日商エレクトロニクス

Innovation Leading Company

株式会社倉敷ケーブルテレビ様

ジュニパーM120導入事例

企業名:株式会社倉敷ケーブルテレビ様

岡山県倉敷市を中心にインターネットサービスを提供している倉敷ケーブルテレビでは、10Gbイーサネット(以下、10GbE)かつIPv6対応を条件に、外部接続ルータの導入を検討。安定性と管理のしやすさを評価し、ジュニパーネットワークスのMシリーズ マルチサービスエッジルータ「M120」(以下、「M120」)を選択した。その経緯について、技術部技術課課長 技術部IP事業課課長 カスタマーセンター長 小山海平氏にお話を伺った。

ユーザープロフィール

倉敷ケーブルテレビ様

企業名:株式会社倉敷ケーブルテレビ様
http://www.kct.co.jp/
設立:1984年6月
所在地:岡山県倉敷市
事業内容:倉敷市、総社市、玉野市をエリアとする有線テレビ放送事業および、
電気通信事業
写真左から
株式会社倉敷ケーブルテレビ 技術部IP事業課 小川 貴正氏
技術部技術課課長 技術部IP事業課課長 カスタマーセンター長 小山 海平氏


倉敷ケーブルテレビ

倉敷ケーブルテレビ様

吹き出し倉敷ケーブルテレビの業務内容について教えてください。

当社は、1984年の設立以来、岡山県の倉敷市、総社市、玉野市を対象に、有線テレビ放送やインターネットサービスなどの電気通信事業を行っているCATV(ケーブルテレビ)会社です。

現在、加入者数は約8.2万世帯。そのうち4分の1にあたる2万世帯で、インターネットサービス
「KCT-Net」を利用していただいています。

吹き出し「KCT-Net」は、いつ頃から提供しているのですか。

「KCT-Net」は、1999年からスタートしました。ラインナップは、一般世帯向けの10Mbps「エキスパート」、25Mbps「ファスト」、100Mbps「スーパー」という三種類に加え、ビジネスユーザー向けの25Mbps「ビジネス」を提供しています。

いずれも、ベストエフォート型のインターネットサービスです。「スーパー」は地域限定で提供しているため、「エキスパート」と「ファスト」のユーザーが利用者のほとんどを占めています。

動画の利用が進み、トラフィック量が急増

倉敷ケーブルテレビ 小山氏

「トラフィック量の急増は、
見過ごすことのできない
課題の一つです。」
(株)倉敷ケーブルテレビ
小山 海平氏

吹き出し「KCT-Net」の加入状況はいかがでしょうか。

近年、インターネットサービス事業者間の競争は激化していますが、以前より鈍化はしたものの、
加入世帯数は、有線テレビ放送の加入世帯数の増加に比例して、順調に推移しています。

吹き出しその要因をどう分析されていますか。

当社の場合は、有線テレビ放送の利用者が、そのままケーブル回線も利用していただけるというメリットがありますので、ADSLやFTTHでのISP同士の競争に比べれば、多少違いがあるのかもしれません。

また、他のインターネットサービス提供会社よりも、地元に密着しており、営業・サポートがお客様と直接対話をするという場合もあり、それらの点が順調に伸びている理由だと思います。

一方、当社のコスト負担は大きくなりますが、ユーザーにインターネットを快適に利用していただけるように、収容回線あたりの利用世帯数を少なくする「小セル化」をここ数年で進めてきました。

そのため、理論値は変わりませんが体感速度はかなり向上していますので、数多くのユーザーに利用していただけているのではないかと思います。

吹き出し回線のトラフィック量はいかがでしょうか。

最近では、動画サービスの利用が急増しているので、トラフィック量は増加傾向にあります。

吹き出し一般的には、通信量を制限しようとする動きもあるようですが。

確かにトラフィック量の急増は、私たち通信事業者にとって見過ごすことのできない課題の一つです。

しかし当社では、トラフィック量が増えるということは、たくさんのユーザーにそれだけ利用していただいているということですから、資産価値が増えていくのと同じだと捉えており、その対策も準備しています。 

