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2016年03月22日

家庭と仕事、自分らしい両立のために結婚前後で考えておくべきこと

「結婚しても仕事は続けたい」という人は多いでしょう。とはいえ、いまだに家事は女性がメインで担う家庭が多く、結婚後に負担が増加するケースも……。また、妊娠・出産してママになった後も仕事を続けられるのか、という不安もあります。子どものこと、家事分担のこと、とっておくと有利な資格についてなど、結婚を予定している人や結婚してまだ間もない人が考えておくべきことをご紹介しましょう。

両立の第一歩はしっかりしたマネー設計

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厚生労働省の調査によれば、結婚後に離職した女性の割合は2002年には31%でしたが、10年後の2012年には約20%と減少しています。約8割の人は結婚をしても仕事を続けているのです。パートナーの理解があるなら、結婚後も問題なく働き続けることが可能でしょう。

辞めてしまうと経済面で不安、という人は多いはず。退職した場合、年齢やブランクの期間によっては、その後正社員としての復帰が困難なこともあります。家庭と仕事のバランスを考えるにあたって、収支の見込みはしっかり立てておきたいもの。そこで家計の中で大きなウェイトを占める、子どもの教育費や住宅費の目安額を知っておきましょう。

子ども1人に1,000万円かかるって本当?

よく「子ども1人あたりの教育費は1,000万円」といわれますが、実際はどうでしょうか?

文部科学省の調査によると、幼稚園から高校までの15年間、すべて公立に通った場合の費用(学費や給食費、学校外活動費などの総額)は約520万円、すべて私立なら約1,770万円です。大学に行く場合は、学部や国公立か私立か、自宅通いか一人暮らしかなどによっても大きく異なりますが、さらに数百万円から数千万円かかります。公立中心でさえ「1人1,000万円」は過言ではなく、私立であれば2,000万円以上かかるケースも少なくありません。

新築で家を買うなら4,000万円前後

住宅の購入資金は、国土交通省の調査によれば、土地を購入した新築注文住宅の場合で平均約4,200 万円必要です。分譲戸建て住宅や新築マンションの場合でも約3,600〜3,700万円。中古住宅にしたり、通勤利便性などの条件を譲ったりすれば多少は安く抑えられますが、それでも相当な出費です。

近い将来に出産や住宅購入の意思があるなら、今後の家計の収支をきちんと把握し、自分とパートナーに必要な年収を割り出しておきましょう。

出産を考えているなら年齢との相談を

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女性のキャリアは、妊娠・出産で中断されがちです。子どもを授かる前にできるだけキャリアアップしておくと、妊娠・出産を経ても継続して仕事を続けやすいものです。まずは、出産を経ても仕事を続けられるかどうか、早めに会社の制度や前例についてもリサーチをしておくといいでしょう。

近ごろは仕事を持つ女性が増えたこともあり、初産の平均年齢は30歳を超えています。もはや40代での出産も珍しくありませんが、年齢が上がるとともに妊娠しづらくなるのも事実。子どもは授かりものなので、思い通りのタイミングで妊娠・出産できるものではありませんが、年齢を意識しながらパートナーとも相談し、ライフプランとキャリアプランを両方立てておく必要があります。

夫が転勤になったら、ついて行く?

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女性のキャリアが中断されがちな理由は出産ばかりではありません。退職するきっかけにもなりやすいのが夫の転勤。転勤先について行くのであれば、今勤めている会社を退職せざるを得ないケースがほとんどです。

ウェブメディア「R25」が共働き既婚女性200人に「もし夫が遠方へ転勤になったとしたら?」と質問した結果、6割弱の女性が「仕事を辞めてついて行きたい」と答え、4割超の女性は仕事を続け、夫の単身赴任を希望しています。みなさんの場合はどうでしょうか?

パートナー側が「当然ついてきてくれるだろう」と期待しているケースもあります。トラブルを避けるためにも事前に相談しておきたいものです。「夫婦一緒にいたいから、転勤になった場合は転職、もしくは退職する」「○年は仕事を続けたいから、その間には転勤があっても単身赴任」といった具合に、今後のプランを決めておきたいですね。

依然として家事は妻の役割?

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家庭と仕事の両立に関して、いまだに大きな課題となっているのが家事の分担です。厚生労働省の調査によれば、フルタイムの仕事を持っている30歳代の女性の場合、6割以上の家庭では妻が家事の9割以上を負担しています。家事はすべて妻の役目という家庭も約14%に上ります。「共働きだから家事の負担も半々」という家庭は少ないようです。

仮に結婚した当初は「それでもいい」と思っていても、出産後はどうでしょうか。職場復帰した女性に、従来の家事に加えて育児の負担が重くのしかかった場合、限界を超えて体調を崩すこともあります。ストレスがたまり、パートナーとトラブルになることも......。「妻がやって当たり前」という状況になる前に、家事分担についても早いうちから話し合っておきたいものです。

資格取得の準備は早めに!

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家庭の都合でキャリアチェンジを余儀なくされやすい女性は、早いうちからスキルアップをしておくに越したことはありません。自分のために投資しやすい出産前の時間を有効に使いましょう。出産後には育児・家事・仕事に追われて余裕がなくなってしまいます。

「日経Bizアカデミー」では、実際に資格を保有している人の満足度をランキング化しています。2015年のランキング上位にはどんな資格があがっているでしょうか。

IT系の満足度は高い

システム開発プロジェクトの責任者としての能力を認定するIT系の資格「プロジェクトマネージャ」が1位に。ほかにも、ITパスポート、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト、マイクロソフト認定などが上位に入っています。IT関係の業種でなくても、いまやパソコンを使いこなせるのは当たり前。IT系の資格があれば、さまざまな職種で役立ちます。

手堅い実務能力アップ系

2位以降は、ビジネス実務法務検定2級、秘書技能検定2級、秘書検定準1級、日商簿記検定1級と続きます。こうした実務能力の高さを示す資格をとっておくことで、キャリアアップを図るのも手です。

英語系資格も根強い人気

7位のTOEFLテスト、8位のTOEIC(R)テストAレベル(860点以上)といった英語系の資格も満足度が高いようです。高い英語力を身につけておけば、現在の職種に限らず、幅広く活躍するチャンスがあります。

こうしたランキングも参考にしながら自分に必要な資格を見極め、資格習得に向けた準備をライフプランに盛り込んでみましょう。

結婚も仕事も、楽しく両立!

女性はキャリアアップの時期と結婚、妊娠、出産の時期が重なり、悩むことも多いものです。しかし、優先順位をつけて今やるべきことをしっかりやっておけば、後悔しない人生を歩めるはず。どのような道を歩んでいくのかは人それぞれですが、パートナーともしっかり話し合い、幸せな両立を目指していきましょう。

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