2022/9/21

ワークスタイルにマッチしたNaaS

日本は多くの回線事業者が存在する中、クラウド接続は専用線接続が一般的です。
しかし、End to Endで専用線接続によるクラウド利用になっているでしょうか?インターネットVPNによるクラウド接続は第二の選択として普及しています。
NaaS、マルチクラウドネットワーキングの新たなテクノロジーと共に、インターネットVPNのクラウド接続に関してご紹介します。

こんな人にオススメ!

■CXO(CEO,CTO,CIO)
■情報システム部門役職者
■クラウド戦略担当者

1.従来のクラウド接続

従来のクラウド接続は、ユーザーはオフィスに在席し、専用線もしくは閉域網によってデータセンター経由でクラウドへアクセスし、その間ネットワークが専用線、閉域網で閉ざされた形で完結しています。
利用ユーザーからシステムまでのEnd to Endで専用/閉域接続となっています。
クラウド接続

そもそも専用線/閉域網にこだわる必要性は?

さて、そもそも専用線/閉域網にこだわる必要性はあるのでしょうか?
専用線を利用するメリットとしては広帯域、低遅延、セキュリティの担保の3つがあります。
しかし、クラウド利用が多岐にわたり日本でもSD-WANの普及と共にローカルブレイクアウトによるインターネットVPNでのクラウドアクセスが一般的です。
また海外拠点アクセスは従来からインターネットVPN接続がポピュラーで国内より厳しい個人情報の取り扱い等の規制においてネットワーク回線が専用線である条件もなく
地政学的にインタネットVPNを用いたネットワークが一般的となっております。
インターネットVPN

ワークスタイルの変化

一方でコロナ禍において日本でもワークスタイルの多様化が進み、
既にEnd to Endでの専用線接続は崩れ、インターネットVPN接続が部分導入されているのではないでしょうか?
図のようにリモートワーカの増加に伴い、社内ネットワーク接続への増強やそれに伴う専用線の増強を行うことは非効率と考えます。
であればリモートワーカによるクラウド・ブレイクアウトで直接クラウド接続した方が効率よくネットワークが提供されるのではないでしょうか。
ワークスタイル

2.ワークスタイルにマッチしたクラウド接続サービス

よって従来の専用線接続はそのままに、リモートワーカによるクラウド利用はAlkiraを利用したインターネットVPN接続を新たに設け、主にオンプレシステムとの連携は専用線、ユーザーアクセスはインターネットVPNのハイブリットなネットワークが、私たち日商エレクトロニクスからのご提案となります。
またインターネットVPNの併用に伴い専用線接続のバックアップ回線ともなり、可用性も担保されます。
テレワーク

クラウド接続サービスへのマイグレーション

さらに、インターネットVPN接続をメイン回線として利用することでハブ&スポーク構成となり、それぞれのリソースにワンホップで接続するシンプルなネットワークとなります。
リモートワーク

Alkiraマイグレーションのメリット

Alkiraへのマイグレーションのメリットとしては
ネットワークのNaaS利用とマルチクラウドネットワーキングの実装の2点となります。
マルチクラウドネットワーキング

3.AlkiraはNaaS

NaaS利用によりネットワークのクラウド化が図れます。
ネットワークのアセットをユーザーは一切持たず、ネットワークの拡張もユーザーオペレーションで可能となり、使った分だけ料金を支払う形で利用ができます
NaaS

Alkiraはマルチクラウドネットワーキング

またAlkiraはマルチクラウドネットワーキングです。
接続ポイントであるPoPがクラウド上に存在し、そのクラウドにある仮想ネットワークや異なるリージョンにある仮想ネットワーク、さらには異なるクラウドにある仮想ネットワークに対してコントロールが可能です。
仮想ネットワーク単位でクラウドのリージョン、プラットフォームに依存せずコントロールが可能となります。
マルチクラウドネットワーキング

Alkira/NaaS・マルチクラウドネットワーキング

Alkiraはグローバルでサービス展開するAWS等のハイパースケールクラウドインフラストラクチャーの上で接続ポイントであるPoPを提供しております。
そのPoPであるAlkira CXPに対してユーザー自身でGUIを使いオンプレとクラウドに対するネットワークを構築し運用します。
Alkiraによってリモートユーザーアクセス、オンプレのデータセンター、本社・拠点のネットワーク、
そしてAWS VPC、Azure VNet、GCP VPC、OCI VCNのクラウド接続やSaaSとインターネットの相互接続を提供します。
またインターフェースとしてはIPsecVPN、SD-WANからの接続を収容し、Direct ConnectやExpressRouteもサポートします。
またクラウド内部のVPC、VNet、VCNのネットワークやJapanリージョンとUSリージョン等の異なるリージョン間ネットワーク、
AWS、Azure、GCP、OCIの異なるクラウド間のネットワーク接続も可能なサービスになります。
NaaSであるAlkiraの詳細説明は以下リンクによりご確認ください。
Alkira/NaaS