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株式会社サイバーエージェント様

Huawei導入事例

企業名:株式会社サイバーエージェント様

株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)では、同社サービス「Ameba(アメーバ)」にて展開するスマートフォン向けゲーム「ボーイフレンド(仮)」と「マイページシステムのタイムライン」にファーウェイのPCIe SSDフラッシュストレージ(以下、PCIe SSD)「ES3000」を、同社のプライベートクラウド環境にRHシリーズ ラック・サーバー(以下、ラック・サーバー)「Tecal RH1288 V2」を採用している。導入の経緯と狙いについてお話を伺った。

グローバルで通用する、日本発のインターネット企業を目指す「サイバーエージェント」

吹き出しサイバーエージェントについてご紹介ください。

サイバーエージェントは、国内有数のインターネットメディア「Ameba」の運営をはじめ、アバターサービス「アメーバ ピグ」などのコミュニティサービス、「ガールフレンド(仮)」を代表とする数多くのスマートフォン向けゲームなどを提供しています。またインターネット広告事業においても、国内トップクラスの売上高を誇るインターネット総合サービス企業です。

当社グループが提供するサービスの利用者、そしてPV(ページビュー)は、現在、スマートフォンを中心に急増しており、国内のインターネットサービスの中でも屈指の存在となっています。

当社では、このような現状に甘んじることなく、技術力を強化することで「世界に通用するプロダクト」を開発し、グローバルで通用する日本発のインターネット企業グループになることを目指しています。

他のPCIe SSDと比べて、コストパフォーマンスの高いES3000を積極的に採用

吹き出しファーウェイ製品の利用状況について教えてください。

私の担当するインフラでは、2013年12月にファーウェイのPCIe SSDを、2014年3月よりラック・サーバーの利用を開始しました。
現在、段階的に台数は増えており、2014年7月現在では、PCIe SSDは計24枚、ラック・サーバーは計282台を購入しています。

吹き出しではまず、PCIe SSDの用途について教えてください。

データベースのパフォーマンスを向上するためにPCIe SSDの導入を進めています。サーバーにPCIe SSDを挿すだけで、データベースシステムに大きな変更をしないで導入できるのがメリットです。

実際、100台近いサーバーで運用していたサービスにPCIe SSDを導入したことで、数台のサーバーでもサービスレベルを落とすことなく運用できるようになった例もあります。

吹き出しファーウェイのPCIe SSDを導入した経緯を教えてください。

日商エレクトロニクスより「ES3000」の紹介を受け、最初はそのコストパフォーマンスの高さに驚きました。これまで採用してきたPCIe SSDと比べて、スペックやパフォーマンスに大差がないのに、導入コストが圧倒的に低いため採用するようになりました。

現在は、「ボーイフレンド(仮)」というサービスのカスタマサポート調査用データベースと利用者向けマイページシステムのタイムラインデータベースで利用しています。

セミオーダー感覚で、迅速かつ柔軟に対応してもらえるファーウェイのラック・サーバー

吹き出しでは続いて、ラック・サーバーの用途について教えてください。

私どもが担当しているプライベートクラウド(通称:Clover)では、現在、仮想サーバー用データセンターだけでも約3,400台の仮想用サーバーを運用しています。Cloverは2013年2月から運用を開始しましたが、常にシステムの新規構築や拡張に合わせてサーバーを追加しており、ファーウェイのラック・サーバーも基本的にはCloverのサーバーとして利用しています。

吹き出しCloverにおけるサーバーの選定要件があれば教えてください。

CPUやメモリー、ストレージといった基本構成は、導入検討時にコストや性能などを考慮しながら決めます。要件としては「マルチベンダー環境であること」「管理用ポートとオンボードNICをsharedで利用しBMC(Board Management Controller)にアクセスできること」「IPv6にてIPMI(Intelligent Platform Management Interface)が利用できること」がポイントとなります。

「マルチベンダー環境であること」に関しては、機種の選定要件というわけではありませんが、一つのメーカーに依存することによるリスクを分散するために必須要件となっています。ただし、導入メーカーが増えると運用管理負荷の増加につながりますので、実際は特定の大手メーカー数社に絞って導入をしてきました。

一方、「管理用ポートとオンボードNICをsharedで利用しBMCにアクセスできること」「IPv6にてIPMIが利用できること」への対応は、運用管理負荷の軽減が主な目的となります。オンボードNICからBMCにアクセスできると、管理ネットワークが専用ポートに制限されず、ネットワークセグメントの削減につながります。
またCloverでは、IPv6のRA(Router Advertisement)によってIPMIにIPv6アドレスが割り当てられるため、自動的にサーバーが使える状態になります。IPMIを通じて電源管理も行っており、これら要件はリモートでサーバーを管理するために必須となります。

吹き出しファーウェイのラック・サーバーを導入した経緯を教えてください。

ファーウェイのPCIe SSDを利用するようになり、高性能でコストパフォーマンスに優れたラック・サーバーにも興味を持つようになりました。ちょうど、国内でもファーウェイ製品を本格的に展開するというタイミングだったので、導入を検討してみることにしました。