将来性を見据え10GbE対応の「M120」を導入

吹き出し具体的には、どのような対策を準備されているのでしょうか。

たとえば、2008年9月には、東京と大阪にコロケーションしているIX(インターネットエクスチェンジ、インターネット上の
相互接続ポイント)接続用のルータを、よりハイスペックなジュニパーネットワークスの「M120」に入れ替えました。

倉敷ケーブルテレビにおける基幹ネットワークのイメージ

吹き出しなぜ「M120」を選択されたのですか。

現在IXとの接続には、帯域と冗長性を確保するため、2Gbの回線を2本用意し、計4Gbで運用しているのですが、将来的に10Gbの
回線にも対応できるよう、10GbEに対応していることが第一の条件でした。

また、将来性ということでは、IPv4とIPv6のデュアルスタック(単一機器にIPv4とIPv6という仕様の異なるプロトコルスタックを
共存させるしくみ)の導入も視野に入れなければならないので、IPv6対応というのも条件となりました。 

吹き出しIPv6への対応はすでに計画されているのですか。

いいえ、具体的な計画はありません。しかし、いずれIPv6への対応が迫られるのは時間の問題ですので、その時になって慌てないように、やれるときにやっておこうということです。


JUNOSがあるからジュニパーネットワークスを選択

吹き出し10GbEかつIPv6対応のルータであれば、他にも選択肢があったのではないですか。

安定性とモジュラー型OSである「JUNOSソフトウエア」(以下、JUNOS)、この二点がジュニパーネットワークスの製品を選んだ決め手です。

当社では、これまで機能や速度、そしてコストのバランスを重視してネットワーク機器を選択してきたため、マルチベンダが混在する環境でネットワークを構築・運用してきました。

そのなかでも、ジュニパーネットワークス Mシリーズ マルチサービスエッジルータ「M10i」(以下、「M10i」)をすでに導入しているのですが、動作が安定していて、これまでトラブルは一切発生していません。

さまざまなトラブルを想定し、帯域や冗長性を確保できるようネットワークを設計していますが、やはりネットワーク機器に障害が発生すれば、直接ユーザーに影響をおよぼしますので、安定して稼働するということはもっとも重要視している要件の一つです。

「M10i」は、本当にトラブルがないので、設定画面を利用する機会があまりにも少なく、アクセスパスワードを忘れてしまいそうなほどです。

吹き出しJUNOSに関しては、どのように評価されているのでしょうか。

ジュニパーネットワークス製品が安定しているのは、JUNOSがモジュラー型のOSなので、仮に何かの
モジュール(機能)でトラブルが発生しても、他の機能はそのまま運用ができるからだと思います。

セキュリティやパフォーマンスも優れていると思いますが、他のネットワーク機器のOSと比べて、格段に使いやすく、管理者に優しいソフトウエアであることを高く評価しています。

吹き出しどの辺りが管理者に優しいのでしょうか。

たとえば、設定管理機能が優れているので、人為的なミスによるトラブルなどは未然に防ぐことができます。

倉敷ケーブルテレビ 小川氏

「JUNOSは、設定管理機能が優れているので、人為的なミスなどを未然に防ぐことが
できます。」
(株)倉敷ケーブルテレビ
小山 貴正氏


当社では、ハードウエア保守以外はアウトソーシングを利用せず、私を含め5名のエンジニアで、マルチベンダ環境のネットワークを管理していますので、ミスやトラブルがなくなるということは、とても重要なポイントとなります。

吹き出しジュニパーネットワークス製品への評価はかなり高いですね。

当社だけでなく、ケーブルテレビのネットワーク管理者が集まる会合などで実際にオペレーションを担当している方々に話を聞くと、やはりジュニパーネットワークス製品の評価はとても高いです。

