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株式会社エヌ・ティ・ティ ピー・シー コミュニケーションズ様

Brocade VDXシリーズ導入事例

企業名: 株式会社エヌ・ティ・ティ ピー・シー コミュニケーションズ様

国内屈指のホスティングサービスブランドとして知られるWebARENA。そのインフラネットワークを支えるL2スイッチとして、Brocade VDXシリーズが採用された。そのポイントとなったのは、次世代ネットワークアーキテクチャとして注目されている「イーサネット・ファブリック」だった。導入の経緯と効果について、株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ(以下、NTTPCコミュニケーションズ)に詳しく話を伺った。

ユーザープロフィール

高スループット、高可用性、運用の効率化、柔軟な拡張性。そのすべてを実現できるL2スイッチが、イーサネット・ファブリックをサポートしたBrocade VDX シリーズでした。

設立:1985年9月4日
事業内容:クラウド事業、ネットワーク事業、データセンター事業

株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ
データセンタ事業部 ホスティングサービス部 部長 土居 昭夫氏
サーバープラットフォーム担当 主査 萩原 正浩氏
オペレーション担当 成嶋 功一氏
サーバープラットフォーム担当 石川 靖子氏


先進的かつ信頼性の高いホスティングサービスを提供し続けるWebARENA

吹き出しWebARENAのサービスについてご紹介ください。

WebARENAは、NTTPCコミュニケーションズが提供するホスティング、ハウジングサービスです。1997年にハウジングサービスからスタートし、現在では、共用(レンタル)サーバー、メールサーバー、VPS、クラウド、専用サーバー、データセンターなど、幅広いサービスラインナップを展開しています。

吹き出しWebARENAの強みとは、どのようなところでしょうか。

ホスティングサービスの老舗ブランドとして、常に先進的なサービスを提供し続けてきた実績と信頼、そして技術力は、他社には容易にまねのできない強みだと捉えています。

また、アクセスが容易な首都圏内で運営される堅牢なデータセンターや、NTTグループならではの高速IPバックボーンネットワークに対しても、お客様から高く評価されています。

新旧サービスのL2スイッチ環境をBrocade VDXシリーズで統合

吹き出しBrocade VDXシリーズの導入状況について教えてください。

WebARENAで提供しているホスティングサービスのL2スイッチとして、合計38台のBrocade VDX 6720とBrocade VDX 6710(以下、Brocade VDXシリーズ)を利用しています。当初は、検証用に4台からスタートしましたが、新サービスの提供や旧サービスのL2スイッチ環境を統合に合わせて、数台ずつを追加していきました。

吹き出しBrocade VDXシリーズによるネットワークに関して、何か特長があれば教えてください。

一番のポイントは、L2スイッチをデバイスやユニット単位ではなく、一つの論理的なL2スイッチとして管理できるところです。

これは、イーサネット・ファブリックを採用することで実現した環境ですが、運用負荷が軽減され、柔軟なネットワークインフラの運用が可能になったことで、より一層コストを抑えながら、セキュアで高品質なサービスを提供することができるようになりました。

土居氏

「ホスティングサービスのL2スイッチとして、38台のBrocade VDXシリーズを導入しています。」
NTTPC
コミュニケーションズ
土居 昭夫氏


新旧サービスのL2スイッチ環境をBrocade VDXシリーズで統合

運用が容易で、止まらないネットワークの実現を目指し、イーサネット・ファブリックを採用

吹き出しBrocade VDXシリーズを導入した背景について教えてください。

近年、ホスティングサービスやVPSは、低コストで利用できるサービスが続々と提供されるようになり、
競争は激化しています。

当社の場合は、安定性や信頼性に重点を置いた先進的なサービスを中心に展開していますので、価格競争に巻き込まれることは少ないのですが、より品質の高いサービスを手軽なコストでご利用になれるよう、常にサービス内容や運用体制の見直しを行っています。

しかし、費やすことができるコストや要員には限度があります。限られたリソースの中で、付加価値の高いサービスを開発・提供し続けていかなければなりません。

そのような状況下、新サービスのためのインフラストラクチャー構築にあたり、従来のスパニングツリー構造のL2スイッチ環境では難しかった「運用管理負荷の大幅な軽減」「止まらないネットワーク」の実現を目指しました。

その転機となったのが、イーサネット・ファブリックという先進的なアーキテクチャを採用するという新たな挑戦であり、Brocade VDXシリーズを導入するきっかけとなりました。

