からの脱却も求められていた。

これらを解決するため大日本塗料が検討したのが、デスクトップ仮想化である。しかし、ベンダー各社に相談した猪口氏はその返答に驚いた。

image

今後のビジネス戦略を支える基盤として、Nutanixに期待しています
大日本塗料株式会社 管理本部システム部 部長 藤井 博之 氏

「ハイパーバイザーにVMware ESXi、デスクトップ仮想化ソフトにXenDesktopという定番製品を使ったVDIシステムを各社に提案してもらったのですが、その見積金額がどこも私たちの想定を超えていたのです」

システム基盤はサーバー、SANスイッチ、共有ディスクによる3tier構成。2ラックを埋め尽くすほどのハードウエアが必要でそれが初期費用の高さに直結していた。さらに、複雑なシステム運用や運用コストの高さも問題だった。

「デスクトップ仮想化を諦めかけていたときに出会ったのがハイパーコンバージドシステムNutanixです。この出会いが大きな成果につながりました」

2.採用の決め手となったポイント

主要なハードウエアプラットフォーム、ソフトウエアが比較検討され、その中から最終的にNutanixとXenAppを組み合わせたシステムが選ばれた。その理由は次の4つだ。

(1)ライセンスコストの大幅削減

NutanixにはAHVという無償ハイパーバイザーが標準バンドルされている。これを使えばハイパーバイザーのライセンス費用、保守費用が100%削減できる。Nutanixが提供する管理ツールPrismはハード、ソフトから仮想化環境まで一元的に管理できるので、VMware vCenterやその他の管理ツールを別途用意する必要もなくそのライセンス費用も不要になる。

「今回、SBC方式を採用することでクライアントOSのライセンス費用も減らしました。これらをトータルして試算した結果、5年後のライセンス関連の費用は何と半分近くまで削減できることがわかったのです」(猪口氏)

(2)AHVとXenAppで高パフォーマンス&安定稼働

Nutanix製品はリリース当時よりKVMハイパーバイザーをサポートしており、そこで使える機能を集約してできたのが2015年にリリースされたKVMベースの独自ハイパーバイザーAHVだ。その機能は短期間で目覚ましい進化を遂げた。VMware ESXiと遜色がないレベルに達していることに加え、Citrix製品との親和性が高く、XenAppのパフォーマンス向上と安定稼働に最適であることが採用の決め手となった。

「正直新しいハイパーバイザーを採用することへの不安はありましたが、実際に構築された仮想化基盤はパフォーマンスも優れ、トラブルもなく安定稼働しています。コスト削減だけではなく、機能や信頼性でもAHVは優れていました。私たちの選択は間違っていなかったのです」

image

コスト削減だけではなく、機能や信頼性でもAcropolis Hypervisorは優れていました
大日本塗料株式会社 管理本部システム部 猪口 高士 氏

(3)Prismの活用でTCO削減

運用業務の効率化も大きなポイントだった。決め手となったのはNutanixの管理ツールであるPrismだ。ハードウエア管理、障害切分け・問題特定の自動化、バックアップ、ハイパーバイザーの無停止バージョンアップなど、vCenterでは不可能なエンタープライズ系の管理業務が数クリックで直感的に行える。この効率的な運用管理が長期にわたる大幅なTCO削減を可能にする。

「ハイパーコンバージドシステムであるNutanixを採用することで、TCO増大の原因となるSANスイッチと共有ディスクも省くことができました。設置スペースと消費電力は30%削減され、これもTCO削減に大きく貢献しています」

また、システム構築中にAHVのバージョンアップがあったが、Prismの簡単な操作で稼働中のハイパーバイザーが切り替わり、計画停止の必要もなかったことで他の仮想化ソリューションにはない手軽さを実感したという。

(4)インフラ世代交代もシンプルに

 4番目のポイントは仮想化基盤の更改の容易さである。Nutanixの場合、既存の環境にノードを追加し、Prismの操作で自動的にデスクトップ仮想化デスクトップのユーザーデータを移行できるので大掛かりな更改は不要。これにより設計・構築・移行費用を大幅に削減できる。

「もちろんAHVであれば、そのノードの追加の度にライセンス費用がかかることもありません」

image

3.システム部門の働き方を抜本的に改革

システム導入後はPCのキッティング作業は不要になり、システム部の管理負荷は大幅に低減した。

今後は仮想デスクトップ環境の管理専用ツールのLiquidware Labも導入し、仮想デスクトップの稼働状況をリアルタイムにモニタリングしながら、効率的なリソース運用を図っていく予定である。

今回の成功を受けて、大日本塗料の管理本部システム部長の藤井博之氏は「今後のビジネス戦略を支える基盤」としてNutanixへの期待を語る。

「次のステップでは仮想デスクトップの対象をグループ会社まで拡張するとともに、基幹業務、グループウエアを含む全社システムについてもNutanixの仮想化基盤への集約を検討しています。ESXiベースのサイロ化された社内システムを新たな基盤に統合することで全社IT基盤のライセンス費用、運用費用が飛躍的に削減できるでしょう」(藤井氏)

Nutanixの仮想化基盤はシステム部にも大きな変化をもたらしたと藤井氏は言う。

「無駄な残業が減り、私たち自身の働き方も変わってきています。今後は、企業のIT戦略にかかわるより付加価値の高い業務へのシフトを図っていきます」

4.AHVへの期待

藤井氏は、進化を続けるハイパーバイザーAHVにも注目している。

「ESXiと同等の機能やマイクロセグメンテーションなど、今後リリース予定の新機能を追加していくことで、セキュリティの強化や運用の効率化など、さらなるメリットが得られるものと期待しています」

今回のシステム構築はTISが担当。日商エレクトロニクスがNutanix、AHV、XenAppの設定、構築、導入までを全面的にバックアップし、スムーズな導入を支えた。藤井氏は最後にこの両社への期待を語った。

「コスト削減はコストセンターとしてのシステム部門の使命です。TISと日商エレクトロニクスは、新しいテクノロジーでインフラと運用をシンプル化することでこの使命の達成に貢献してくれました。両社には引き続き私たちのチャレンジを支えていただきたいと思います」

5.PDFのダウンロード

大日本塗料様 Nutanix導入事例 PDF版

image

本ページでご案内している事例の内容をPDF形式でダウンロードしていただけます。

大日本塗料様
Nutanix導入事例 PDF版

関連情報