SHDSLモデムシリーズ
エンタープライズ向け長距離SHDSLモデムシリーズ
Proscend Communications
SHDSL構内モデム製品は、電話線を利用して、長距離かつ高速、安定したデータ通信が可能な伝送装置です。 日商エレクトロニクスは20年以上にわたる豊富な販売実績を持ち、その実績に基づいたテクニカルサポートを行っています。
お知らせ
2020年5月27日 ASMi-54Lシリーズ販売終了のご案内
2018年9月28日 xDSL保守変更のご案内
2017年6月19日 N562販売終了のご案内
2017年6月19日 N51販売終了のご案内
概要
SHDSLモデムは、UTPや光配線と比較し、簡単・短期間・低コストで長距離伝送ネットワークが構築できることから、工場や空港、鉄道など、敷地の広いエリアでご利用いただいています。一般的に、数kmに及ぶ光ファイバーケーブルの敷設となると莫大な費用が必要ですが、SHDSL構内モデムであれば、低コストでの導入が可能です。製品ラインナップ
5210N

・2Wire対応 最大通信速度15.2Mbps
・GUI/CLI操作及びボタンのみでの設定も可能
・専用長寿命ACアダプターを標準添付
・最長接続距離25km
※接続可能距離は使用回線の品質により変動しますので、ご使用の際は事前の接続検証を推奨しております。
※N51の後継機は【5210N】となります。ただし、互換性はありません。
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ASMi-54L/4W(N) 【販売終了】

・4Wire対応 最大通信速度30.4Mbps
・同一筐体でAC100VとDC48Vの電源に対応(内蔵電源)
・最長接続距離25km
※接続可能距離と通信速度は使用回線の品質により変動しますので、ご使用の際は事前の接続検証を推奨しております。
※N562の後継機は【ASMi-54L/4W(N)】となります。ただし、互換性はありません。
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ASMi-54Lシリーズ(カスタムモデル)【販売終了】

ASMi-54Lシリーズは以下のように様々なカスタマイズが可能です。
お客様のご要望に応じた最適なモデルをご提案します。
・-20~+70℃の高耐久モデル
・DC24V対応モデル
・2Wire対応モデル
※【ASMi-54L/4W(N)】とは別モデルとなります。
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専用避雷器 雷止(らいと)くん![]() 一般的な避雷器はDSL通信速度に影響を与えますが、避雷器「雷止くん」であれば、当社モデムを快適な通信速度でご利用いただけます。 |
N562 N51![]() |
品質管理体制
安心してSHDSL構内モデムをご利用いただくため、日商エレクトロニクスでは、不良品予防および不良発生後の品質改善の両面から品質管理体制を確立しています。
全品検査
工場出荷時の検品に加えて、当社出荷前に以下の項目の全品検査を実施しています。さらに製品ごとに検査項目を追加し不良品予防に努めています。
- 外観検査(本体への傷や欠品)
- 電源投入検査
- ソフトウエアバージョン確認
- DSLのリンク動作確認
- Ping送受信によるLANポートの通信試験
仕様検証
電話線を利用するDSLモデムは、通常のネットワーク機器とは別にさまざまな仕様検証が必要です。日商エレクトロニクスでは、以下のような検査/解析装置を所有し、お客さま環境への提案前に不要なトラブルを回避できる体制を構築しています。
さらに、製品により機器内部の基盤、部品レベルでの調査/検証を実施し、メーカー/第三者調査機関などと協力の上、絶えず品質向上に努めています。
保有する測定/検証機器例
- Smartbit
- Sniffer
- オシロスコープ
- スペクトラムアナライザ
- デジタルメーター
- 各種テスター など

