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2020年3月25日

HPE on Nutanix特集4:HPE Composable Fabric って?基本コンセプトのご紹介

近年、仮想化はサーバやストレージだけではなくネットワークの世界にも広がっています。 本稿ではHPE社が昨年買収したPlexxi社のソリューションである「HPE Composable Fabric」に焦点を当てて、 どのようなメリットやユースケースがあるのかを解説いたします。

ネットワークの進化と課題

ここ数年のネットワークは従来からの複数階層からなるネットワークから、リーフ&スパイン構造へと進化してきました。 階層を減らすことによりコスト削減および俊敏性(設定の投入の手間等)は向上し、 運用管理の手間は従前より削減されましたが、さらなる利便性の向上を実現すべくネットワークの世界でも 「ソフトウェア化」が進行しています。 サーバーの世界で仮想化が普及した時と同じことがネットワークの世界でも進行しつつあり、 パラメータ投入の高速化や複雑性の排除など、利便性が向上する反面、 新たな課題としてネットワークのトラフィックもこれまでの上下だけから、 仮想化されたサーバー同士(左右相互)に通信を行う、全方位な通信が求めらており、 従来の方法とは違う新しい考え方が必要になってきました。

Composable Fabric とは?基本コンセプト

そこで、そのような課題を解決するために生まれたきたのが、「 Composable Fabric 」という考え方です。マネージャー(仮想アプライアンス)を中心としてAPIでVMwareやNutanix等のサーバーレイヤーの製品とAPIで通信を行いつつ、スイッチに対してもAPIで通信を行います。中核となるComposable Fabric スイッチはサーバーやストレージ製品をそれぞれ最大 100Gでファブリックに接続し End to Endでのノード間の通信量の可視化や最適化を行うことが可能です。APIを経由した様々なソフトウエアとの エコシステムが確立しているためNWを意識しない操作や 運用が可能になります。

Composable Fabricが提供する主なメリット

Composable Fabricは大きく「経路の可視化」「経路の最適化」「幅広い帯域の提供」「ネットワークの一元管理」 「VMセントリックなネットワーク管理」の機能を提供します。

「経路の可視化」「経路の最適化」

経路の可視化はわかりやすいGUIによりネットワークの直観的な管理を実現します。 また、 Composable Fabricは物理結線はメッシュかつフラットな構成をとりつつネットワーク内部では トラフィックの特性に合わせてアンダーレイネットワークを制御します。 ノード間のやり取りを自動判別しストレージとユーザーの各トラフィックが同じリンクを共有しないように 自動でトラフィックを分離・最適化します。

ネットワークの一元管理・VMセントリックなネットワーク管理

最近となっては定番の機能になりつつありますが、 Fabricグループに属する複数のスイッチをGUIでシンプルに管理可能です。 スイッチング制御やVLANの自動設定など、数クリックでの簡易な操作を可能にします。

Composable Fabric によるネットワーク最適化とNutanix連携

Composable Fabricは大きく下記3つの特徴を持ちます。そしてこの機能をNutanixと組み合わせることにより、AHVの自動検出や Prismでのスイッチ自動設定、CVMとワークロードのトラフィック分離を実現します。
自動認識 :
・HCIノードを自動検出・認識
・ファブリックに接続されたノードが "誰" なのかを自動的に検出

自動設定と帯域の最適化 :
・必要なネットワーク環境を自動割り当て
・物理ネットワークの分割、仮想ネットワークの帯域割当などを自動的に実施
・同じ設定を他のノードにも適用可能。設定作業の工数を短縮
・「Nutanix Prism」 と連携して自動設定

一元化 :
・物理/仮想ネットワークを一元的に可視化
・単一のコンソールから、物理/仮想ネットワークを統合的に管理
・接続されたノードを自動的に検出/認識

まとめ

いかがでしたでしょうか?サーバ仮想化の世界で起きたことはそのままネットワークの世界でも起きつつあります。 ぜひネットワーク機器の検討の際には、物理機器をそのまま更改するのではなく、 仮想化することも視野にいれていただければ幸いでございます。
第5回の記事も参考になれば幸いです。