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【セミナー開催レポート】 パブリッククラウドとオンプレミス環境が融合するハイブリッドクラウド ~Microsoft Azure × Nutanixが実現するクラウド活用の最前線~

2016年6月17日

【セミナー開催レポート】 パブリッククラウドとオンプレミス環境が融合するハイブリッドクラウド ~Microsoft Azure × Nutanixが実現するクラウド活用の最前線~

iにしおー

2016年5月、東京、大阪、名古屋、金沢の四都市で、「クラウド化に悩んでいる方に贈る!!!Microsoft AzureとNutanixで、本当にできるクラウド活用法」と題したセミナーを開催しました。
今回のセミナーでは、Microsoftエバンジェリスト高添様に、「Azure」を活用しつつ、さらにそのAzure運営で培った「Azure Pack」によって、企業のITをスピーディーに構築する重要性を解説いただきました。続いて、Nutanix阿部様からはハイパーコンバージドへの変遷と、Nutanixの最新動向、Azureとの連携機能をご紹介いただきました。そして最後に当社近藤より、AzureとNutanixを実際に組み合わせて実現するハイブリッドクラウドを デモを交えてご紹介しました。
大きな注目を集めた本セミナーの模様を、"にしおー"ことわたくし西尾友理が参加レポートをお届けします!

Azure活用+Azure技術を社内に!本物のハイブリッドクラウドとは?

セッション1に登壇したのは、日本マイクロソフト株式会社、エバンジェリストの高添修氏です。髙添氏によると、Azureは今、世界24リージョンで稼動し、今後32リージョンに拡大予定(2016年5月現在)とのこと。あるデータセンターには100万台の物理サーバーが収納されていますが、それでも足りない状況だそうです。

予想を大きく上回るマイクロソフト社の勢いとスピード感に、会場一同圧倒されました。マイクロソフトがいかにクラウドに力を入れているのかを実感した瞬間でした。

日本マイクロソフト 高添修氏

このようにパブリッククラウドの勢いはますます盛んになっている一方で、高添氏は企業のインフラを、パブリッククラウドか、あるいはオンプレミスか、どちらかにすべてを寄せるのではなく、「ハイブリッドクラウド」を考えるべきだと言います。それはどのようなものでしょうか。高添氏は次のように解説します。

――「今、必要なのは、"オンプレミス側も進化させたハイブリッドクラウド"です。企業にとってクラウド化することがゴールなのではありません。最新のITのメリットをビジネスに活かすことがゴールですから、まだまだ無くならない社内ITにも、パブリッククラウドと同じようにスピード感とユーザビリティが重要になってきます。

スピード感とは、利用者が必要なタイミングで必要なだけ簡単に仮想マシンや、仮想ネットワークなどのITリソースをすぐに使用可能な状態になるということです。これはHyper-Vやインフラが実現してくれます。

ユーザビリティはクラウド化を成功させる点で特に重要です。たとえ便利な仕組みでもユーザーが利用しづらく、直感的でないものは使ってくれません。そこでマイクロソフトではとにかく使いやすいユーザーインターフェースに徹底的にこだわり「Azure Pack」をリリースしました。もう仮想マシンを作るのに何週間もかけるべきではありません。もっとアプリケーションやビジネスに、時間をかけるべきです。(高添氏)」

運用は仮想化基盤+α

ここで高添氏は、「Azure Pack」で構築されたプライベートクラウドを利用して、仮想マシンを実際に作成するデモを披露。ほんの数クリックで簡単に仮想マシンを作成できることを紹介しました。Windows Azure Pack(マイクロソフトがWindows Serverユーザーに無償提供しているAzureの定評あるテクノロジーを基にしたクラウドコントローラー)を活用することで、プライベートクラウドでも、パブリッククラウドのような使いやすさを実現することができ、運用も容易になります。高添氏は本セッションを次のようにまとめています。

「これからはビジネスの変化とスピードに追随できるインストラクチャが必要と考えます。もうこれまでのようにハードウェアを検証、構築するのに数か月もかけている時代ではないのです。そのための新しいハードウェアとしてNutanixのようなWebスケールアーキテクチャをとったインフラに注目しています。(高添氏)」

お客様のデータセンターにAzureの能力を

WebスケールITを実現するNutanix、Azureとのさらなる連携強化へ

セッション2では、ニュータニックス・ジャパン合同会社のSenior Systems Engineer 阿部 祐亮氏から、ハイパーコンバージドインフラであるNutanixについて解説がありました。