障害解析・品質改善
全品検査実施後にも、製品出荷後の使用環境において機器故障が発生する場合があります。その場合には、当社技術部門とメーカー、第三者調査機関などとの協力のもと、故障原因の解析、根本原因の改善に努めています。
導入メリット
SHDSL構内モデムは、エンタープライズ市場において、既設の構内電話線網を利用することでさまざまな導入メリットを提供します。
低コスト・短期間で構築
すでに配線されている構内電話線網を利用するので、低コスト・短期間での長距離LAN間接続を可能にします。
長距離接続
電話線があればイーサネット配線(100m)で届かないエリアでも最大25km程度まで対応できる機種があります。
高速接続
20Mbps以上の長距離高速ネットワーク構築の選択肢として、光ファイバーに加えて電話線があります。
既存資産の有効活用
既存電話線を利用するので、資産の有効活用ができ、配線工事も不要です。
セキュリティの確保
LANシステムから独立させた専用ネットワークとすることで、個人データや企業秘密データなど内部情報の漏えいにも強い、安全なネットワークが構築可能です。
xDSLの基礎知識
xDSLとPLCの比較(制御機器/RFID)
xDSL(x Digital Subscriber Line)
xDSLとは「加入者線(電話線)を利用したデジタル伝送方式」の総称です。
現時点でもっとも多くの場所に配線されている通常の電話線(メタリックケーブル)を利用して、デジタルデータ通信を高速に行うことができる技術です。電話線の両端に特別な機器(xDSL構内モデム)を取り付けることにより、Mbpsクラスの伝送速度を実現します。さらに、接続距離が十数km以上の通信が可能です。
PLC(Power Line Communication)
PLCとは、電力線が配線になるので、電気のコンセントにPLCモデム(子機)※を設置し、そこにPCなどを接続することで、インターネットを利用することができる技術です。電力線は張り巡らされているので、各部屋にPLCモデム(子機)を設置することで簡単にホームネットワークを構築することができます。
※PLCモデム(親機)はインターネット回線引き込み口に設置する必要があります。
SHDSL | PLC | |
---|---|---|
規格 | G.SHDSL.bis | OFCDなど数種類存在 |
概要 | 既存の電話配線にデータをのせて通信を行い、長距離高速通信を実現する | 屋内配電盤に電力だけでなくデータを一緒にのせて、コンセントから直接LANをつなげて通信を行う |
使用周波数 | 0~2.5MHz | 2MHz~30MHz |
最大速度 | 22.6Mbps | 180Mbps |
最大接続距離 | 25km(0.9mm線使用時) | 200m |
ターゲット | 距離が長く、ノイズ発生が考えられるエンタープライズ環境(工場など) | 距離制限、法律により、屋内の利用に限られているため、家庭、ホテル、マンションなど |
DSLの種類
DSLはいくつかの仕様があります。それぞれ特性がありますので、案件により適正な規格を選定ください。
DSLの種類 | 電話線種類 | 通信速度タイプ | |
---|---|---|---|
VDSL | Very High-bit-rate Digital Subscriber Line | 超高速デジタル加入線2本の電話線 | 上り下り同じタイプと上り下りが違うタイプの両方 |
SHDSL | Symmetric High-bit-rate Digital Subscriber Line | 対称高速デジタル加入者線2本ないし4本の電話線 | 上り下り同じタイプ |
G.SHDSL.bis (通称G.bis) |
G.Symmetric High-bit-rate Digital Subscriber Line.bis | 対称高速デジタル加入者線2本ないし4本の電話線 | 上り下り同じタイプ |
HDSL | High-bit-rate Digital Subscriber Line | 高速デジタル加入者線4本の電話線 | 上り下り同じタイプ |
SDSL | Symmetric Digital Subscriber Line | 対称デジタル加入者線2本の電話線 | 上り下り同じタイプ |
TDSL | Time Division Duplex Digital Subscriber Line | 時分割デジタル加入者線2本の電話線 | 上り下りを動的に割り当てるタイプ |
ADSL | Asymmetric Digital Subscriber Line | 非対称デジタル加入者線2本の電話線 | 上り下りが違うタイプ |
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