日商エレクトロニクス

Innovation Leading Company

DXPJ Interview

強さの秘密 日商エレクトロニクス Vol.3

デジタルトランスフォーメーションでビジネスを変える 日商エレクトロニクス株式会社 ネットワーク&セキュリティ事業本部 ネットワーク事業部 専門課長 真木 吉人、日商エレクトロニクス株式会社 ネットワーク&セキュリティ事業本部 ソリューション技術部 第一課長 小沢 雅樹 デジタルトランスフォーメーションでビジネスを変える 日商エレクトロニクス株式会社 ネットワーク&セキュリティ事業本部 ネットワーク事業部 専門課長 真木 吉人、日商エレクトロニクス株式会社 ネットワーク&セキュリティ事業本部 ソリューション技術部 第一課長 小沢 雅樹

昨今、クラウドをはじめとする第3のプラットフォームが従来のITシステムを大きく変え出している。最新ITを駆使した企業システムを積極的に支援するとともに、日商エレクトロニクス自身のビジネスモデル変革を推進する先駆的チーム「デジタルトランスフォーメーション・プロジェクト」が立ち上がった。そのチームを推進力に、日商エレクトロニクスの新たなビジネスの柱が育ち始めている。

大きく変化するIT環境へ対応

ITの世界は次々と新しいテクノロジーや製品・サービスが投入され、常に大きな変化にさらされている。2015年10月、日商エレクトロニクスは5人ほどのメンバーで「SDIタスクフォース」を社内に設置した。「当時、ITの新たなキーワードとして浮上してきたSDIに、社としてどう対応していくかを議論するためのタスクフォースでした」と、タスクフォースのメンバーの一人だったネットワーク事業部の真木吉人は説明する。

SDIは、Software-Defined Infrastructureの略語で、コンピュートノード、ネットワーク、ストレージなどのハードウエアを、ソフトウエアで自由に制御・設定変更できるようにするシステムのことだ。

SDIタスクフォースが議論を重ねている頃、クラウド、モバイル、ビッグデータ、ソーシャルに代表される「第3のプラットフォーム(3rd Platform)」が大きな注目を集め、ITのパラダイムシフトが加速しようとしていた。そして今、ITは「所有から利用へ」とその活用形態が大きく変わり、「いつでもどこでも」使え、大量のデータ解析をベースに「今までにない知見をもたらす」、「顧客とつながるシステム」へと変貌している。

こうした大きな流れを受け、SDIタスクフォースが出した結論は、「“利用”を前提としたビジネスを早急に確立しなければ、お客様の新たなニーズに対応できない」(真木)というものだった。

日商エレクトロニクスはそれまでの議論をさらに発展させるためSDIタスクフォースを2016年4月に「デジタルトランスフォーメーション・プロジェクト(略称、DXPJ)」へ改組。現在に至っている。

DXPJは、SDIタスクフォースに比べて人数も大幅に増え、10人ほどになった。メンバー全員が2足のわらじを履いて活動していたSDIタスクフォースとは異なり、プロジェクトという名称でありながら専任者が7人もいる。

「DXPJのメンバーは、第3のプラットフォームを前提としたお客様のニーズを先読みして提案するという重要な責任を負っています」と、引き続きDXPJのメンバーにもなった真木は話す。


キーワードは「ビジネス共創」

デジタルトランスフォーメーションは、いわば第3のプラットフォームの“利用”を前提とした「ビジネスのデジタル化」である。その意味するところは、立場や業界により異なる。

「日商エレクトロニクスとしてのデジタルトランスフォーメーションは、デジタルによりカスタマーエクスペリエンス(CX:顧客体験)の品質を向上させることで、お客様のビジネスの収益力とブランド力を支える取り組みと定義しました」
DXPJのメンバーの一人であるソリューション技術部の小沢雅樹は、そう説明する。

先行してデジタル化を進めた企業としては、UberやAirBnBなど従来のビジネスをデジタルで変革した企業が挙げられる。しかし、この流れは遠からず一般的な企業にも波及していくことは間違いない。

デジタル化を目指す企業の力強い協力者。これがDXPJの目指す姿だ。

「このデジタルトランスフォーメーションの潮流を受け、企業が新しいビジネスモデルを創造する、そのお客様のビジネス変革を支援するための取り組みがDXPJなのです」と小沢は話す。

「「キーワードは『ビジネス共創』です」と真木は力を込める。「日商エレクトロニクスが持つ知見とサービスによって、お客様のデジタルトランスフォーメーションを成功させ共に発展していく。DXPJはそうした未来像を描いています」


新たな価値を提供する新サービスの開発

では具体的に、CXをどう向上させるのか。お客様のデジタルトランスフォーメーションを推進するためにはどうすればよいのか。そのためには、お客様の先のお客様を満足させることが大事で、それがお客様の新しいビジネスを成功させることに気づいた。

その解として、DXPJはアプリケーション開発と運用の連携(DevOps)によりCXの品質面を改善する「SRE(Site Reliability Engineering)」に着目した。

SREとは、米グーグルが提唱・実践するITインフラ運用の新たな方法論である。多くを人手に頼っていた運用を革新的なソフトウエア・エンジニアリングで支援し、システムの安定稼働や可用性、セキュリティといった「守り」と、デジタルビジネスの絶え間ない機能拡張や改善といった「攻め」を両立させるものだ。

このSREを実現するためのさまざまなツールと活用方法を企業に提案するのが、DXPJの最初のテーマである。第1弾として2016年12月にクラウドサービス「New Relic」の提供を開始した。「New Relic」は、サイトの監視や分析を行うプラットフォームであり、DXPJが手がけるクラウドサービスになる。

さらに、同じ2016年12月にはクラウド会計サービスで知られるfreeeと資本提携を結んだ。freeeはいち早くSREに取り組んだ日本企業のひとつとして知られており、日商エレクトロニクスは今後、同社が有するSREの先駆的な知見を、顧客への価値提供や自社のビジネスに生かしていくことを目指している。

DXPJが担うもうひとつの大きな役割が、日商エレクトロニクス自身の変革だ。「クラウドを活用した新しいビジネスモデルにより、新たなお客様とのお付き合いも始まりました。クラウド時代でもお客様に貢献できる企業として、今後一層頑張りたい」と真木は気を引き締める。

【AWS・New Relic・freee】合同セミナーでの講演
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そして小沢は、今後のDXPJの目標を次のように語る。

「ビッグデータ活用やIoT、AI(人工知能)、機械学習/ディープラーニング、統計解析などの分野のラインナップを整備し、プロフェッショナルサービスと併せて提供することで企業のデジタルトランスフォーメーションを支援していきます」

クラウドサービスとハードウエア販売を両輪とすることで、日商エレクトロニクス自身のビジネスもさらに進化していく。

デジタルトランスフォーメーションプロジェクトについて

デジタルトランスフォーメーションをベースとしたお客様の事業創造・拡大を実現するためのSoE(※)技術ナレッジを醸成。そしてSREおよびData Insight分野におけるクラウドプロフェッショナルサービスでお客様とのビジネス共創を目指します。
「Digital Transformationの旅」Facebookで、デジタルトランスフォーメーションに関する最新情報の発信も行っています。

(※)SoE: System of Engagement(人との関係を構築するためのシステム)

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