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Nutanix .NEXT クイックレポート

2015年10月 1日

Nutanix .NEXT クイックレポート

※ 本ブログは2015年6月12日に執筆した記事を再掲載したものです。

マイアミ。青い海、輝く太陽・・豪華なヨット、高級別荘、ここはアメリカ最大いや世界最大の楽園。今週はNutanixの初のユーザカンファレンス「.NEXT 2015 @MIAMI」にお客様と参加しています。ということでマイアミの太陽よりも熱い男、Nutanix担当マーケターがレポートさせていただきます。

会場は「Fontainebleau Miami Beach」という映画ボディーガードの撮影にも使われた老舗の高級ホテルで、到着時には映画の世界のようなドレスに身を包んだ美しい女性が山ほどいましたが、本日は見る目のあるNutanixのお客様とパートナー963名が参加しています。当社からはお客さま含めて8名で参加です。

アメリカのライス元国務長官が登壇するKeynoteと50以上のセッションと、Hands-onラボが用意されています。

Nutanix .NEXT Keynote

今回は1日目のKeynoteからの情報をご提供したいと思います。

Invisible見えないところで動いていることは美しい。

カンファレンスのテーマは「Invisible」。有線LANがWi-Fiになり、ケーブルがなくてもインターネットに接続できたり、掃除機がルンバによって気づかないうちに掃除をしたりしているように、ITインフラも「見えなくなる」くらいにシンプルにし、勝手に動いているようなインフラ(Invisible Infrastructure)を作っていくというNutanixの新しいコンセプトです。

KeynoteではInvisible Infrastructure実現するには、ストレージ、仮想化、クラウドのInvisible化が必要であると話しがありました。そしてそれを実現するための、非常に多くの重要なアップデートが紹介されます。

The Best IT Infrastructure is Infrastructure You Can't See

Nutanix Xtreme Computing Platform (XCP)

これまでNutanixは自社の製品をNutanix Virtual Computing PlatformとNutanix OS(NOS)と名づけてNOSで様々なストレージ、仮想化、クラウド機能を提供してきました。今回のリリースでは「NOS」を「Prism」と「Acropolis」という名称に変更しました。
「Prism」は主にクラウドと仮想化の一部をInvisible化し、「Acropolis」はストレージと仮想化のInvisible化の機能を提供します。

Nutanix Xtreme Computing Platform (XCP)1

Acropolisは「App Mobility Fabric」と「Distributed Storage Fabric」の2つの機能から構成されます。「App Mobility Fabric」は仮想マシン、アプリケーションの可用性とモビリティ、自動化、仮想マシン移行の機能で、「Distributed Storage Fabric」はNutanixのコア機能である分散ファイルシステムなどのストレージに関わる機能です。

Nutanix Xtreme Computing Platform (XCP)2

Nutanix Acropolis:ストレージ関連アップデート

ストレージではソフトウェアとハードウェアの発表があり、従来よりも柔軟で、効率のよいストレージシステムに変化しています。

Platform Update

従来のNutanixプロダクトラインナップではストレージだけの拡張が必要な場合でもCPU、Memoryの拡張をしなくてはならない多少の柔軟性にかける課題がありました。これを解決するために、ストレージのみ拡張可能な「NX6035C」ストレージノードがリリースされます。

また、VDIなどで非常に要望の多かったファイルサーバ機能「Nutanix Scale out Fileserver」も発表。Nutanix上で稼働するスケールアウト型のファイルサーバ仮想アプライアンスとなっており、「NX6035C」と使うことで大規模ファイルサーバを実現できる予定です。これは2015年後半リリース予定。

Platform Update

EC-X Nutanix Erasure Encoding

従来のNntanixではデータ冗長化のため、ディスク上に2つ、もしく3つのデータコピーをもつ仕様のため、実際のディスク容量の半分以下しか実行容量としては使えない仕様となっていました。(いわゆるRAID1と同じ状況です)Erasure Encodingではディスクのチャックレット化しパリティ機能を持つことで、分散ファイルシステム上でRAID5と同じ構成を組むことが可能となりました。結果構成によっては、ディスク容量を75%も多く使えるようになります。たとえばNX8160 x 6node構成の場合、使用量が60TBから96TBまで拡張されます。

EC-X Nutanix Erasure Encoding

あらゆるマシンを仮想化するための新機能

パフォーマンスや構成上の問題で、これまでNutanix上で仮想化が難しかったOracleやExchangeの仮想化を支援する機能が発表されました。これにより死角のない仮想化環境が実現できます。

Oracleの高速なIOを実現する「Flash pinning」、10,000アカウント以上のExchange環境をサポートする「iSCSIサポート」。「Flash pinning」は特定の仮想マシンを必ずSSD上に配置することで、常に高速なIOPSを実現することができます。「iSCSIサポート」ではExchange仮想マシンにNutanix上のボリュームをiSCSI接続することができ、Microsoftが推奨する構成を取ることができます。

仮想化関連アップデート(Acropolis・Prism)

仮想化ではソフトウェアライセンスの課題、運用の複雑さ、仮想化ベンダーのロックイン課題を解決する新機能を紹介。仮想化はAcropolisとPrismで実現します。

Acropolis Hypervisor

VMwareなどの仮想化ライセンス問題を解決すべく、オープンソースKVMをベースとしたAcropolis Hypervisorをリリース。エンタープライズレベルで対応できる安定性と、セキュリティ、スケーラビリティを持つHypervisor提供するようです。VMwareHAに変わる機能もTechPreviewで搭載済みです。

AcropolisではVMwareマシンをAcropoliseHyperVisorへ移行するコールドマイグレーション機能なども実現されています。もちろんHyper-V、VMwareも引き続き対応していきますのでご安心下さい。

仮想化インフラ管理の統合

Prismではインフラ管理を簡素化するHTML5ベースのGUIを中心に提供。Prismは以前からの機能ですが大幅に強化され、監視だけでなく操作を含む運用を実現しました。これにより管理者は従来のストレージや仮想化などの高い技術力を持つことなく、簡単に仮想マシン、インフラの管理運用ができます。仮想マシンの操作やマイグレーションはもちろん、ソフトウェアアップグレードを簡素化する「1クリックインフラストラクチャマネージメント」、ストレージなどの使用状況を監視し将来的な推移を予測する「Operation insight」、簡単にインフラの障害切り分けを実現する「1クリックトラブルシューティング」など多くの機能が提供されます。

仮想化インフラ管理の統合

クラウドのアップデート(Prism)

NutanixXCPではクラウドとの接続も最もシームレスに実現します。

仮想マシンのハイブリッドクラウド化

PrismではNutanixだけでなく、AmazonAWS,MicrosoftAzureのクラウドサービスも統合することができ、仮想マシンがシームレスにクラウドとオンプレミス間を移行できる機能を搭載します。これにより管理者はクラウド、オンプレミを意識せずに運用することが可能になります。

仮想マシンのハイブリッドクラウド化

アプリケーションコンテナへの対応

Docker、CoreOSといったアプリケーションコンテナに対応します。これらもPrismを通して、"作成"を始めとする運用管理ができます。さらにクラウドとのアプリケーション移動も実現します。おそらく、ベースとしてはCoreOSが搭載されると思われます。

アプリケーションコンテナへの対応

Nutanixは仮想マシン用のインフラから、アプリケーションコンテナ、クラウドゲートウェイとしてサービスを提供する次世代のエンタープライズ コンピューティング向けのInvisible インフラストラクチャとして大きく変革を進めようとしています。これら機能は2015年Q4までに対応してく予定です。