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「Nutanix .NEXT ON TOUR IN TOKYO」2016クイックレポート

2016年9月14日

「Nutanix .NEXT ON TOUR IN TOKYO」2016クイックレポート

2016年9月9日、東京・恵比寿ガーデンプレイス内、ウェスティンホテル東京において、ニュータニックス・ジャパン合同会社が主催する「Nutanix .NEXT ON TOUR IN TOKYO ~エンタープライズクラウドへの「.NEXT」ステップを踏み出す~」と題したイベントが開催されました。本イベントは、今年6月に米国ラスベガスで開催された「Nutanix .NEXT 2016」の日本版という位置付けです。第2回目となる今回は、定員300名のところ申込者数850名を超え、開場と同時に受付には長蛇の列ができるなど、注目の高さがうかがえました。本ブログでは、大盛況を博した本カンファレンスの内容をいち早くお届けします。

Nutanix 製品開発責任者登壇の特別講演、Prism日本語版を発表

「Nutanix .NEXT ON TOUR IN TOKYO」開催の挨拶として最初に登壇したのは、ニュータニックス・ジャパン合同会社マネージング・ディレクターの安藤 秀樹氏。Nutanixこそが、プライベートクラウドとパブリッククラウド両方の"良いとこ取り"ができる製品で、真のクラウド基盤「Enterprise Cloud Platform」であるというNutanixの目指す姿を紹介しました。

Nutanix 安藤 秀樹氏
Nutanix スニル・ポッティ氏

続いて、本カンファレンスの"目玉"の1つであるNutanix社の チーフプロダクト&ディベロップメントオフィサー(製品開発責任者)スニル・ポッティ(Sunil Potti)氏による特別講演が行われました。スニル・ポッティ氏の講演の主な内容は、今年6月にラスベガスで開催された「Nutanix .NEXT 2016」での講演内容を日本に向けて直接 生の声で届けるものでした。詳細は下記のレポートを参照ください。

Nutanix .NEXT 2016 クイックレポート >

ただ今回の日本講演では最後に、Nutanixの管理ツールPrism(プリズム)の日本語化を発表しました。待望されていた日本語対応だっただけに、ニュータニックス・ジャパン合同会社シニアシステムズエンジニア、清水亮夫氏によるデモが行われると、会場からは大きな拍手が沸き起こりました

Nutanixの管理ツールPrism(プリズム)の日本語化
本邦初公開「Prism」の日本語版画面のお披露目

Nutanix最先端 事例講演で

本カンファレンスでは、事例講演に大きな時間を割いたのも特徴的でした。Nutanixの先進的なテクノロジーを積極的に取り入れた企業から、導入前の課題・検討から導入、導入後の評価そして活用に関するポイント等が紹介されました。なんと登壇した3社は、すべて日商エレクトロニクスがNutanixの導入に携わっています。詳細は、事例ページでも一部公開中です。ここでは、講演ポイントを紹介します。

事例講演1
Nutanixを用いた運用作業向け仮想デスクトップ環境の革新的な更改
~Nutanixの構築・保守者目線での利点を徹底解明!~

株式会社NTTデータ ITマネジメント室システム管理担当 課長
奥野 幸一 氏

NTTデータグループ向け基幹系社内情報システムにおけるシステム保守運用作業のための仮想デスクトップ環境とアカウント管理/操作ログ管理サーバ等の運用サーバ環境を、従来のラックマウント型のIA サーバから Nutanix に一新。Nutanix の導入に至る経緯、選定のための評価、導入後の効果などを紹介。

事例講演2
初めてNutanixを採用してから2年
~次なる大規模導入プロジェクトで、Nutanixを採用した理由と結果~

ヤフー株式会社 情報システム本部
小西 亨 氏

2014 年に初めてNutanixを採用してから 2 年が経過。今回、24 時間 365 日休みなく多岐に渡るサービスを展開しているYahoo!JAPANを支える社員スタッフの業務環境「一般業務向けVDI基盤」においても、Nutanix(70node超)を採用。最初の導入時の検討課題、検討、評価、導入効果、そして新たな「一般業務向けVDI基盤」検討時、再びNutanixを採用に至ったポイント、導入後の現在の評価などを紹介。

事例講演3
オリックス生命IT戦略におけるWebスケールITとハイパーコンバージドインフラストラクチャーの位置付け

オリックス生命保険株式会社 IT本部管掌 常務執行役員 兼 IT本部長
菅沼 重幸 氏

生命保険会社という性質上、基幹システムには30年以上という長期的な管理が求められるため、メインフレームの利用が定番。しかし、ハイパーコンバージドインフラの登場で、スケールメリットが得られやすく、運用最適化、DR最適化が実現可能に。そこで、ソフトウェアデファインドデータセンタ化を見越して、まずはSIEM環境、マイナンバー管理環境からNutanixを導入している現状と将来構想を紹介。

