日商エレクトロニクス

Innovation Leading Company

NETFrontier Center Interview

強さの秘密 日商エレクトロニクス Vol.2

最先端設備で培った“技術力”で最適なネットワークを構築 日商エレクトロニクス株式会社 ネットワーク&セキュリティ事業本部ネットワーク技術部 JNIエンジニアリング課 主任 森永 用成 最先端設備で培った“技術力”で最適なネットワークを構築 日商エレクトロニクス株式会社 ネットワーク&セキュリティ事業本部ネットワーク技術部 JNIエンジニアリング課 主任 森永 用成

日商エレクトロニクスの「NETFrontier Center」に勤務する森永用成は、ネットワーク関連のエンジニアだ。最先端のネットワーク機器がエントリー向けからハイエンドなキャリア向けまでフルラインナップで取りそろえられたこのセンターで、向上心を持ってユーザーと向き合っている。

160台のラックに搭載された最新鋭機器を駆使してユーザーをサポート

約160台のラックにぎっしり搭載された最新鋭のネットワーク機器。ここは日商エレクトロニクスが2009年に東京・豊洲に開設した「NETFrontier Center」内の「POC(Proof of Concept:概念実証)ラボエリア」のマシンルームである。

NETFrontier Centerは、ユーザーのICT活用をサポートする、お客様に開放された技術センターである。加えて、日商エレクトロニクスが展開する事業の付加価値拡大や新しいサービスの開発、エンジニアの生産性向上といった目標を併せ持つ。POCラボエリアは、そうした活動の中心となる施設だ。

約160台のラックが並ぶマシンルーム

日商エレクトロニクス JNIエンジニアリング課の森永用成は、この施設の特長をこう説明する。

「私が担当しているジュニパーネットワークスのネットワーク機器に関して言うと、ルーターからスイッチ、セキュリティの3つのカテゴリーにまたがる製品が、エントリーからキャリア向けのハイエンドまで、すべてのラインナップで取りそろえられています。ここまで充実した機器を誇る施設は、世界でも珍しく有数なもので、メーカーのエンジニアと共に、NETFrontier Centerで検証を行うこともあります」

もちろん充実しているのはジュニパーネットワークス製品だけではない。マルチベンダー環境の検証に対応すべく、Brocade、HPE、Citrixなど主要メーカーの最新機器もそろっている。

「最先端のテクノロジーに誰よりも早く触れられるのは、エンジニア冥利に尽きます」と森永は目を輝かせる。

POC(Proof of Concept)ラボエリア

200人ものエンジニアがミッションクリティカルなネットワークを構築

NETFrontier Centerは、200人を超えるエンジニアが集結する、日商エレクトロニクスの技術拠点だ。

特定のユーザーを専任サポートする「TAM(テクニカル・アカウント・マネージャー)」、プロダクトに特化した技術支援を行う「プリセールス」、ユーザーの要件に合わせたネットワークシステムの設計・構築にあたる「デリバリー」、メンテナンスおよびトラブル発生時の対応にあたる「保守」の4つに分かれたエンジニアが緊密に連携する。

森永は、プリセールスチームの一員だ。「営業やTAMのメンバーと一緒にお客様を訪問し、ネットワークシステムに対する課題や要望を直接ヒアリングし、ジュニパーネットワークス製品のテクノロジーを活用した解決策を提案します」と森永は業務内容を説明する。

例えばパフォーマンスに関する課題であれば、ユーザーのICT環境に合わせた最適な製品とパラメーター設定を提案。さらに新規ネットワークシステムの商談では、要件定義などの上流工程も担当し、設計にブレークダウンしていく。また、ユーザーの既存のネットワークシステムにトラブルが発生した際には、徹底した原因追及にあたり保守のメンバーをサポートする役目も担っている。

必然的に森永らに要求される技術レベルは、限りなく高度なものとなる。

「お客様のミッションクリティカルな業務を支えるネットワークに対して、机上で検討しただけの解決策は通用しません。POCラボエリアでお客様と同じ環境を構築し、一つひとつのプロトコルの内部動作にいたるまで実機で裏付けを得た上で、提案します」と森永。そこまでやってこそユーザーの厳しい要求に応えられると、森永はエンジニアとしてのプライドをみせる。

また、そうした検証作業も手当たり次第に行えるわけではない。確認すべき項目を漏らさずリストアップし、最適なテスト環境を準備し、綿密なスケジュールを組んで実施しなければならない。

