日商エレクトロニクス

Innovation Leading Company

日清オイリオグループ株式会社様

HP 3PAR導入事例

企業名:日清オイリオグループ株式会社様

「おいしさ・健康・美」を追求する日清オイリオグループでは、各グループ会社で運用していたサーバーを統合するため、ブレードサーバー「イージェネラ」とユーティリティストレージ「3PAR(スリーパー)」を採用した。その目的と経緯、そしてサーバー統合のポイントについて、日清オイリオグループ株式会社 田崎龍一氏と株式会社NSP 林弓弦氏にお話を伺った。

ユーザープロフィール

イージェネラ+3PARで、130台のサーバーを
一元化し、ディスクの容量を3分の1に抑える
ことができました。

企業名:日清オイリオグループ株式会社様
http://www.nisshin-oillio.com/
創業:1907年
所在地:東京都中央区
事業内容:製油事業、加工油脂事業、ヘルシーフーズ事業、ファインケミカル事業など

写真左から
日清オイリオグループ株式会社 情報システム部長 兼 ロジスティクス部長 田崎 龍一氏
株式会社NSP ソリューションビジネス事業本部 第5ソリューション部
第2グループ(兼)インフラグループ グループマネージャー 林 弓弦氏


"植物のチカラ"で新たな価値を創造し続ける国際企業グループ「日清オイリオグループ」

植物のチカラで新たな価値を創造し続ける国際企業グループ「日清オイリオグループ」

吹き出し日清オイリオグループについて教えてください。

日清オイリオといえば、「ヘルシーリセッタ」や「日清サラダ油」といった食用油、さらには、卓球の福原愛選手やモーグルスキーヤーの上村愛子選手といったアスリートをサポートしている企業としてご存じの方も多いかと思います。

事業領域に関しては、"植物のチカラ"を最大限に生かす食用油の製造を中心とした「製油事業」を基軸に、

  • 食用加工油脂などを開発している「加工油脂事業」
  • ドレッシングなど「健康」をキーワードにした食品を提案する「ヘルシーフーズ事業」
  • 食品、化粧品、医薬品などの機能性素材を開発している「ファインケミカル事業」
  • 大豆たんぱくに関する商品を提案している「大豆蛋白事業」
  • "植物のチカラ"を非食用分野に応用する「エコリオ事業」

という五つの分野で、国内のみならず海外でも事業を展開しています。

吹き出し日清オイリオグループにおけるICTの活用に関するコンセプトを教えてください。

日清オイリオグループでは、「情報システム部門は言語プロ集団ではない」という思想を持っています。

すなわち、プログラマーを育てることが目的ではなく、ICTという手法を用いてビジネスプロセスを見直し、ビジネスを合理的に進めるためのきっかけ作りを担うのが情報システム部門の役割だと考えています。

日清オイリオグループでは、社内に情報システム部門を設けていますが、グループ会社としてICT事業分野の拡大を担うNSPも、単なるシステム構築会社ではなく総合的なソリューションを提供しており、対外向けの事業にも積極的に取り組んでいます。

統合サーバー基盤を構築した三つの目的

吹き出しグループ内においてサーバー環境を統合した経緯を教えてください。

日清オイリオグループは2007年に創立100周年を迎え、次の100年にさらなる飛躍を遂げるための基盤作りとして、現在、10カ年経営基本構想「GROWTH10(グローステン)」を推進しています。

その大きな流れの一環として、グループ内で利用しているサーバーを、仮想化技術で構築した統合サーバー基盤で一元化しようというのが、今回の取り組みです。

その主な目的は、「運用負荷の軽減」と「コストの削減」、そして「グループにおけるICT統制強化」の三つが挙げられます。

田崎氏

「次の100年にさらなる
飛躍を遂げるため、
10カ年経営基本構想
『GROWTH10』を
推進しています。」
日清オイリオグループ
株式会社
田崎 龍一氏

吹き出しサーバーの仮想化による「運用負荷の軽減」と「コストの削減」はよく聞きますが、「グループにおけるICT統制強化」とはどういうことでしょうか。

日清オイリオグループでは、サーバー環境を統合する前に、まずはグループ各社で運用していたサーバーをいくつかのデータセンターに集約し、どのような業務をどのように行っているのかを「見える化」しました。

この段階で物理的にサーバーが集約されましたので、運用負荷が軽減され、運用コストも削減されています。
しかし、データセンターで各部署やグループ会社がサーバーを独自に運用しているままでは、日清オイリオグループとしてICTの統制レベルを高めることはできません。

そのため、次のステップとして、ICT統制のあるべき姿を統合サーバー基盤という形で提示し、それをICT基盤の雛形として共用することが、ICT統制を合理的にレベルアップするための近道だと考えました。

もちろん、サーバー環境を統合したことで、運用負荷がより一層軽減され、コスト削減の効果も、より大きなものとなります。


「イージェネラ + 3PAR」を採用した理由

吹き出し統合サーバー基盤を構築しているシステムの概要について教えてください。

ブレードサーバー「イージェネラ」をベースに、ストレージとして「3PAR」を接続して、システムを構築しています。

吹き出し「イージェネラ」と「3PAR」を採用した経緯を教えてください。

統合サーバー基盤を構築するにあたってRFP(提案依頼書)を作成し、いくつかのベンダーに提案を依頼しましたが、ハードウエアやソフトウエアは特に指定しませんでした。
単に価格を比較するのではなく、自由な発想で日清オイリオグループにとって本当に最適なシステムを考えてほしかったからです。