Nutanix を支えるエコシステム

午後からは、「技術者向け」、「経営層向け」、「販売代理店企業向け」対象ごとに分かれたブレイクアウトセッションが行われました。また講演会場の外には、Nutanixとアライアンスを締結しているメーカー系のブースが並ぶ「ソリューションEXPO」が併設されていました。

日商エレクトロニクスでもNutanix PLUSソリューションとしてご紹介していますが、バックアップソフトウエアを提供するCommvault社、またネットワークスイッチを提供するBrocade社などのブースも大変盛況を博し、Nutanixのエコシステムに関心を持つ多くのお客様で会場はにぎわっていました。

「Nutanix PLUS」について詳しくはこちら >

Nutanix を支えるエコシステム

"Nutanixは、ビジネスの成功にコミットする"

最後に1日を締めくくる形として、クロージング・キーノートにはNutanix Inc,最高マーケティング責任者ハワード・ティン(Howard Ting)氏が登壇。「ハイパーコンバージドインフラストラクチャを提供する企業」から、Nutanixの最新のビジョンである「エンタープライズクラウドプラットフォームを提供する企業」への変革について語りました。

「絶えず機能が追加されたり、性能が向上したり、改善し続けるクラウドの便利さ」を経験した我々は、もはや後戻りできない時代になっていると述べました。さらに、「スマートフォンを使い出すと今さら旧来型の携帯電話には戻れないのと同じようなことが、ITの世界でも起きている。この先の十数年も時代は進み続け、イノベーションの速度はますます加速していく」と、近い将来のイメージを雄弁に語ります。

Nuatnix ハワード・ティン氏

またNutanixは、「デスクトップ仮想化専門企業」と言われることがあるものの、「今やデスクトップ仮想化の用途での導入は約3割に過ぎません。ほかにも、救急車の運用管理、航空会社のフライト管理、世界最大の自動車会社(ディーラー)の在庫管理、政府機関でのアナリティクス...など、Nutanixはその領域を広めている」と、その活用の幅が広がっていることを主張しました。

また、「何よりも大事なことは、ビジネスそのものを伸ばすこと」であり、「ハイパーコンバージドインフラのテクノロジーや、Nutanixの重複排除などの細かい機能が優れているということも非常に重要です。しかし、企業のインフラというのはそもそも意識しなくても使えるような存在(invisible)となるべきで、Nutanixを導入することで煩わしいインフラの管理から解放され、お客様が本業のビジネスに注力できること」こそNutanixの目指すべきあり方であると語りました。

だからこそ、「Nutanixは単に導入してもらっただけでは喜ばない、導入した企業がビジネスで成功することに喜びを見出す。つまり、『私たちはお客様の成功にコミットする』」と強調。そして「今は大きなITの変革の時、それを支えるのがNutanixだ」と宣言して降壇しました。

こうして2016年「.NEXT ON TOUR IN TOKYO」は幕を下ろしました。本カンファレンスでは、Nutanix社のいわばテクノロジーのトップと、マーケティングのトップが自ら日本に赴き、直接日本のお客様たちにメッセージを伝えていました。こうしたことからも、Nutanix社の日本に対する並々ならぬ期待を感じました。

「.NEXT ON TOUR IN TOKYO」は今年で第2回目となる開催でしたが、第1回の昨年と比較し、急成長したNutanixの勢いを肌で感じました。昨年開催されたカンファレンスでは、Nutanixのコンセプトを紹介する時間が多く、その斬新な基本概念の説明に力を費やしていました。しかし今やNutanixやハイパーコンバージドインフラというコンセプトは日本に浸透しつつあります。今年はNutanixの基本的なコンセプトのみならず、パブリッククラウドとの連携や、エコシステムなど他製品との組み合わせについても触れていました。

さらに、ブレイクアウトセッションでは、ハイパーコンバージド各社の比較とともに、Nutanixの優位性について語られており、市場全体の盛り上がりを感じずにはいられないものとなりました。

参加された方、残念ながら参加できなかった方にとって、本レポートで、いかにNutanixが日本のインフラ市場に普及してきているか、また注目すべき企業なのか、という点をお伝えできれば幸いです。

また、本カンファレンスを機にNutanixやNutanixの導入事例、ハイパーコンバージドインフラについて、興味や関心、疑問や質問などがあればぜひ、日商エレクトロニクスまでお気軽にお問い合わせください。

「.NEXT ON TOUR IN TOKYO」で事例として講演されたお客様には、日商エレクトロニクスのNutanixのページでもお話しをいただいています。より詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。

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