エンジニアブログ 【DWDM】増え続けるトラフィック需要に最適!Infinera GXシリーズ製品紹介

クラウドサービス、DX利用拡大に伴いトラフィック需要は増加の一途を辿っています。
近年の光伝送技術では、トラフィック需要増に対応するべく広帯域、大容量、長距離伝送の技術革新が進む一方、
相互接続性を高めるために、仕様を統一し機能分離を図るディスアグリゲーション化を推進する動きが高まっています。
これらのトレンドに対してどのような伝送装置を選択すればよいでしょうか。本ブログで解説いたします。

1. 急増するトラフィックへの課題

デジタルトランスフォーメーションの普及により我々の生活は大きく一変しました。電子決済やリモートワーク、オンデマンドの動画視聴サービス、IoTによるデータの利活用といった通信サービスが世界中に普及しています。それを支える通信ネットワークは一種のライフラインともいえる存在になっているのではないでしょうか。ビッグデータやAI、IoTなどの普及によってますますトラフィックの需要拡大が見込まれています。
長距離伝送やトラフィック需要増加に対応するためにネットワークやデータセンター間の接続では光ファイバーに複数の光信号を波長多重するDWDM技術を利用した光伝送装置が必要となります。1本の光ファイバーの伝送容量を最大化するには1波長あたりの伝送容量を効率よく高める必要があり、優れたコヒーレント技術や高速信号処理技術をもつオプティカルエンジンが必要となります。これらの技術を有するメーカーの装置を選定することが重要な指標となります。

2. ディスアグリゲーション/オープンラインシステムへの対応

今までのDWDM伝送装置ではメーカー独自の仕様やプロトコルで実装された、オールインワンの装置が主流でしたが、
オールインワンであるがゆえに導入時のコストが非常に高くなり、過剰な機能に対してのコストが発生していました。
それに対して、TCP・IPネットワークで利用されているルーターやスイッチ装置では、利用するプロトコルやインターフェイス仕様を統一し、相互接続性を高めることによって利便性の向上やコストを抑えることに寄与しています。オプティカルネットワークにおいても同様に仕様を統一化することで機能レイヤごとに再分割を行うディスアグリゲーションという考え方が誕生しました。
ユーザーは必要な要件に応じて複数の選択肢から製品やサービスを選択できます。また、将来的にはベンダーロックインを回避することができ、よりオープンで柔軟な構成が可能となります。たとえばトランスポンダ技術に強いA社のプロダクトと豊富なラインシステムを持つB社のプロダクト、それを統合的に管理するマネージメントシステムを持つC社のソフトウェアといった組み合わせが考えられます。

3. 日商エレクトロニクスおすすめの光伝送装置

前述しました通り、これからのDWDMでは需要に即した対応がトレンドとなり、これに加えてファイバあたりのトラフィック収容効率をどれだけ効率よく実現していくのかがポイントとなります。

そこで、日商エレクトロニクスではInfinera社のGXシリーズをお勧めいたします。
Infinera社のGXシリーズはコンパクトなモジュラー型のプラットフォームとなっており
本製品1Uの最小サイズで、スモールスタートが可能であり、必要なモジュールを必要な時に追加できるディスアグリゲーション製品となります。
また、Infinera社最新のチップセットであるICE6は、1波長あたり最大800Gbpsをサポートしており、
先日発表されたICE7は1波長あたり1.2Tbpsと業界トップクラスの波長容量に対応しております。
数あるオプションの中からおすすめのモジュールをご紹介いたします。


ROADMモジュール(RD09SM)
最大9方路に対応したROADMモジュールを利用することにより、
波長多重された光信号から目的の波長だけを取り出すことや、逆に任意の波長だけを追加することができます。光信号を電気信号に変換することなく柔軟な経路制御を行うことで、フレキシブルなネットワークを実現できます。


フィルター モジュール(OMD64/OMD48E)
1本の光ファイバーに多数の波長を同時に伝送できるようにするためにDWDMフィルターを利用します。フィルターは送信側の各トランスポンダから送信されたそれぞれの異なる波長を合波します。反対に受信側では合波された波長を分離し、それぞれの波長を取り出すことを可能とします。ネットワークの要件や必要なネットワーク容量に応じて様々なグリッド幅に対応したフィルターを用意しております。


中継アンプ モジュール(PAOHER/LR/IR)
送信された光の波長は光ファイバーを介して伝搬されますが、伝送距離が長くなるにつれて光は減衰し弱くなるため、より長距離の伝送性能が必要とされる場合、中継局で信号増幅をする必要があります。中継局用のインラインアンプも1Uシャーシでサポートしています。区間ロスに応じたプリアンプを用意しており、様々なネットワークに対応可能です。


トランスポンダ モジュール(CHM2T/CHM6)
要件に応じたトランスポンダを用意しているため、様々なクライアントサービスを収容することが可能です。
1波長最大600Gbps、1カードあたり最大1.2Tbpsの伝送性能を有したCHM2Tはクライアントポートを12ポート具備しており
100Gクライアントだけでなく、400Gクライアントにも対応しています。
さらに大容量の伝送性能が必要な場合、最新技術ICE6を採用したトランスポンダとしてCHM6もご利用することができます。

4. 最新技術ICE6を採用したトランスポンダCHM6

Infinera社自社開発のフォトニクス集積回路(PIC)をベースとしたICE6の技術を詰め込んだCHM6を利用することで、広帯域な伝送性能を維持したまま、より長距離伝送を実現します。1波長当たりの容量を増やし、波長数を節約するため、トランスポンダの数を削減することができ、導入時のコスト増や運用時の複雑さを解消します。
1波長あたり最大800Gbpsの伝送が可能で、最大42波長まで波長増設が可能なため、

1本のファイバーで最大ファイバー容量33.6Tbpsを実現します。

G42/CHM6の特長は下記の通りです。

  • ―第5世代ICE6PIC搭載
  • 1波長最大800Gbps、カードあたり最大1.6Tbpsの伝送容量
  • 400GbE×4クライアントサポート
  • 制御ユニット冗長構成対応(Hot Swappable)
  • AC/DC両対応
  • L1暗号化対応(別途ライセンス必要)
  • 自動化プロトコル対応(別途ライセンス必要)

Infinera社はオプティカルエンジンを自社開発しており、市場をリードするリーディングカンパニーとなります。今後もより広帯域、超長距離の製品展開が期待できます。

5. まとめ

本記事のまとめになります。

  • 柔軟な構成、将来の最新技術にも備えるために光伝送装置にもディスアグリゲーション化を適用していく必要があります。
  • Infinera社GXシリーズはこれからの光伝送システムに必要な波長容量の広帯域化、ディスアグリゲーション化に対応しています。
  • 最新技術を活用したトランスポンダであるCHM6を利用することにより、最大1波長800Gbpsの広帯域、長距離伝送を実現します。

Infinera社GXシリーズにご興味のある方はお気軽に下記の問い合わせフォームからお問い合わせください。
細かい製品仕様のご説明や、ご要望によって実機を用いたハンズオントレーニングなどもご準備させていただきます。

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