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Nutanix .NEXT 2016 クイックレポート in LasVegas

2016年6月22日

Nutanix .NEXT 2016 クイックレポート in LasVegas

昨年の第1回目に続き、2年連続で.NEXTカンファレンスが開催されました。昨年は500~600名の参加者でしたが、今年の参加者数は2,535人となっています。スポンサーは40以上、セッション数も40以上と大幅に規模が拡大し、市場でのNutanixの勢いを感じます。その勢いを裏付けるように、昨日6月20日にIPOにファイリングしたことを発表しました。本日は.NEXTの速報としてKeynoteの内容を中心にお届けします。

Dheeraj Pandy, Founder & CEO登壇

1日目のKeynoteにはFounder & CEOのDheeraj Pandy氏が登壇しました。そこで話された内容をご紹介します。

Nutanixが既存環境を壊しているとパートナーが言い、Nutanixにリーダーになる素質はあるのかとアナリストが言いますが、Nutanixでは次の3つを実践することで継続的な成長ができると思っています。

・Insurgent mission(市場に波を起こす)
・Owner Mindset(オーナー思考で)
・Obsession with the Front Line(フロントラインに立ってビジネスをする)

例えばユーザー満足度を図る代表的な指標NPS(Net Promoter Score)では非常に高いスコア92をマークしています。このことはNutanixがフロントラインに立ってビジネスをしていることが裏付けています。

Nutanix Dheeraj Pandy氏

Bimodal ITのMode1(従来型のIT)とMode2(AgilityとSpeedを求めるIT)のバランスを上手く取ることで成長の危機を乗り越えていきます。そのためには今提供しているOne Click UpgradeからOne Click Moverに変えていくことが必要となります。言い換えるとデータ、セキュリティ、ネットワーキングなどが1クリックで移動できないと、ベアメタルセットアップと仮想化セットアップのハイブリッド環境の流れについていけなくなるでしょう。

音楽、写真、電話の機能を統合した製品としてiPhoneがリリースされたあと、クラウド連携をしていくことでよりユーザーの利便性が向上しました。同様にコンピューティングの世界も、デバイスの集まりから、ハイパーコンバージド、さらにクラウドなどの外部連携、統合管理もできるEnterprise Cloud Platformへとシフトしていくと考えています。

新しい機能を作っていくことと、将来に向けた野心と細心の注意を払ってやっていくこと、これらのバランスを取っていく必要があります。このチャレンジをしていくのがNutanixです。単なるハイパーコンバージドインフラではありません。アプリケーションも考慮し、パートナと一緒に本当の成功を目指してビジネスをしていきたいと思います。

Sunil Potti, Chief Product & Development Officer登壇

続いてChief Product & Development OfficerのSunil Potti氏が登壇しました。Sunil Potti氏の話もご紹介します。

AWSのカンファレンスでDCを5分で作るというメッセージがありましたが、Enterpriseで同じことができないかと考え、「複雑であることは有能なことだが、シンプルであることは天才だ」という思いで、Nutanix製品を開発してきました。

Nutanixは"The Journey to Enterprise Cloud"をコンセプトに、エンタープライズ向けの製品を提供していきます。そのためには持続的なイノベーションが重要で、EnterpriseCloudに向けて新しい機能を続々と提供してきたいと思います。

Nutanix Sunil Potti氏

Cloudを実現するためには継続的にイノベーションを提供していくことが必要です。実際にNutanixはハードウエアに依存しない継続的なソフトウエアのアップデートを提供しています。

最新のAOS4.6ではハードウェアを変更することなくソフトウエアのアップデートだけでIOパフォーマンスの4倍の高速化を実現しました。またAcropolis Fileserver、CrossHypervisrBackup & DRなど様々なイノベーションを提供しました。わずか100日間で43%の顧客がAOR4.6にアップグレードしています。イノベーションだけではく、持続的に利用できる製品をリリースできているという裏付けとして、Nutanixの差別化要因と言えるでしょう。

AOS4.7とAsterixの発表

今回の新たなイノベーションを起こすOSとしてAOS4.7とAsterixが発表されました。新機能を中心にお届けしたいと思います。

G5全モデルでのSSDノード対応とNVMe対応

NutanixのG4モデルまでSSDとHDDのハイブリッドが中心でしたが、G5モデルで他社HCIと同じようにSSDノードを構成することが可能となりました。さらに多重度の高いIO処理が可能なNVMに対応することで多重IOが発生する環境でのNutanixの採用が可能となります。

G5全モデルでのSSDノード対応とNVMe対応

AcropolisBlockService

まだまだ仮想化できないOracleなどの物理サーバの環境もNutanxiに取り込むことによって、AllApps環境を実現していきます。そのための機能としてAcropolisBlockServiceが提供されます。
AcropolisBlockServiceは、Nutanixの分散ストレージをiSCSIデバイスとして物理サーバに提供することができる、AmazonのEBSのような機能です。200,000IOPSを利用することができます。

AcropolisBlockService

物理マシンでもNutanixのスモールスタート、スケールアウトの機能を実現することができます。仮想環境から物理環境で仮想するアプリケーションのすべてをNutanixでカバーすることができます。

Citrix on AHV with AFS

Citrix XenDesktopをNutanix Acropolis Hypervisor(AHV)で稼働させることができます。MCSをサポートし、今までもより、高度な環境を提供します。
Nutanixだけで、VDIに必要なHypervisorやファイルサーバ(Acropolis File Services)までひとつのハードウエアで提供できるため、シンプルで簡単にVDI基盤を提供することができます。

Citrix XenDesktopとAcropolis Hypervisorの特設ページはこちら>
インタビュー動画はこちら

Citrix on AHV with AFS

Acropolis Container Service

昨年の.NEXTで発表されていたDockerのサポートが開始されます。もちろんPrismからのアプリケーションの展開が可能となっています。

Acropolis Container Service

1-Click Self Service

Invisible Deliveryの実現のために、Nutanixのリソースを部署ごとに切り出す機能を提供します。提供したリソースは簡単に使えるようにPrismをマルチユーザ化し、仮想マシンの作成から、管理、テンプレートの作成がサポートされます。

1-Click Self Service

Multi Hypervisor Management

NutanixがサポートしているESX、Hyper-V、AHVをPrismで統合管理が可能になります。今まではAHVでは仮想マシンの作成などが可能でしたが、ESXではvCenterが必要でした。今回のサポートでこれまでvCenterで実施していた仮想マシンの作成やマイグレーション、コンソール表示などがPrismから実現可能となり、vCenterでのオペレーションが削減できます。

Multi Hypervisor Management

最後にGeneral Sessionで登壇したDheeraj Pandy氏とSunil Potti氏の2名に、セッション終了後に時間をいただいて記念撮影をしました。Nutanixの勢いを強く感じる1日でした。

Nutanix .NEXT 2016 集合写真