実際に導入検討を進める中で、コストパフォーマンスもさることながら、まるでセミオーダーのような感覚で細かな要望にも迅速に応えてもらえるので、ファーウェイの製品を選択する機会が自然と増えていきました。

例えば、IPMIに関して当初は未対応な部分があったのですが、当社の要望を組み入れ、ファームウエアのバージョンアップで対応してもらえることになりました。このような柔軟で迅速な対応は、他の大手メーカーではほとんど経験したことがありません。

実機でOSやアプリケーションの動作、パフォーマンス測定、管理・監視ツールなどを確認

宇田川氏

「ボードの設計も優れており
製造工程や品質管理も
しっかりしているので、
品質は問題ないと
判断できました」
株式会社
サイバーエージェント
宇田川 聡氏

吹き出しファーウェイの製品は国内での導入実績数や中国製品であるということを気にする企業もあるようですが、そのような不安はなかったのでしょうか。

当社内にも、そのような意見がなかったわけではありません。しかし、PCIe SSDもラック・サーバーも検証機を提供してもらえたので、OSやアプリケーションの動作や、パフォーマンス測定、管理・監視ツールからの動作などを納得がいくまで確認できました。

またラック・サーバーに関しては、ボードの設計などを見て品質が高いと思いましたし、中国の本社や製造工場に出向き、組み立て工程や品質管理の様子なども確認できましたので、最終的に他のメーカーと比べて劣っているところは見受けられませんでした。

もちろん、堅牢性という点に関しては、長期的に使ってみないとわからない部分もあります。しかし、当社ではハードウエアは壊れることを前提に考えており、サーバー単位はもちろんラック単位でも冗長化を図っています。

そのため、仮にハードウエアにトラブルが発生しても、翌営業日に代替機を提供可能なサポート体制をファーウェイ・ジャパンがとっていること、さらには、サポートだけでなく調達に関しても、これまで海外製品での取引およびサポート実績が豊富な日商エレクトロニクスが積極的にかかわってくれるので、実運用には問題はないと判断しました。


故障率が低いことは、ファーウェイ製品が高品質である証し

吹き出しファーウェイ製品を導入したメリットなどがあれば教えてください。

ファーウェイのラック・サーバーは、まだ実運用期間は数ヵ月ですが、約300台のサーバーが稼働する中、いまだに1台も故障したことがなく安定稼働しています。他のメーカーのサーバーは平均すると月数台トラブルがあるので、故障率が低いというのは大きな導入メリットの一つであり、品質の高さを表していると思います。

また、その結果、運用管理負荷が軽減され、限られた時間やリソースをより有効に活用できるようになりました。

PCIe SSDについても、高速かつコストパフォーマンスに優れているので、データベースシステムのパフォーマンスを手軽に向上できました。

-- 導入時や導入後に困ったことなどはありましたか。

他のメーカーや製品と比較して、目立ったトラブルや問題点はありませんでした。むしろ、ファーウェイ・ジャパンも、日商エレクトロニクスも、朝令暮改で変わる当社の要望や事情に応じて、柔軟かつ迅速に対応してくれましたのでとても感謝しています。

日商エレクトロニクスへの期待と評価

吹き出し今後の拡張予定などがあれば教えてください。

今後もシステムインフラの拡張に合わせて、ファーウェイの製品を積極的に導入していく予定です。

また将来的には、高密度サーバーの導入やストレージのクラウド化も視野に入れているので、ファーウェイおよび日商エレクトロニクスに期待するところは少なくありません。

吹き出しファーウェイ・ジャパンおよび日商エレクトロニクスへの評価をお聞かせください。

ファーウェイ・ジャパンは、ファーウェイ本社と時差がほとんどないため、当社の要望を迅速に本社へ伝え、対応してくれるので、大きな信頼関係を築くことができています。これから、ますます国内における勢力図を拡大していくと思いますが、その分、さらに製品やサポートの品質を上げていただき、当社の求めるスピードにも引き続き付いてきていただければと思います。

また、日商エレクトロニクスは、ファーウェイ製品の情報提供をはじめ、調達手続きや納品前の動作確認を短い時間の中で確実に行っていただき、導入作業をスムースに進める手助けをしてくれました。

今後も、当社のスピード感や先進性を支えるサポートや、提案に大きく期待しており、これまで以上の対応をお願いできればと思っています。

日商エレクトロニクスへの期待と評価

写真左から
株式会社サイバーエージェント アメーバ事業本部 Ameba Infra Unit テクノロジーグループ 宇田川 聡氏
日商エレクトロニクス株式会社 サービスプロバイダ第二営業本部 第一営業部 第二グループ 岸野 浩之
日商エレクトロニクス株式会社 マーケティング本部 SODCグループ チーフ 真木 吉人

*取材日 2014年7月
*記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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