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Fintech最前線!オリックス生命様、某金融機関様による事例講演

2017年05月24日

Fintech最前線!
オリックス生命様、某金融機関様による事例講演

2017年3月14日(火)、東京都千代田区丸の内シャングリ・ラ ホテル東京にて、金融業界におけるエグゼクティブのお客様を対象とした「Nissho Innovation Conference 2017」を開催しました。

ブロックチェーンなどITを活用した新しい金融サービスが続々と登場し、金融業界に大きな変化が訪れようとしている昨今。今回基調講演に総合系コンサルティングファームのFintech関連事業ご担当者をお招きし、Fintechの潮流と今後のInnovationについてお話しいただきました。続いて事例講演では、ハイパーコンバージドインフラ(以下、HCI)のNutanixをご採用いただいたオリックス生命様と某金融機関様に、自社におけるIT戦略、既存ITインフラの課題、Nutanix選定のポイントに関してご講演いただきました。最後のパネルディスカッションではNutanix導入ユーザー様によるリアルな意見に、会場のお客様からも多くのご質問をいただきました。

本ブログでは会場で繰り広げられた生の声をお届けしたく、このパネルディスカッションを中心にご紹介します。

セミナー資料(パネルディスカッション)の抜粋も提供しておりますので、ぜひご覧ください。

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1.Nutanix導入ユーザー様 事例講演

先進的なITインフラ構築に取り組んでいる、オリックス生命様と某金融機関様に自社の取り組みについてご講演いただきました。

事例講演①「HCIをうまく"使いこなす"には -何がよく、何を割り切るべきか- 」

オリックス生命保険株式会社では、医療保険や終身保険などを管理するメインフレームの周辺に個別最適化された業務システムがそれぞれ乱立していました。このサイロ型システムをやめ、同社の急成長するビジネスへスピーディーに対応できる統合基盤として選んだのがNutanixでした。Nutanix約50ノードを採用し、これまでのベンダー主導のインフラ構築から脱却することで運用コストを大幅に削減しました。将来的にはメインフレームのリホスティング基盤としての採用も視野に入れているとお話しいただきました。

同社でNutanixを採用した理由や、当時のエピソードおよび導入効果などの詳細はこちらをぜひご覧ください。

事例の詳細はこちら >

事例講演①イメージ

オリックス生命保険株式会社 常務執行役員 菅沼 重幸 様

事例講演②「某金融機関様のVDI Journey」

某金融機関様におけるVDIプロジェクトは、オフショア開発を行うユーザー向けのVDI基盤からスモールスタートではじめました。Windows7化に伴うPCのリプレース、続いてBCPサイトへの導入、そしてマイナンバー対応に伴う情報漏えい対策のためのVDI導入など、順次全社に展開していきました。
今では場所にとらわれず働くことができるということで、同社の働き方改革推進にも大きく貢献しています。このVDIの基盤になぜNutanixを採用したのか、また導入効果についてお話しいただきました。

2.パネルディスカッション

「これからの金融業界におけるITインフラのあるべき姿」について4つのテーマでディスカッションしました。パネリストには、事例講演いただいたオリックス生命保険株式会社 常務執行役員 菅沼 重幸 様(以下、菅沼 様)、某金融機関 インフラ部門の責任者 A様のお二方にご登壇いただき、モデレーターには日商エレクトロニクス株式会社 ITプラットフォーム事業本部 副事業本部長 榎本 瑞樹(以下、榎本)が進行を担いました。

パネルディスカッションイメージ1

熱いディスカッションで会場は盛り上がりました!!

テーマ1:なぜ HCI?

榎本これまでのITインフラ(サーバー、SANスイッチ、ストレージによる3階層型の仮想化インフラ)と比較して、HCIのアーキテクチャーは何が違いましたか?