――「従来までは、サーバ、ストレージ、ネットワークで構成される3Tier型システムが一般的でしたが、その構成や導入までのプロセスなど複雑化が課題として挙げられるようになりました。この解決策となるのがWebスケールITという考え方です。これをエンタープライズに持ち込んだのがハイパーコンバージドインフラであるNutanixです。Nutanixは、Azureとも容易に連携できますが、今後この連携はさらに強化することでしょう。(阿部氏)」

ニュータニックス・ジャパン 阿部祐亮氏

※ここではWebscale ITやハイパーコンバージドインフラにという用語に関する詳細説明は割愛していますが、詳しく知りたい方はぜひ、こちらをご覧ください。
Nutanixとは >

Windows Azure Pack on Nutanix

阿部氏はさらに、NutanixとAzureの関係について次のように語ります。ハイブリッドクラウド化に向けて、両社のさらなる連携強化が示唆されていることから、今後もますます期待できそうです。

――「かつてNutanixはVDIユーザーが7〜8割を占めていました。それが現在では、VDIユーザーは3割程度となり、サーバ仮想化をはじめとするプライベートクラウドでの採用が多くなっていています。ハイパーコンバージドインフラはビジネス領域で幅広く使われるようになりました。そして今や、マイクロソフト社製品が関わらない領域がほとんどないといえるほど。Nutanixネイティブのバックアップだけでなく、Nutanix Cloud ConnectによりAzure上へのバックアップなど、ますますAzureとの連携は進むことでしょう。(阿部氏)

ハイブリッドクラウド w/ Microsoft Azure

プライベートクラウド基盤としてのNutanixとAzureが作る新時代のハイブリットクラウド

セッション3では、日商エレクトロニクス株式会社 ITプラットフォーム事業本部 ITプラットフォーム営業部 営業推進課課長の近藤 智基が、これまでセッションを受けて、AzureとNutanixで実現するハイブリッドクラウドについて解説。デモを交えながらご紹介しました。

Nutanix上でAzure Packを展開することが可能になり、IaaS環境の構築も簡単に行うことができます。オンプレでも、パブリッククラウドの使いやすさとスピード感を実現できるようになりました。

さらにバックアップもNutanixとAzureと連携することでこれまでの課題を解決すると述べています。

日商エレクトロニクス 近藤智基

――「従来のバックアップには、こんな課題がありました。まず、一から設計・構築が必要で複雑なこと。RTO、RPOもサービスで変わってくること。複数製品を組み合わせたりして大変なこと。バックアップには時間がかかり、全てバックアップ取りきれないケースも生じること。...このような複雑なバックアップ環境ですが、NutanixとCloud Connect for Azure(Azure上にNutanixのバックアップを取る機能)により改善できるようになりました。しかも、新たにバックアップソフトを購入して、設計や構築をしなくても、Nutanixのみで簡単にできてしまうのです。(近藤)」

Time Stream / Cloud Connect for Azure

ここで近藤によるデモンストレーションが行われました。Nutanixの管理ツール:Prismを活用することで、Azure上にオンプレミスのNutanixのバックアップが簡単に取れる様子を紹介。Prismによるわかりやすい操作とインターフェースはとても好評でした。
Prismについて詳しくはこちら >

最後にAzureとNutanixについて、近藤は次のようにまとめました。

――「NutanixとAzureなどマイクロソフト社製品との親和性はとても高いと言えます。例えば、Hyper-V環境が30分で作れるというスピード感や、Azure Packと連携することでIaaS環境の構築も簡単にできる点などが挙げられます。日商エレクトロニクスでは、こうした事例や実績も豊富に持っていますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。(近藤)」

Nutanixは仮想環境に最適

取材後記

今回のセミナーでは、パブリッククラウドの"Azure"、ハイパーコンバージドインフラ"Nutanix"の連携とその可能性が、詳細な説明とデモンストレーションでわかりやすく解説されました。4都市開催すべて盛況で、NutanixとAzureへの注目の高さがとても印象的で、私もNutanixの魅力をこれからもどんどん発信していかなければならない!と、強く感じました。

その一環として、今回のセミナー資料(抜粋版)の提供も実施いたします!詳細等はぜひ、下記よりお問い合わせください。

また、Nutanixに関するセミナーは随時開催しています。詳しくはぜひ「教育・イベント」ページをチェックしてみてください。
Nutanix 教育・イベントはこちら >

以上、Nutanix担当"にしおー"こと西尾がお届けしました。