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【セミナー開催レポート】注目のAWSとNutanixから見た、仮想化基盤の未来!

2016年6月17日

【セミナー開催レポート】注目のAWSとNutanixから見た、仮想化基盤の未来!

にしおー

2016年3月16日(水)、東京・麹町にて「AWSとNutanix Acropolisを活用した仮想化基盤の未来像」と題したセミナーが開催されました。春の気配が少しずつ色濃くなる中、AWSとNutanixに興味を持つ方々に参加いただきまして、その数はなんと総勢約50名にも上りました!

今や世界の最先端を走るアマゾンウェブサービス(以下「AWS」)と、ガートナー社の「Magic Quadrant for Integrated Systems」2015年版で「リーダー・クアドラント」に位置付けられたNutanix。この両者に統合データ管理ソフトのCommvaultを加えた3つの製品/サービスを交えて仮想化基盤の未来像と題しましたセミナーの模様を、にしおーことわたくし西尾友理より参加レポートをお届けします!

来るべきクラウド時代に備える...セミナーの概要とテーマ

本セミナーのプログラムは、下記の3つのセッションで構成されました。

セッション1:Amazon Web Services概要ご説明と事例ご紹介
セッション2:Nutanixが目指すInvisible
セッション3:Nutanix + Commvault + AWS ~3-4年先を見据えたITインフラを設計する~

まずセッション1では、世界中で多くの企業が利用しているクラウドサービスAWSの実情と事例を通じてクラウド化の実態をご紹介。次にセッション2では、ハイパーコンバージドインフラ市場をけん引するリーダー的存在であり、AWSとの連携にもネイティブに対応しているNutanixについてデモも行いつつ詳細にご説明。セッション3ではNutanixを含むオンプレミス環境の統合的なデータ保護/災害対策とクラウド連携機能を提供しているCommvaultを交えて仮想化基盤の未来像について学ぶという流れです。

では、セッション1から順にレポートしていきましょう。

世界をリードするAmazon Web Services

セッション1に登壇したのは、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 パートナー・アライアンス本部 ストラテジックアライアンスマネージャーの佐藤 秀忠氏です。今や190カ国以上、100万人以上のユーザーを持つ「Amazon Web Services(AWS)」に関するセッションでしたが、こちらについては講演いただいた佐藤様よりWEBでのセッション内容公開は控えてほしいとご連絡がありましたので、詳細については割愛させていただきます(ゴメンナサイ。。。)

アマゾンウェブサービスジャパン 佐藤秀忠氏

ただ、講演後に参加いただいた皆様に実施したアンケートでは、AWSが提供するサービスへの高い関心度がうかがえる回答も多く、AWSと合わせて利用するならネイティブに連携できるNutanixがイイね!という感想も多くいただきました。このことから、参加いただいた皆様もクラウド連携を念頭に置いたオンプレミス基盤選択を考えているのだな、と思いました。

Nutanix Acropolis Base OS 4.6日本最速デモンストレーション

続くセッションで登壇したのは、日商エレクトロニクス株式会社マーケティング本部 第二マーケティング部 グループリーダーの近藤 智基です。

AWS佐藤様のセッションを受け、
・企業はすべてのインフラをクラウド化することは技術的に可能になったものの、それには時間が必要であるということ
・セキュリティ上、一部のシステムをオンプレミスに置かざるを得ない場合もある現状があること
上記のことから、オンプレミスとクラウドの共存を考える上で"橋渡し"となるインフラが必要であり、その役割を担うのに適しているのがNutanixである!というのが、このセッションのテーマです。

その理由を近藤は次のように説明しました。

日商エレクトロニクス 近藤智基

――「利用者にとって、クラウドのシステムを使っているのか、オンプレミスのシステムを使っているのかということは、重要なことではありません。業務を行う上で意識させないようなインフラが適しているといえます。

このような環境を実現できるインフラがNutanixであり、オンプレミスでもクラウドでも意識しないで使えることをNutanixはInvisibleと呼んでいます。様々な環境を意識せずに使えて、クラウド・オンプレミス両方の利点を企業に提供できるという点からもNutanixは注目を集めています。」

Web-scaleは企業の仮想化基盤の主流になります

では、Nutanixはどのようにして「Invisible」を実現しているのでしょうか? 近藤はその方法として、NutanixのOS「Acropolis」と管理ツール「Prism」、Nutanixが搭載しているハイパーバイザー「Acropolis Hypervisor」の3つにあると解説しています。