菅沼 様HCIはスモールスタートでき、リソースが足りなくなっても必要に応じて容易にリソースプールを拡張することができます。また、SDS(Software Defined Storage)の技術でストレージが仮想化されている点も大きく違い、非常に使い勝手が良くなっています。

A 様柔軟にキャパシティーを増強できる点が良いと感じています。コンバージドインフラの場合だと基本的には都度拡張が難しく、フレキシビリティがありません。

榎本通常インフラを設計する際は、5年を前提に設計構築するもので、往々にしてリソースは多めに見積もった提案をせざるをえません。その中でNutanixのように少しずつリソースを購入できることにメリットを感じていますか?

菅沼 様メリットだと感じています。従来と違いインフラを構築した後、運用段階に入ればあとはキャパシティーの管理のみになります。ただし、最初に仮想化のプールを作る必要はあります。

A 様社員が増えるたび、必要なときに都度容易にリソースを追加できることは価値があると感じます。たとえ5年という期間の中で社員数が大きく変動しても、柔軟に対応することができます。

榎本ハードウエアのライフサイクル管理という観点ではいかがでしょうか?

菅沼 様HCIを導入することでハードウエアのライフサイクル管理から解放されると認識しています。 これまではアプリケーションごとにサーバーを用意し、アプリケーションやハードウエアのライフサイクルをそれぞれ管理する必要がありました。ハードウエアは通常5〜7年でベンダーのEOSが訪れます。EOSになった段階で慌てて買い換えを検討し、旧来OSの動作検証に追われていました。
しかしHCIであれば新しいノードを追加し、古いノードは捨てるだけ、というシンプルなライフサイクル管理ができます。

パネルディスカッションイメージ2

A 様これまでEOS対応には1年がかりで新しい環境を構築して移行することもありました。VMware ESXのバージョンが異なる場合には移行時にサーバーを停止する必要があり、社内調整にも苦労しました。その点、Nutanix導入後のEOS対応であればサーバーを止めずにシームレスに移行できる点が良いと感じています。

HCIの詳細はこちら >

テーマ2:なぜ Nutanix?

榎本実際にNutanixを導入し、パフォーマンスや運用面でのメリットを感じていますか?

菅沼 様これまではサイロ型でシステムを構築しており、システムごとに運用が必要でした。そのため運用負荷は高く、運用コストも高額になりやすい状況でした。
サイロ化されていたシステム基盤をNutanixに統合することで、リソースさえ空いていれば仮想サーバーの切り出しもすぐにできるようになりました。また管理ツールPrismを使用することで切り出しのスピードは速く、障害があってもすぐに復旧できます。さらにオンプレミスのNutanix本体だけでなく、パブリッククラウドでもプロビジョニングができるようになり、Prismは年々進化していると感じています。
当社では最初の案件でモデルを作り上げ、次の案件からそのモデルをテンプレートとして適用することができたので、運用もシンプルでコストも大幅に圧縮できました。

A 様日々の運用には主にエンジニアがVMware vCenter Serverを使用していますが、将来的にはVDIの環境をPrismで一元管理し、ユーザーからリクエストがあれば、オペレーターやユーザー自身が迅速かつ容易にリソースを追加できるようにできるとよいと考えています。
今ではVDI環境を止めずに、ノンストップでOSやアプリケーションなどのバージョンアップが行えるようになりました。VDIのレスポンスもよいと感じています。これまでのITインフラの場合、ストレージコントローラがボトルネックとなりレスポンスが低下するケースがありますが、分散ファイルシステムのNutanixではノードを追加してもレスポンスが落ちにくいというメリットがあります。

Nutanix PRISM

Prismの詳細はこちら >

榎本Nutanixが多くのハイパーバイザーに対応している点についてはいかがでしょうか?

A 様すべての環境を特定のハイパーバイザーにすべきかどうかについては疑問を感じています。
開発環境、VDI、DRにおいてはVMware ESX以外のハイパーバイザーでも十分に活用できると考えています。Nutanixに搭載されている無償の独自ハイパーバイザーAcropolis Hypervisorという選択肢もあると考えます。

テーマ3:新しいテクノロジーの導入について

榎本新しいテクノロジーであるHCIを導入するまで社内から反対の声もあったと思いますが、どのように経営に提案し、どう現場を巻き込んだのでしょうか?

