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パネルディスカッション:<br>Nutanixアライアンス・パートナーによるオトナな話もまじえて〜

2017年8月11日

パネルディスカッション:
Nutanixアライアンス・パートナーによるオトナな話もまじえて〜

2017年7月14日に開催された「Nissho x Nutanix Summit Tokyo 2017」。
Nutanix社Sudheesh様、ニュータニックス・ジャパン社の岩本様からアツく濃厚なNutanixに関する最新情報を語ってもらったあとは、趣向を変えましてNutanixをとりまくアライアンス・パートナー各社様をお招きしたパネルディスカッションが催されました。

1.各社ご紹介

パネルディスカッションでは、各パートナーの責任者の方々にご参加いただき冒頭に各社のご紹介をいただきました。

各社ご紹介

以下に各社様のご紹介をさせていただきます。

● アクティフィオジャパン(株) 勝俣様
Actifio社はコピーデータマネージメント、つまりデータの仮想化テクノロジーを提供しています。

● シトリックス・システムズ・ジャパン 脇本様
Citrix社は仮想デスクトップ/仮想アプリケーションだけでなく、それらをセキュアに利用できる環境を提供しています。

● DELLEMC 浮田様
DELLEMC社はNutanixOEMを世界で初めて展開したパートナーであり、豊富なラインナップと実績を誇っています。

● レノボ エンタープライズソリューションズ(株) 橘様
Lenovo社もDELLEMC社に続いて2016年からNutanixOEMを提供し、そのラインナップと実績を伸ばしています。

そして、イベントでも登壇いただきましたNutanix, Inc. President Sudheesh様を加えた5名の方々と弊社榎本がモデリストとして司会進行を務めさせていただきました。

2.テーマ(1)Nutanixの適用事例は?

最初のテーマは、採用がどんどん進んでいるNutanixですが、どのような傾向があるか?を取り上げてみました。

まずはLenovo橘様よりLenovo社の日本での1stユーザについてご紹介をいただきましたが、そのお客様は広島にある製造業様でNutanixの導入実績が多いVDI基盤として採用されたようです。ただし、今では製造業からサービスプロバイダー、金融業まで様々なお客様に、VDI用途でもサーバ仮想化用途でも実績ができていることをお話しいただきました。

またDell浮田様からはLenovo社同様に様々なお客様に導入されていることに加えて、最近では大手企業様内のよりミッションクリティカルなシステムやAppをNutanix上で...と切り替えていく動きがある旨をご紹介いただいています。

一方、Nutanix Sudheesh様からは米国での事例も踏まえて、これまでの経緯をご紹介いただきました。販売開始当初はNutanix採用の70%がVDI基盤用途でしたが、いまでは30%程度まで減少、その分、サーバ仮想化基盤での採用がどんどん増えているとのことです。特に興味深いのは15%くらいがBigData関連(Hadoopなど)で使われている、ということです。小耳に挟んだ話ですが、米国ではNutanixのスケールアウト性を活かしてSplunkのSIEM機能をNutanix上で展開するといった構成がうけているようです。

<オトナな話:アメリカの電話会社とOracleライセンス>

日本でも同じでしたが、ひと昔前のアメリカでも、自分の電話番号は通信会社に紐付いていて、自由に通信会社を切り替えられないものでした。まさに「ロックイン」、大事なお客様は手放したくない、どの業種業界でも考えられることですが、最近ではOracleライセンスに注目がされています。

ロックイン

Oracle製品は素晴らしいもので一度使ったらなかなか離れられないものですが、いくつかの顧客は自由に切り替えをしたい、と考えています。そこをがんじがらめにして「ロックイン」する手法も戦略としてあります。一方、Nutanixは「ロックイン」するのではなくお客様の選択肢を増やすべく、マルチハイパーバイザー対応などオープンなプラットフォームを提供しています。

※日商エレ注:その一つがNutanixに搭載されているABSと呼ばれる機能です。その機能の提供がサーバ仮想化基盤での採用が増えている理由の一つかもしれません。
ABS等、Nutanixテクノロジーについてはこちら >

3.テーマ(2)エコシステムが実現するNutanixの世界

いまや出荷されるNutanixの4分の1において選択される「AHV」ですが、Citrix脇本様から率直な質問がありました。

「どうしてハイパーバイザーを独自に開発/提供するのか?」自らも独自のハイパーバイザー(XenServer、現在ではNutanixでもサポートしています)を提供しているCitrix社ならではの質問です。

話ははずみ、海外ではvTAXと揶揄されることもあるハイパーバイザーのコスト面について話が盛り上がる中、Sudheesh様から以下のような話が...