Acropolisから順にその内容をご紹介します。

The Nutanix Xtreme Conputing Platform

――「Acropolisは、NutanixのOSです。NutanixはこのOSをアップデートすることで、新たな機能をどんどん追加できるという特長があります。それは例えると、スマートフォンのOSのようなものといえるでしょう。

実際、最近リリースされた新Acropolis(4.6)では数十種のアップデートがあり、旧Acropolis(4.5)に比べてIOパフォーマンスがおよそ4倍高速化される性能向上や、キャパシティ予測機能といった最新機能の搭載などを実現しています。このように、Nutanixというハードウェア自体はそのままでも、OSのバージョンアップをすることで性能向上や最新機能を利用することが可能です。

また、現在はAWSなどのクラウドストレージに向けてNutanixで稼働する仮想マシンのバックアップデータを送り、有事の際はそちらからNutanixへリストアできる機能のみ搭載していますが、今後はNutanix上の仮想マシンをAWS上で稼働するマシンへと変換/移行させることもできるようになるなど、ますますクラウドとの連携が進むとNutanixは公表しています。
そして、このような機能はハードウェアを改めて購入しなくても、OSのアップデートにより、手軽に利用できるようになります。」

Acropolisについて詳しくはこちら >
関連ブログ「AOS4.6新機能ご紹介」 >

Nutanix Acropolis

次に管理ツールのPrismについて、下記のように解説しています。

――「NutanixのOSであるAcropolisは、スナップショットやレプリケーションといったデータ保護や仮想マシンのクラウド連携など高度な機能を持っています。このような高度な機能を簡単に操作するためにNutanixのWeb管理ツール:Prismが提供されています。Prismでは、オンプレミスでもクラウドでもすべての仮想マシンを一元的に扱うことができます。」

Nutanix Prism

また実際のPrism操作についてはデモを交えて説明が行われました。

仮想マシンの一覧を表示して、実際に麹町のオフィスにあるNutanix上の仮想マシンを、豊洲のオフィスにあるNutanix上に向けて簡単に移行するという内容でしたが、参加いただいた皆様もわかりやすい操作に感心していたようです。
ほかにもスナップショット作成や、VMwareとAcropolis Hypervisor(AHV)のような異なるハイパーバイザー間での仮想マシン移行、AWSと接続してバックアップ実行といったことを、デモを通じてわかりやすく説明していました。
また会場で好評だったのは、Prismを利用して、とあるクラウドサービス上に構築しているNutanix環境での実機体験です。自由に操作できたことで、さらにPrismについて理解を深めてもらえました。

Prismについて詳しくはこちら >

Prismデモ画面

次にAcropolis Hypervisorについては下記のように解説しています。

――「Acropolis Hypervisor(AHV)は、KVMをベースとしたNutanix社独自のハイパーバイザーです。このAHVは無償提供が可能なので、メインサイトはVMwareで構築してバックアップサイトをAHVで構築することでコスト削減を図ろうとするお客様もいらっしゃいます。このように、更なるTCO削減のための"使える"ハイパーバイザーとして、適用できる範囲が広がってきています。」

Nutanix Acropolis Hypervisor

Acropolis Hypervisorについて詳しくはこちら >

ほかにも、AHVがPrism上でどのように表示されるのかという点や、異なるハイパーバイザー間での仮想マシンの移行などもデモで詳しく解説。複数のハイパーバイザーが混在していても、それを"意識しない(Invisible)"で操作できるということをわかっていただいたかと思います。
現在Nutanixでは、新たな機能が次々とリリースされていますが、今後のNutanixが目指すところはどこにあるのか、近藤は次のようにまとめていました。

――「昨今、Nutanixの新たな機能として、例えば、キャパシティ予測や、Native File ServiceやVMwareとAHV間の仮想マシン移行といった機能を次々と追加しています。これらはすべてNutanixが目指す"Invisible"を実現するための機能でしょう。そして、OSをアップデートしていくことでNutanixの性能/機能は向上し続けます。そうすることでクラウド、オンプレミス、ハイパーバイザーを意識せずにすべてをPrism上で操作できるような、Invisibleな環境になっていくと予測しています。」

Xstream Computing Platformが目指すInvisible

最後に、日商エレクトロニクスはNutanixを最も古くから取り扱うとともに、日本国内で最も販売実績を持っていること、それにより他社より優れた技術力やノウハウを得ていることについてご紹介しました。

