エンジニアブログ データシートって嘘?本当?MPX8930で確認してみました。
データシートのスペックではCitrix ADC製品はハイパフォーマンスな製品となっております。 本当にそのスペックが出るのか気になったため今回の記事ではMPX8930を使用してパフォーマンス検証を実施しました。
1. Citrix ADCのスペックについて
皆さん、ネットワーク機器のデータシートのスペックをどれくらい信頼していますか?
データシートの値よりスペックが低くなると考えている方が多いのではないでしょうか。
そこで私が担当しているCitrix ADCで、データシート通りのスペックが出るか試してみました。
2. 対象機器/確認項目
今回の検証対象機器は、MPX8930となります。
確認したスペックは以下となります。
※ ECDHEのスペックを確認するため、TLS1.2- ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256 のcipherを使用しました。
Explore the Citrix ADC MPX/SDX data sheet - Citrix Japan
検証計測機器は、L4-L7テスターであるIxloadを利用しました。
3. 構成図
構成図は以下となります。
各検証項目に合わせて1つずつVIPを作成し、3パターンの検証を実施しました。
各検証項目の具体的な条件は以下となります。
Throughputの検証ではコンテンツサイズを大きく、HTTP request/secondやTransactions/secondの検証では
トランザクション数を稼ぐためコンテンツサイズを最小の1byteにしております。
4. 検証結果
検証の結果は以下の通りとなりました。
①HTTP Throughputの最大値を確認した際のCitrixGUI画面は以下となります。
赤枠からThroughputが"33.882Gbps"出ていることが確認できます。
②HTTP request/second (HTTP keep a live)の最大値を確認した際のテスターGUI画面は以下となります。
赤枠からHTTP request/secondが"2,668,289"出ていることが確認できます。
③SSL TPSの最大値を確認した際のCitrixGUI画面は以下となります。
赤枠からSSL TPSが"16,643"出ていることが確認できます。
全ての項目でデータシートのスペックを超えることを確認しました。
このことから、Citrix ADCのデータシートのスペックは信頼できることがわかります。
今回はMPX8930のみの結果をお伝えしましたが、2021年9月28日に実施したWebinarではMPX8900シリーズ全モデルのスペックについてお伝えしております。
また、他社のADC製品と比較した結果についてもお伝えしております。
以下URLから動画を視聴することができますので興味のある方はぜひご覧ください。
【Citrix ADC Webセミナー動画視聴】 サービス事業者様必見!リプレイス時に知っておきたいロードバランサの勘所 (nissho-ele.co.jp)
30分27秒以降が該当時間となります。
5. 最後に
Citrix ADC製品はハイパフォーマンスで動作するすばらしいADC製品です。
そのCitrix ADC製品を日商エレクトロニクスではMPX8900シリーズ、MPX15000シリーズ、
MPX26000シリーズ等様々なCitrix ADC製品を保有しております。
今回の検証結果のようにCitrix ADC製品のスペックについて実際に確認したい方はお気軽にご相談ください。
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