日商エレクトロニクス

Innovation Leading Company

ワイジェイFX株式会社様

Commvault導入事例

企業名:ワイジェイFX株式会社

ワイジェイFX株式会社(以下、YJFX!)では、社内システムにおける仮想基盤上の仮想マシンおよびファイルサーバーのバックアップに統合データ保護ソフトウェア「Commvault」を採用し、バックアップの取得頻度や世代管理を行うとともに、物理筐体に障害が発生した場合のリカバリも可能にした。導入の背景と選択のポイントについてお話を伺った。

Commvaultでバックアップの3つの課題を解決。バックアップデータを10分の1に削減し、同時に運用工数も大幅削減、そして将来のDR/BCPへの展開も容易に。

ユーザープロフィール

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団体名:ワイジェイFX株式会社
http://www.yjfx.jp/

設立:2003年9月1日

所在地:東京都港区赤坂九丁目7番1号 ミッドタウン・タワー20階

事業概要:インターネットを介した外国為替証拠金取引業

システム部 リーダー 山浦 土師萌 氏(右)

末廣 圭一 氏(左)

もくじ

  1. FXとインターネットの親和性を活かした事業でFX業界No.1のリーディングカンパニーを目指す
  2. 基盤ストレージごとに分散した仮想マシン(VM)のバックアップも物理マシンを含めた統合バックアップとする環境を目指す
  3. コストメリットの高いライセンス構成でバックアップ環境を構築。重複排除機能によりバックアップにかかる時間を大幅に削減
  4. 理想的なバックアップ環境を整備。当初の課題解決や将来的な拡張にも対応できるデータ保護環境が実現
  5. VMバックアップの対象台数をさらに拡大しDR サイトやクラウドサービスへのバックアップデータ転送も計画

FXとインターネットの親和性を活かした事業でFX業界No.1のリーディングカンパニーを目指す

YJFX! の企業概要についてご紹介ください。

「当社は、オンライントレード黎明期といえる2003 年9 月1 日に創業し、2013 年1 月からヤフー株式会社100%出資の金融領域における戦略的子会社として参画しました。2014 年3 月に「YJFX!」として新たなスタートを切り、ヤフーグループの中でオンラインFX 取引を提供しています。FXとインターネットの親和性を活かした使いやすいFXツールの提供や、オンラインFXセミナーなどのFX 情報の提供も行っています

業界内での独自性や強みとは何でしょうか。

YJFX! は現在、経営ビジョン「わくわく金融カンパニー」を掲げ、FX 業界No.1 のリーディングカンパニーを目指しています。取引高は2013 年度上半期にFX 市場「世界第3 位」となり、サービス面においてもスマートフォンアプリ「Cymo」で2014 年11 月に「ユーザー満足度No.1」を獲得するほか、2013年9 月には、FX 業界でいち早く新規制ルールに対応した店頭通貨バイナリーオプション「オプトレ!」を提供開始するなど、お客様に選ばれるオンラインFX サービスとなっています。

投資未経験のお客様にも「お金」や「投資」について興味を持っていただき、わくわくしていただける金融サービスや安心してお取引いただけるFX 取引環境の維持・向上に努めています。

基盤ストレージごとに分散した仮想マシン(VM)のバックアップも物理マシンを含めた統合バックアップとする環境を目指す

Commvaultを導入した経緯について、以前のバックアップ管理上の問題点などを具体的にご説明ください。

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「Commvaultを選択したことで統合的なバックアップ環境を構築できました。」
ワイジェイFX株式会社
山浦 土師萌 氏

当時、社内システムのバックアップに関して以下のような課題や要望がありました。

① 仮想マシンのバックアップはストレージのSnapshot 機能で同じストレージ内に取得していたので、ストレージ自体の障害には対応できていませんでした。ストレージ障害にも対応できるように外部に保管できる仕組みを導入したいと考えていました。

② ストレージSnapshot でバックアップ運用をすることで、機密データを含む仮想マシンのバックアップデータが分散してしまいました。機密データを含むバックアップデータはできるだけ集約して管理ができる環境を整えたいと考えていました。

③ 社内ファイルサーバーは、レプリケーション機能によってデータの保護対策をとっていました。ファイル単位のリストア時は、レプリケーション先からファイルを検索して、手動でコピーするという方法をとっていました。これは手間もかかる上に世代管理もできておらず、必要なファイルを復元できないこともありました。バックアップの仕組みを導入して、効率的にファイルの世代管理も含めたデータ管理を行いたいと考えていました。

これらの課題を解決する仕組みとしてアプリケーションや対象システムを問わない統合的なバックアップ環境の構築が必要でした。

コストメリットの高いライセンス構成でバックアップ環境を構築。重複排除機能によりバックアップにかかる時間を大幅に削減

Commvault の提案を受けた際、選定の決め手となったポイントや注目された機能について教えてください。

2015 年3 月ごろからバックアップ製品を探していたのですが、要件や費用面を満たす製品の選定にとても苦労していました。他社から提案を受けていたアプライアンス製品では、当社としては不要な機能が多く、ストレージ容量は少なく、拡張を考えると最終的にはかなりのコストアップが予想されました、様々な製品を検討しましたがなかなか当社の希望にかなうソリューションに出会えませんでした。

そのような状況の中、5月に日商エレクトロニクスからCommvaultを使った、予算、機能ともに当社の要件を満たす、バックアップシステムの提案をタイムリーに行っていただきました。Commvaultを選定したポイントは次の点です。