Nutanixと日商エレクトロニクスの関係

今すぐできる、ハイブリッドクラウド基盤。

最後のセッションは、これまでのセッションを受け、AWS、Nutanixを合わせてさらに活用することを考えた内容。「Nutanix + Commvault + AWS」という3つの組み合わせによる特長的な活用法について、日商エレクトロニクス株式会社 マーケティング本部 第二マーケティング部 岡田 正成が解説します。

日商エレクトロニクス 岡田正成

――「そもそもCommvaultとは、単純なバックアップ製品ではなく、人間の一生のように生まれてから亡くなるまで、つまりデータ生成から削除されるまでをマネジメントするデータライフサイクルマネジメント製品です。

その特長として、Nutanixと同様に『プロダクトは一貫してシンプル』、『バックアップ以外の機能をスケールアウトできる(追加できる)』、『自動化機能や重複排除機能を利用することで運用負荷/工数やバックアップに関するハードウェアのコストを削減する』という点が挙げられます。
このような特長を持つCommvaultは、NutanixやAWSと組み合わせることで、バックアップ、リカバリ、ファイルアーカイブ機能という点で『データ保護・管理の改革』を起こすことができると考えています。
ディザスタ・リカバリ(以下、「DR」)や、事業継続計画(以下、「BCP」)を考えた時、下図の左側のようにNutanixは独自の機能で広範囲をカバーできるインフラです。しかし、さらにコストパフォーマンス良く、かゆいところに手が届くような細やかな対応を考えるとNutanix + Commvault (+ AWS)といった組み合わせによって最適なデータ保護/DRを実施できるようになります。」

想定されるリスクとデータプロテクション

では、「Nutanix + Commvault + AWS」という組み合わせにより、どのようなデータ保護ができるのでしょうか。仮想化基盤だけでなく、仮想化していない物理サーバも含めて次のようなデータ保護/DRのポイントがあると岡田は解説します。

――「1つ目はD2D2C。これは、Disk to Disk to Cloudの略です。本番環境などのデータはオンプレミスに置き、長期保管用やDR用のデータはクラウドサービスを利用するというものです。Nutanixの仮想化基盤+物理サーバをCommvaultで一括してバックアップ、そのバックアップデータ保管先としてAWS S3ストレージを利用するといった仕組みです。

長期保管とD2D2Cバックアップ

2つ目は、バックアップシステムの冗長性確保の一手段としてCommvaultを管理する管理サーバをAWS上に構築する場合です。復旧に時間がかかる管理サーバを冗長性の高いクラウドサービス上に構築することで、バックアップシステムの冗長性を高められます。クラウドサービスを上手に利用することで単純にハードウェアを二重化して冗長性を高めることとは異なるアプローチが可能です。」

バックアップシステムの冗長性を確保

今、オンプレミスとクラウドの両環境を効率的に活用することが求められていますが、NutanixとCommvaultがまるで虹のような架け橋になる、といえるでしょう。また、オンプレミスのバックアップデータをクラウドへ連携する操作が簡単に行えることもデモを通じてご紹介しつつ、岡田は本セッションの内容を次のようにまとめていました。

――「物理サーバや仮想マシンの混在する環境に対するデータ保護、DR環境の必要性やクラウド活用など考えなければならないことは多いのですが、わたしたち日商エレクトロニクスはNutanix+Commvault+AWSソリューションを通じて、統合的なデータ保護やDR、さらには物理環境から仮想化環境へのP2V、そこからクラウドへのP2V2Cといった、真の意味での"Invisible"なインフラをご提供いたします。」

バックアップのすべてをCOMMVAULTで

Nutanix + Commvaultについて詳しくはこちら >

編集後記

AWS、Nutanix、Commvaultそれぞれの特長がわかる本セミナー。クラウドとオンプレミスが混在する現在、効率的に管理するためのヒントが満載の内容だったと思います!「さらに詳しく知りたい!」という方には、今回のセミナー資料(抜粋版)を提供していますのでぜひ、ダウンロードしてください。

また、2016年3月は「Nutanix × AWS」のセミナーを開催しましたが、今月(2016年5月)は「Nutanix × Azure」のセミナーを開催します。いくつかのセミナーではまだ申込を受け付けているものもありますので、ぜひ「教育・イベント」ページをのぞいてみてください。

セミナー情報がわかるイベントページはこちら >

以上、Nutanix担当にしおーこと西尾がお届けしました。