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【寄稿】アプリケーションの可用性を徹底調査!技術検証レポート

2017年10月26日

【寄稿】アプリケーションの可用性を徹底調査!技術検証レポート

このたび、弊社とサイオステクノロジー株式会社のエンジニア部隊の精鋭にて、共同で技術検証を行いました。本ブログでは検証の結果をサイオステクノロジー株式会社豊田様よりご紹介いただきます。
現在Nutanixご検討中の技術者の皆様にお役にたつ内容となっておりますので、是非ご覧ください。

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1.縁の下の力持ち"LifeKeeper"とは

こんにちは。サイオステクノロジー株式会社の豊田と申します。今回はNutanix上で「アプリケーションの可用性」を高めるためのソリューションと技術検証の結果を紹介させていただきます。

サイオステクノロジーは、LifeKeeperというHAクラスターソフトウエアの開発と販売をしております。ハードウエアやソフトウエアの障害が発生した際にその異常を検知し、待機系のサーバーで自動的にサービスを再開させるための仕組みを提供します。決して時代の先端を行くソフトウエアというわけではありませんが、長年に渡り「縁の下の力持ち」的存在としてミッションクリティカルコンピューティングの領域を支えてきました。またLifeKeeperはLinux上で稼働するHAクラスターソフトの先駆け的存在であり、現在も国内で第2位のシェアを誇っています。

縁の下の力持ち

コンピューティング環境が物理から仮想へシフトする過程で、この種のHAクラスターソフトの役割は終わったものと思われている方もいらっしゃるかもしれません。多くの仮想環境基盤は、高可用性を実現する何らかの機能を持っているからです。

では、本当にHAクラスターソフトの役割が終わったのでしょうか?いえいえ決してそんなことはありません!

ここで質問です。ユーザーが求めているのは
・高い可用性を持つ仮想マシンですか?
・高い可用性を持つサービスですか?

もし答えが後者であれば、仮想化基盤の持つ機能だけでは実現できません。
何故なら、仮想化基盤のその種の機能だけでは、ミドルウエアやアプリケーションの障害に対処することができないからです。

Nutanix社のハイパーバイザーであるAHVも例外ではありません。Nutanixのノードに障害が発生した際には、「ライブマイグレーション」機能で他の健全なノード上に仮想マシンが起動されますが、ミドルウエアやアプリケーションに障害が発生してもこの機能は発動されません。

2.検証結果

今回、日商エレクトロニクス株式会社様のご協力のもと、サイオステクノロジーの「Lifkeeper / DatakeeperTM Single Server Protection for Linux (以降"SSP")」をAHV上で利用することの有効性を検証してみましたので、以降はその結果をご紹介します。

SSPはその名がほのめかす通り、シングルサーバー上でのシステムの可用性を高めることを目的とし、LifeKeeperを親として生まれたソフトウエアです。

Lifkeeper / DatakeeperTM Single Server Protection for Linux

主な機能としては、
・特定のアプリケーションの正常性を定期的に確認します。
・アプリケーションの異常が検知されたら、アプリケーションの再起動を行います。
・アプリケーションの再起動に失敗した場合には、OSを自動的に再起動します。
これらの機能が、スクリプト開発のような面倒なことを行わずとも、GUI上での簡単な設定のみで実現できます。
監視と自動復旧が可能なアプリケーション(ミドルウエア)は以下の通りです。

  • Oracle
  • Apache Web Server
  • DB2
  • MySQL
  • PostgreSQL
  • Sybase ASE
  • Postfix
  • Samba
  • NFS Server
  • Network Attached Storage
  • WebSphere MQ

(ここに書かれていないものも、スクリプト開発を行えば対応は可能です。)

今回のテスト環境としては、3台構成のNutanix環境を用意しました。HypervisorはAHV、OSはCentOSです。

3台構成のNutanix環境

左のマシンで稼働する仮想マシン上でPostgreSQLを動かし、右のマシンで稼働する仮想マシン上ではデータベースのクライアントを動かした状態で、PostgreSQLに複数種類の疑似障害を発生させた際に、想定通りの自動検知と自動復旧が可能か否かを検証しました。また、AHVのライブマイグレーション機能が発動し、別マシン上で再起動が行われた際にも、SSPが弊害を与えたり、その後の動作に悪影響を与えたりしないことも確認しました。

結果としては、全てが想定通りの動きとなり、Nutanix上でも安心してDBMSを運用できる基盤作りが可能であるという結論を出しました。詳しいテスト環境や検証内容に関しては、こちらからダウンロードできる検証レポートを是非ご参照ください。

Nutanixが活用される分野は、当初のVDIから、最近では企業の基幹システムやデータベースにも急速に拡大している模様です。
この背景を踏まえた上で、是非もう一度考えてみてください。
・データベースが止まったら、業務にどのようなインパクトが発生しますか?
・物理環境では、データベースはクラスター環境を構成していませんでしたか?
・仮想環境では、もうその種の対策は必要ないのですか?
・今の対策だけで、ミッションクリティカルなシステムに課された要件を満たすことができますか?

今後はSSPだけではなく、LifeKeeperのNutanix上における動作検証と、その価値の追求へとつなげていく予定ですので、是非又この場でご紹介させて頂きたいと思います。

3.検証レポート資料ダウンロード

もっと詳しく知りたい!という方に向けて、今回の検証内容詳細をまとめた資料をご用意しました。下記よりぜひお問い合わせください。
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