萩原氏

「イーサネット・ファブリックという新しいアーキテクチャの採用
は、新たな挑戦でした。」
NTTPC
コミュニケーションズ
萩原 正浩氏


マルチパス構成により、高スループット、高可用性、運用の効率化、柔軟な拡張性を実現

吹き出しイーサネット・ファブリックを採用することで、どのように「運用管理負荷の大幅な軽減」「止まらないネットワーク」を実現したのでしょうか。

イーサネット・ファブリックによりL2スイッチを集約し、論理的な一つのスイッチとして管理できるようになりました。これまでのイーサネットでは不可能だったマルチパス構成が実現されるので、物理的な構成から解放され、運用管理のシンプル化とスループットの高速化が期待できます。

また、新たに追加するスイッチを接続するだけで、自動的にネットワークを拡張でき、一部のスイッチにトラブルが発生しても、その影響がネットワーク全体に波及することがありませんので、ネットワークを止めることなくメンテナンスやトラブルへと対応できるようになりました。

吹き出し導入前は、どのような状況だったのでしょうか。

従来のスパニングツリー構造によりネットワークを構築していましたので、一度構築したツリー構造を大幅に変更したり、拡張したりするのが難しく、メンテナンスやトラブルを特定のサービスや範囲に制限できるよう、サービスやユニットごとに分離してネットワークを運用・管理しなければなりませんでした。

また、スイッチが階層的にリンクされていますので、各スイッチにトラブルやボトルネックが発生すると、その影響が他のスイッチに波及し、スループットの低下やネットワークの停止を招く危険性を完全に排除することはできませんでした。

成嶋氏

「Brocade VDXシリーズは、追加するスイッチを
接続するだけで、
自動的にネットワークを
拡張できます。」
NTTPC
コミュニケーションズ
成嶋 功一氏


仮想化環境の能力を生かすネットワークを、サービスの需要に合わせて段階的に拡張

吹き出しBrocade VDXシリーズの導入効果を教えてください。

目標とした「運用負荷が軽く、止まらないネットワーク」を構築できたと同時に、さまざまな場面でコスト削減とネットワークの
最適化を図ることができました。

1. 構築工数と期間の短縮

構築フェーズにおいては、ネットワークの構成が簡素化されたことで、設計や構築にかかる工数を大幅に削減でき、構築期間の短縮にもつながりました。

2. 初期導入コストの削減と追加投資の最適化

イーサネット・ファブリックは、冗長を実現するために余分なポートを用意する必要がないので、ネットワークリソースを無駄なく効率的に活用できます。拡張が必要な場合でも、その時点で必要な機器を追加すれば済むので、初期投資コストを抑えると同時に、追加投資の最適化も実現できました。

3. 初期導入がしやすく、段階的にシステムを拡張

スイッチの追加が容易なので、最初から大規模なネットワークを構築する必要がありません。敷居が低い最小構成からスタートし、サービスの需要に合わせて段階的にネットワークを拡充しながら、最終的に旧サービスのネットワークを新ネットワーク環境へと取り込むことができました。

4. 仮想サーバー/ストレージを生かすネットワーク

サーバー/ストレージを仮想化すると、サーバー間、ストレージ間で発生する「水平のトラフィック」が増大しますが、スパニングツリーは基本的に「垂直構造」となるため、仮想化の効果を十分に発揮しているとは言えませんでした。

今回、マルチパス構成を実現したことで、「水平のトラフィック」を効率的に処理し、仮想化環境の能力を最大限に引き出すと同時に、仮想サーバーの移動などにも柔軟に対応できるネットワークを構築することができました。

石川氏

「さまざまな場面でコスト削減とネットワークの最適化を図ることができました。」
NTTPC
コミュニケーションズ
石川 靖子氏


日商エレクトロニクスへの評価と期待

吹き出し日商エレクトロニクスへの評価と期待をお聞かせください。

イーサネット・ファブリックの導入は初めてでしたので、認定資格取得エンジニアが多く、Brocade VDXシリーズの導入実績が豊富な日商エレクトロニクスの存在は、とても心強く感じました。

また、運用開始後のサポートに関しても、「NETFrontier Center(ネットフロンティアセンター)」において疑似検証環境を用意した上で対応してもらえるので、安心感があり、対応もスムースなので助かっています。

今後もブロケード コミュニケーションズ システムズ社のパートナーとして、要望を働きかけてもらうと同時に、実際に導入・運用している現場からの、忌憚ないさまざまな情報をいち早くご提供くださることを期待しています。

*記載の担当部署は、2013年8月の組織名です。

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