また、当社の基幹ネットワーク構築をサポートしていただいているNTTコミュニケーションズに相談したときにも、
「ジュニパーネットワークス製品なら安心」、「日商エレクトロニクスがジュニパーネットワークス製品をサポートしてくれるなら大丈夫ですね」という回答をもらい、安心した次第です。

吹き出しそれでは、NTTコミュニケーションズにお伺いしますが、倉敷ケーブルテレビから「M120」を導入したいという相談を受けたとき、どう思われましたか。

NTTコミュニケーションズ株式会社 中崎雄祐氏:「M120」はすでに世界中で導入実績があり、IXにおいても数多くのジュニパーネットワークス製品が採用されていると聞いています。

同社においても「M10i」が順調に稼働しており、ネットワーク回線を提供する立場からも問題はないという判断をしました。

また日商エレクトロニクスは、ジュニパーネットワークス機器の導入実績を豊富にお持ちです。

システムエンジニアの知識や技術のレベルは極めて高く、最新設備の検証ラボを使って障害検証などのレスポンスも迅速に対応していただけます。

さらに、メーカーとも良好なパートナーシップを築いているため、当社としても、お客様に対して安心して提案から導入、保守対応が行えます。

近年の動画配信などによるパケット量増加にともない、今後、同社では大型ルータの導入が増えると予想していますので、引き続き信頼性の高いサービスや機器の提案を期待しています。

安心できる日商エレクトロニクスのサポート体制

吹き出しそれでは、再び小山氏にお伺いします。日商エレクトロニクスのサポート体制については、どうお考えですか。

「M10i」、「M120」ともに今までトラブルがなく、設定も私たちにとっては難しいものではないので、特別なエピソードのようなものはありません。

しかし、日商エレクトロニクスのジュニパーネットワークスの製品に関する高い技術力は、十分承知しています。問題が発生しても、専門の技術者が見守ってくれているからこそ、当社も安心してジュニパーネットワークス製品をフルに活用できます。

吹き出し今後の予定があれば教えてください。

まだ、時期は未定ですが、IXとの接続環境に関して、すでにルータの準備ができましたので、ユーザーの利用状況やコストバランスなどを見ながら、接続回線を10Gbに拡張したいと考えています。

吹き出し最後に、日商エレクトロニクスへの期待などあればお聞かせください。

「M120」の導入検討時には、実機によるテストは行いませんでした。それは、これまでの実績や仕様、そしてサポート体制を評価したからです。

しかし、一部の他社製品には、仕様通り動作しないものや評価するための十分な情報が揃っていない場合もあります。

当社だけですべての情報を集めるのは難しいので、ジュニパーネットワークス製品をはじめ、数多くのネットワーク関連製品の取り扱いがある日商エレクトロニクスだからこそ、最新事情や実績などの情報を教えていただきながら、当社のサービス向上に協力いただければと思います。


写真左から
日商エレクトロニクス サービスプロバイダ事業本部 マーケティング統括部
プロダクトマネージャー 小松 宣之
同社 サービスプロバイダ事業本部 第一技術統括部 チーフ 尾崎 規広
同社 サービスプロバイダ事業本部 第一営業統括部 市川 廣一郎
株式会社倉敷ケーブルテレビ 技術部IP事業課 小川 貴正氏
NTTコミュニケーションズ株式会社 法人事業本部 チャネル営業本部
営業企画部 セールスエンジニアリング部門 浅田 明良氏
株式会社倉敷ケーブルテレビ 技術部技術科課長 技術部IP事業課課長 
カスタマーセンター長 小山 海平氏
NTTコミュニケーションズ株式会社 法人事業本部 チャネル営業本部 
ビジネスパートナー営業部 IT・メディア営業部門 課長代理 桑山 博敏氏
同社 法人事業本部 チャネル営業本部 営業企画部  セールスエンジニアリング部門 中崎 雄祐氏

*取材日 2008年10月
*記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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