サービスに合わせた、最適なソフトライセンスを選択しコストを削減可能

今回のバックアップ取得対象として、仮想マシンやファイルサーバーがありましたが、Commvaultでは仮想マシンの台数によるライセンス(cSIM)とバックアップサイズによるライセンス(DPF)の組み合わせが可能なため、バックアップ環境を構築するにあたり、より適切なライセンス形態で構成することができました。結果的にサービスごとに過不足ない適切なライセンスを選ぶことができました。

重複排除によるバックアップの効率化

フルバックアップは初回の1 回のみで、それ以降の差分バックアップは都度フルバックアップに重複排除後のユニークデータを利用して自動的にマージされるという機能(DASH Full)があるため、日々のバックアップに必要な帯域も少なく、あまり時間をかけずにバックアップ処理ができるのではないかという点でした。実際バックアップにかかる時間も10 分程であり従来の手法に比べて大幅に削減できていると感じています。

データの重要度や更新頻度などSLAにあわせたバックアップ/リストアを実現

YJFX! の情報システムは、大きく分けると取引サービス用のシステムと社内システムの2 種類があり、Commvaultは社内システム(認証サーバーやワークフローサーバー、セキュリティサーバーなど)側のバックアップ環境として導入しました。それぞれの重要度やデータの更新頻度に合わせてバックアップの取得頻度や世代管理数を分けたポリシーで自動的に運用しています。従来は、各ストレージ単位でのバックアップの作業を行っていましたが、Commvaultを導入後は、サーバー追加時の新規設定もCommvault のコンソールから一括して作業を行うことができ、バックアップ作成から設定確認までを15 分程度で完了できるようになりました。日々のバックアップ状態の確認も、レポートメールでの結果確認程度で済むようになりました。

リストアについても、個々のサーバーやストレージでの操作を行うことなく、Commvault のコンソールから必要なデータを選択してリストア実行した後で、データの確認を行うという2ステップだけですむようになりましたので大変助かっています。特に仮想マシンとファイルサーバーのバックアップ/リストアが1つのシステムで管理できるようになったことは、大きなメリットです。

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理想的なバックアップ環境を整備。当初の課題解決や将来的な拡張にも対応できるデータ保護環境が実現

Commvault の検討開始~導入~本番運用開始までの過程を教えてください。

6月に提案内容を基に最終検討を行い、7 月に正式に導入を決定しました。その後デモにて、導入される製品のGUI 操作感などの確認を行いました。9 月にCommvault の納品とデプロイが行われ、予定通り10 月にはバックアップを取得できる環境が整いました。

機能的には想定通り稼働しており満足しています。これも、さまざまな調整をしてくれた日商エレクトロニクスの営業と技術の担当者のおかげだと考えています。

運用開始後のCommvault の評価についてお聞かせください。

Commvault の設定方法については他社のバックアップソリューションと比較すると少し独特で慣れが必要な印象がありますが、GUIは日本語で使いやすいのです。複数の細かいバックアップ設定を行う場合でも、1 度作ったポリシーをあてはめて新しいジョブを作成することができますので、1からの再設定をしなくて済むのがメリットです。

今回、Commvaultで総合的なバックアップ環境を構築できたことにより、安心できるデータ保護・保管や将来的な環境拡張にも十分に耐えうる基盤を構築することができたので、ビジネス的に十分価値のある選択であったと思います。

ソフトウェア重複排除もCommvault の特徴のひとつですが、管理世代数の多い仮想マシンやファイルサーバーのデータを最大10 分の1にまで削減できていますし、バックアップ時間も想定よりも大幅に短縮できていて、運用工数の削減にも大きく貢献しています。

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Commvaultの重複排除機能でデータを最大10分の1にまで削減できました。」
ワイジェイFX株式会社
\末廣 圭一氏

コストメリットの高いライセンス構成でバックアップ環境を構築。重複排除機能によりバックアップにかかる時間を大幅に削減

Commvault の今後の活用予定や展開計画、検討したい使い方などがありましたら教えてください。

今後はVMバックアップの対象台数をさらに拡大していく予定です。また、バックアップ対象を社内システムだけではなく、サービス系システムにも広げていく予定です。

現在、運用システムと同サイト内にバックアップシステムを設置している状況ですが、BCP(事業継続計画)の観点から遠隔地のDR(災害復旧)サイトやクラウドに対して、Commvaultにてバックアップを管理できるような環境を検討しています。

Commvaultはクラウドバックアップにも親和性が高く、専用装置を用意することなくクラウドサービス用の簡単な設定を行うだけですぐに利用でき、重複排除の機能によって転送データ量の削減もできるため、その意味でも最適な選択でした。

最後に、統合データ保護ソフトウェアとしてのCommvault の評価と、日商エレクトロニクスの技術力やサポート力への要望や期待感などについて、ぜひ意見をお聞かせください。

Commvaultは機能的にも満足しており拡張性も高いため、今後も統合バックアップ環境の基盤として稼働してくれると確信しています。

一方、日商エレクトロニクスも、提案から導入完了までを短期間で実現できるよう尽力してくれました。設置時に多少想定外の事が起きましたが、その際も営業と技術の担当者が迅速かつ柔軟に対応してくれたので問題にならずに済みました。そうした誠意ある行動は随所に見られ、ベンダーとして大変信頼しています。

今回のCommvault 案件を足掛かりに、他案件に関してもさまざまな提案をいただくようになりましたが、今後もより良いシステム環境の実現に向けて、その高い技術力や提案力でご協力いただければと期待しています。

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