2019年11月25日

セミナーレポート「新進気鋭のDX」に「シェアNo.1の風格漂うXC」

2019年10月30日、東京麹町の日商エレクトロ二クス本社にて「HPE DXシリーズ vs Dell XCファミリー比較セミナー」が開催されました。 当日は、ニュータニックス・ジャパン合同会社 パートナー事業本部 Systems Engineer 大谷篤志様と、デル株式会社 XCファミリー ビジネス開発マネージャの池亀正和様の順に、 Nutanix Enterprise Cloud OSを稼働させるプラットフォームであるHPE ProLiantベースのDXシリーズと、DELL PowerEdgeベースのXCファミリーについて解説いただきました。 オープンなセミナーでは日本初公開となるDXシリーズに、熱いオーディエンスの視線を集めることができました。

Nutanix概説と.Next Copenhagenのフィードバック

はじめに日商エレクトロニクスの牧嶋より、先日コペンハーゲンで開催されたヨーロッパでのカンファレンス発表内容サマリーが 紹介されました。春のアナハイムに続く.Nextでは目新しい製品リリースはないものの、Nutanix Insightsの発表やServiceNowとの連携など、よりお客様の運用を強く意識した製品アップデートがあった旨紹介されました。

.NEXT Copenhagenで発表された主な情報

ProLiant DXシリーズが実現するNutanix Enterprise Cloud

続いて登壇したのは、ニュータニックス・ジャパンにてプリセールスエンジニアを勤める大谷篤志様。 大谷様は「Nutanixのお客様のためにHPEが特別に開発」として、DXシリーズの特徴とお客様のメリットを紹介されました。 ベースとなっているProLiantが「世界一セキュアなサーバー」としてシリコンレベルでの安全性が設計段階から考慮されていることや ワークロードの自動最適化機能を備えている一方で、NXプラットフォームと変わらない柔軟性を備えている点を挙げられました。 また、ユーザー様が気になる保守サポートについてもアライアンスに基づいてハードウェアはHPE、ソフトウェアについては Nutanix社からサポートが提供され、保守レベルとしてHPEのFoundation Careが保守として提供される点、 従量課金モデルであるGreenLakeがサポートされる点等を紹介し「HPEユーザーはぜひ検討してほしい」と締めくくりました。
HPE DXシリーズの特長  ※DX紹介資料ダウンロードはこちら
 ※DX紹介サイトはこちら

シェアNo.1のサーバをベースモデルとする
Dell XCファミリー

続いて登壇したのはDELL株式会社のXCファミリービジネス開発マネージャの池亀正和様。
池亀様より、まず「DELLEMCのHCIポートフォリオ」として「世界で最も売れているPowerEdgeに、さまざまなソフトウェアを乗せることができる」とPowerEdgeの持つ柔軟な構成性を述べた後に、 DELLEMCはさまざまな選択肢を提供しており、ハイパーバイザーのコストを抑えたい場合や SDSのバージョンは柔軟に管理したい場合はXCファミリーが向いている、と述べました。

また、池亀様は3年連続OEM of the year (日本国内では3年連続でOEM NO,1の実績)を誇る理由として、次の理由を挙げました。 2014年から続くパートナーシップで積み重ねられた機能やラインナップ(1ソケットモデルから4ソケットSAP HANA認定モデル、Nutanix中唯一の高耐久性モデル等)、 国内で一次受けから一貫してサポート可能なコールセンター体制(アプライアンス・サブスクリプションモデルどちらでも対応可能)等 があげられると述べました。 また、HCI世界NO.1のシェアを持つDellEMCならではの取り組み(ブートデバイスを専用に開発し、RAID1で冗長化)や、 DellEMCとしてサポートやサイジングに活用できるLiveOptics(稼働中のサーバからパフォーマンスデータ取得して 新モデルの検討に活用)を紹介し、お客様の幅広い要件に対応できるのはXCファミリーと締めくくりセッションを終了といたしました。
Dell XCファミリーの特長
 ※XC紹介資料ダウンロードはこちら
 ※XC紹介サイトはこちら
 

サブスクリプションモデルのメリットについて

最後のセッションでは再び日商エレクトロニクスの牧嶋より、Nutanixにおいて新しく導入されたサブスクリプションモデルに関する説明が行なわれました。世の中としてサブスクリプションモデルが普及している背景やお客様から見た時のメリット(ライセンス単体での購入が可能となり、調達のバリエーションが豊富になる、包括契約が可能になる)等の解説が行われました。
サブスクリプションモデルのポイント
最後にQAを経て本セミナーは終了と相成りました。

まとめ

世界のx86サーバのマーケットシェアの半分以上を占めるHPEとDELLEMC。 本セミナーではその両社がどのような機能や価値をお客様に提供できるか、Nutanixはさまざなな選択肢を提供する"選択の自由"を持ちお客様の環境に合わせた価値がご提供できるかをご紹介いたしました。 両社もまだまだ積極的な機能開発を続けており、今後のアップデートに期待が高まります。