結果として、株式会社インテック様(以下インテック)にご提案いただいた「イージェネラ」と「3PAR」を採用することになりました。ストレージについては、インテック経由で日商エレクトロニクスに構築していただきました。

吹き出し採用の決め手は。

「システム構築の速さ」「I/Oまで仮想化する技術」「3PARのシンプロビジョニング機能」という三つが、「イージェネラ + 3PAR」を採用した主な理由です。

林氏

「3PARの
シンプロビジョニング機能
により
必要なディスクの容量を
最小限に抑えることが
できます。」
株式会社NSP
林 弓弦氏

  • システム構築の速さ
    システムの移行やアプリケーションの導入スケジュールの関係で、システムの構築にあまり時間をかける余裕がありませんでした。そのため、スピーディーにシステムを立ち上げることができる「イージェネラ + 3PAR」を採用しました。
  • I/Oまで仮想化する技術
    イージェネラでは、I/Oの機能そのものが仮想化されているので、システム構成を変更したり、拡張したりする際、柔軟に対応でき、運用コストも低減できます。
  • 3PARのシンプロビジョニング機能
    各ホストOSに対して、仮想的にディスク容量を見せながら、必要な物理容量だけを割り当てることができる3PARのシンプロビジョニング機能により、必要なディスクの容量を最小限に抑えることができます。また、サーバーを停止することなく、容量の追加や変更もできるので、システムを柔軟に運用・拡張することができます。

130台のサーバーを統合し、ディスク容量は3分の1以下に

吹き出しかなり大規模なシステムの移行となるようですが、スケジュールを教えてください。

2009年1月に統合サーバー基盤の構築は完了しています。現在は、順次サーバーの移行を行っており、2010年中頃には移行を完了する予定です。

吹き出し最終的には、どのくらいの数のサーバーを統合される予定なのでしょうか。

これまでデータセンターで運用されていたサーバーは、約180台あります。その中の約130台を統合サーバー基盤へと順次移行する予定ですが、80台ほどはそのまま移行し、残りの50台はシステムを再構築して統合サーバー基盤へと移行します。

吹き出しディスクの容量はどのくらいになる予定ですか。

統合前、各サーバーが使用していたディスクの容量を単純に合計すると75TBほどになります。

統合完了後は25TBほどで運用する予定で、しばらくは増設なども不要だと考えています。

吹き出しなぜ、それほどディスク容量を少なくできるのでしょうか。

3PARでは、物理的なディスクを意識することなく、ストレージを一つの仮想ディスクとして管理しているので、個別のシステムに対するディスク割り当て容量を柔軟にコントロールできます。

そのため、各システムに必要最低限のディスク容量を割り当て、これまでシステムごとに用意していた予備のディスクなども不要となったので、効率的にストレージを利用できるようになり、ディスクの無駄がなくなりました。

また3PARのバーチャルコピーは、バックアップ関連のスナップショットに関して、変更されたデータしか追加の容量を消費しないので、従来のスナップショット製品よりも少ない容量でバックアップを取ることができます。

結果として、ディスク容量は3分の1以下に抑えることができました。

吹き出しディスクの容量が減ると、どのような効果がありますか。

ストレージに関する初期導入コストはもちろんですが、保守運用コストや収容スペース、電気代などを抑えることができるので、大きなTCO削減効果を期待できます。

このようなシンプロビジョニングやバーチャルコピーの機能は、提案を受けるまであまり重要視していませんでした。しかし、サーバーを統合する際にはとても有用な機能で、「イージェネラ + 3PAR」は本当に優れた組み合わせだと思います。

「イージェネラ + 3PAR」に対する要望と期待

吹き出しサーバー統合後、システムの拡張予定などありますか。

今回のサーバー統合は、それ自体にも数多くのメリットはありますが、一方、次のステップに進む準備段階でもあります。

最終的には、データセンターやシステムがどこにあるか関係なく必要な機能を利用できるシステム、すなわち、「クラウド」などと呼ばれているシステムに近づけていければと考えています。

吹き出し「イージェネラ + 3PAR」に対する要望や期待などあれば教えてください。

負荷分散装置やスパム対策アプライアンスといった周辺システムの拡張にもイージェネラが柔軟に対応できるようになることを期待しています。

また、サーバーが統合されても、システムが持っているパフォーマンスを100%発揮できるような提案を、今後もぜひお願いしたいと思います。

「イージェネラ + 3PAR」に対する要望と期待

写真左から
株式会社NSP ソリューションビジネス事業本部 第5ソリューション部
第2グループ(兼)インフラグループ グループマネージャー 林 弓弦氏
日清オイリオグループ株式会社 情報システム部長 兼 ロジスティクス部長 田崎 龍一氏
株式会社インテック ITプラットフォームサービス事業部 事業部長 岸 逸郎氏
日商エレクトロニクス株式会社 工ンタ-プライズ事業本部
マーケティング統括部 プロダクトマネージャー 青木 俊
同社 工ン夕-プライズ事業本部 第四営業統括部 担当営業 藤田 啓


*取材日 2009年5月
*記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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