AHV

「まず一番はじめに言いたいのは、Nutanix社はVmware社を非常に尊敬している、ということ。それは強力なコミュニティに支えられ、多くのエコシステムを持ち、多くの顧客に愛されているハイパーバイザーを提供している企業であるからだ。しかし、モビリティ(移行性)が重要視される中、2001年に作られた(その当時は最新、でも)今では古い思想のハイパーバイザーを再設計する必要があり、そのような顧客のために我々はAHVを開発し提供している。メーカー間で戦ってばかりではなく、我々(VMware社を含むメーカーやNutanix)は協力し、その価値を1+1=3にして顧客へ提供するべきだ。」

きちんとVMware社の素晴らしさとその価値を明言したうえで、顧客が求める価値を自ら提供することの必要性も説明する、これぞオトナな話!となりました。

4.テーマ(3)マルチクラウド対応Cloud OS

続いては今回の.NEXT Conference 2017で一番のキーワードとなる「One OS、One Click」、これまでNutanix社が掲げてきたオンプレからパブリックまでアプリケーションやシステムを自由自在に移動できる、というコンセプトの話に加えて、Calmでの自動化やAppStoreと非常に興味深いところに話が移りました。

そのハイブリッドクラウド化に対してアライアンス・パートナー各社はどのように考えているのでしょうか?

One OS、One Click

Actifio勝俣様から、Actifioのテクノロジー自体はクラウドサービスやハイパーバイザーに依存することがないため、オンプレ/パブリッククラウドを意識せずに利用できること、そしてすでにAWSのMarketplace上でApp購入ができることから、CalmのAppStore上でも購入/利用できるようにもなるだろう、とお話をいただきました。

これはActifio社だけでなく、お客様が望む「ハイブリットクラウド」を支えるためのテクノロジーを各社が開発/提供することがこれからも加速すると考えられます。

Sudheesh様はオンプレへの「自由な移行」をサポートしていないという現状のパブリッククラウドの問題を挙げ、今後パブリッククラウドがよりオープンになっていくことを話されました。そして、それらを見越してハイブリッドクラウド化を促進する/支える機能を提供するためにNutanix社は多くの時間をかけていることもアピールされていました。

その根底にはオンプレ/パブリッククラウドといった場所やモノにとらわれず、シンプルで信頼性のあるインフラを利用できることが重要、つまり「Invisible Infrastructure」と呼ばれるNutanix社のコンセプトがあります。 この「Invisible Infrastructure」によってインフラ周りの運用/管理から開放され、顧客は自分たちのビジネスをより拡大していく業務に注力できるのです。

5.パネルディスカッションまとめ

今回はNutanix社Presidentにも参加してもらうという貴重なパネルディスカッションとなりましたが、ご参加いただいたアライアンス・パートナー各社様も自分たちの強みを活かしつつNutanixと組み合わせてソリューション化する流れはこれからも活発に行われると思います。

ちなみに当社は今回ご紹介した全てのアライアンス・パートナー様のソリューションを取り扱い/ご提案させていただいております。

NUtanix_Ecosystem

また、Nutanixは「エコシステム」と称して様々なテクノロジーを持つ企業とアライアンスを結んでおりますが、当社はそういった新たなアライアンス企業/製品についても積極的に検証、取り扱いを進めていき、それらの情報は「Nutanix WEB」にどんどん公開していきますので、今後ともお立ち寄りくださいませ!

関連情報

過去のイベントレポート(Nutanixイベント開催レポート)

イベントレポート

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イベントレポートはこちら >

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