菅沼 様社内からの抵抗は少なからずあると思います。経営にはアプリケーションを含んだシステムで上申し、「基盤ではシステムを統一しておきます」としか言わず、プラットフォームの部分は一任してもらう形にしました。

A 様「セキュリティ対策をしながらオフショアをするにはVDIしかない」という点については説明に苦労しませんでした。より経営層に理解してもらうために、VDI導入企業を訪問して働き方改革の実際の環境を見てもらい、イメージをつかんでもらいました。インフラ単体での提案ではなく、働き方改革推進まで含めた提案を行いました。

テーマ4:今後の展開、ITインフラのあるべき姿

榎本IT部門は今後どのようにITインフラに対して取り組むべきでしょうか?

パネルディスカッションイメージ4

IT部門のトップの言葉に、会場も大きく頷いていました。

菅沼 様個人的な思いとしては、ITインフラのコントロールはベンダーやSIerではなくユーザー企業側に戻すべきだと考えています。その意味では「内製化」につきます。テクノロジーがコモディティ化している今こそ、IT部門の手に取り戻す時ではないでしょうか。さもなくば、IT部門に未来はないかもしれません。

A 様私も「内製化」という点については同感です。 IT基盤担当としての観点だと、従来ユーザー企業のITではアプリケーションの部門が花形でした。インフラや運用は裏方でしたが、新しいインフラがビジネスの変革を直接的に支援できるという非常に良い時代となり、やりがいを感じています。

会場からの質疑応答

パネルディスカッションの合間に会場の皆様からいただいた質問のやりとりも盛り上がりました。

質問1最近HCIが業界内の流行のようですが、多くのベンダーが同じような製品を出しています。その中でNutanixの優位性はどのようなものでしょうか?

榎本昨今では多くのベンダーがHCIをリリースしていますが、Nutanixは他社を先んじた2010年頃にすでに取り組んでいました。今他社がNutanixに追随してきていますが、まだHCIという観点では後れをとっています。近年Nutanixでは自社をHCIベンダーとは主張しなくなりました。NutanixはHCIという単なる基盤ではなく、エンタープライズのインフラに必要な機能を追加し、進化していくことで「エンタープライズクラウドになる」というメッセージを発しています。

質問2地方銀行など銀行系でNutanixを導入した事例はありますか?

榎本当社の導入事例としては、株式会社北陸銀行様事例、北銀ソフトウエア株式会社様事例などを公開しています。また、金融業界という観点での事例としては、Empire Life社事例、PXP社事例を翻訳して公開しています。

金融業界のお客様事例一覧はこちら >

3.まとめ

今回実際にNutanix導入ユーザー様にご講演いただき、パネルディスカッションにてリアルな話をいただくことで、参加されたお客様は大変貴重な情報を得られたのではないかと思います。
お客様のアンケートからは以下のようなありがたいお言葉をいただきました。

  • パネルディスカッションを聞いて、ITインフラ担当者の方々の熱い思いが伝わりました。
  • パネルディスカッションでは、多岐にわたる話題が繰り広げられ、現場の運用管理の情報などを深く学べました。
  • 現場で実際に運用に携わっている方ならではの声が聞ける、実践的なディスカッションが良かった。
  • また参加する機会があったら、日々の疑問を質問してみたい。

導入済みのお客様だけでなく、導入を検討されているお客様も含めた交流の場となるこのようなセミナーは引き続き開催していきたいと思います。ぜひご期待ください。

4.セミナー資料ダウンロード

残念ながら本セミナーには参加できなかった方に向けて、パネルディスカッション時に使用した資料をご用意しました。下記よりぜひお問い合わせください。

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