「しっかりした仮説を立てられる技術力がないと、的確な検証は実施できない」と森永は話す。


入社早々思い知らされた技術の壁

もっとも、そんな森永自身も入社当初は厚い技術の壁にぶつかったという。

森永は、ちょうどNETFrontier Centerのオープン直後の2009年10月、日商エレクトロニクスに入社した。初めてPOCラボエリアのマシンルームに足を踏み入れた時、「ネットワーク機器の充実ぶりに目を見張りました」と当時を振り返る。前職でもジュニパーネットワークスのファイアウォール製品を扱っており、ネットワークエンジニアとしてのスキルにそれなりの自信はあった。ところが実際に入社してみると、これまでの経験や知識がまったく通用しなかった。

「私は前職で担当していたセキュリティ以外に、日商エレクトロニクスはルーティングやスイッチングなどよりコアに近い制御も含めた、皆が普通に交わしている“言葉”さえも理解できませんでした。あまりのカルチャーショックの大きさに愕然とするばかりでした」

この壁を乗り越えるためには、ひたすら学ぶしかない。意味のわからない“言葉”を見聞きしたなら、すぐにメモをとって調べるという地道な努力を繰り返した。

「自宅に環境を用意し、パラメーターを変更したり気になったコマンドを実際に実行したり、ルーターやスイッチの動作を一つ一つ確認しながら学んでいきました」

それでも周りのエンジニアのスキルレベルに追いつくまでには、3年近い歳月を要したと明かす。

2013年にジュニパーネットワークスの認定資格プログラムの一つである「JNCIP-SEC」を取得したことで、「ようやく皆と同じ土俵に立てたような気がします」と森永は語る。

JNCIP-SECは、ジュニパーネットワークス製品のセキュリティ技術や、ジュニパーネットワークス製品のOSであるJunos®ソフトウエアに関する知識とスキルを認定するもの。Junosセキュリティのカテゴリーにおいて最上位となる「JNCIE-SEC」に次ぐ難関資格である。森永は受験に向け、通勤の電車の中や自宅などで必死に勉強をして試験に臨んだという。

ジュニパーネットワークス社の「Japan Partner of the Year」を7年連続受賞

最難関資格取得の勉強をスタート

ジュニパーネットワークス製品に関するスキルの向上とともに、森永の担当するプロジェクトも徐々に難易度を増していった。

IPv4アドレス枯渇対策、キャンパスネットワーク構築、サービス業におけるNATファイルのセキュリティ強化、ある製造業のグループ統合に対応したITインフラ構築などのプロジェクトを経験した。

印象に残っているのは、ある企業のクリティカルネットワークに関する案件だ。機器の動作仕様を検証したところ、どうしてもセキュリティ的に担保できないものがあった。

「メーカーのエンジニアにも協力を仰ぎながら、原因究明に2カ月もかかりっきりになりました」と森永は語る。あきらめずに粘り強く、きちんと検証する。これは、NETFrontier CenterのDNAともいえる。

2016年7月からは、通信事業者におけるバックボーンの100GB化案件を担当している。

「もともと10GBイーサネットで構成されていたネットワークインフラを100GBイーサネットに拡張するもので、ジュニパーネットワークス製品の中でも最もハイエンドクラスであり業界屈指の通信容量を誇るユニバーサルエッジルーター『MX2020』や『MX2010』を導入する計画です。パフォーマンスの向上もさることながら、お客様のミッションクリティカルな業務の性質上わずかのパケットの損失も許されないだけに、徹底的な技術検証を進めています」

一方で森永は、いよいよジュニパーネットワークスの認定資格プログラムの最上位資格である「JNCIE-SEC」の受験準備もスタートさせたいという。

森永はジュニパーネットワークスがパートナー向けに提供しているチャンピオン・プログラムの最上位「Ingenious Champion(インジーニアス・チャンピオン)」を既に取得している。「Ingenious ChampionパートナーのJNCIE-SEC取得者はジュニパーネットワークスのファミリーメンバーとして認められ、メーカーSEと同等の技術情報を入手できるようになります。また、世界各地で開催される『Tech Summit』への参加資格も得られるなど、ネットワークエンジニアとしての活動の幅は限りなく広がっていきます。今後はネットワークのオートメーション化やサーバー仮想化など、ネットワーク+αの部分も技術習得していきたい」と森永は、自らの将来を見据えている。

エンジニアにとっては、日常を通じて得られる“刺激”と“気付き”が成長のための最大の糧となる。NETFrontier Centerという最先端の環境が、森永のような向上心あふれるエンジニアを育てているのは間違いない。

日商エレクトロニクスのソリューション力・技術力・サポート力を結集した活動拠点、それがNETFrontier Centerです。 センター内には、さまざまな用途でご利用いただけるビジターエリアをはじめ、最新鋭の検証環境を備えたPOCラボエリアなどを設置。 企画・提案から設計・構築、運用・保守までをトータルでサポートします。

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