Innovation Leading Company

株式会社バンダイナムコホールディングス様

VMware vSphere導入事例

企業名:株式会社バンダイナムコホールディングス様

エンターテインメント分野においてさまざまな事業を展開するバンダイナムコグループ。
その事業活動の管理を行う株式会社バンダイナムコホールディングス(以下、バンダイナムコホールディングス)では、VMwareを利用して既存のエンクロージャの中でブレードサーバーを入れ替えながら、業務系サーバーの運用環境を仮想環境へと
P2V(Physical to Virtual)移行。さらに、NetVaultを利用して仮想サーバーを効率的にバックアップするための環境も整備した。その経緯と効果についてお話を伺った。

ユーザープロフィール

既存のエンクロージャの中でブレードサーバーを入れ替えながら、業務系サーバーを仮想環境へとP2V移行しました。

企業名:株式会社バンダイナムコホールディングス様
http://www.bandainamco.co.jp/
設立:2005年9月29日
所在地:東京都品川区
事業内容:バンダイナムコグループの中長期経営戦略の立案・遂行、グループ会社の事業戦略実行支援・事業活動の管理

グループ管理本部 情報システム部 ITインフラセクション インフラ環境管理チーム
マネージャー 川上 治郎氏(左) / サブリーダー 清水 義弘氏(右)


バンダイナムコグループの事業概要

吹き出しバンダイナムコグループについてご紹介ください。

バンダイナムコグループは、玩具、アパレル、ゲームソフト、業務用ゲーム機、携帯電話向けコンテンツ、映像コンテンツ、
音楽コンテンツ、アミューズメント施設など、エンターテインメント分野におけるさまざまな事業を展開しています。

事業分野ごとに、玩具・模型・カードなどの事業を行う「トイホビー」、業務用ゲーム機・パッケージソフト・ネットワークサービスなどにコンテンツを発信する「コンテンツ」、顧客接点となる場の運営を行う「アミューズメント施設」という3つの戦略ビジネスユニットと、それらをサポートする関連事業会社で構成されています。

システムインフラのコスト削減と共通インフラの拡大が重要なミッション

吹き出し業務系サーバーの運用環境を仮想環境へと移行した経緯を教えてください。

バンダイナムコグループは、バンダイとナムコの経営統合を経てできた企業グループです。現在、グループ会社の情報システム部門としてバンダイナムコホールディングスに情報システム部があります。主にグループ全体で利用する共通インフラ、共通システムを運用管理しています。

そのため、現在の情報システム部の重要なミッションはシステムインフラのコスト削減と共通インフラの拡大で、今回その一環として「サーバーの集約化」とそれに伴う「運用管理コストの削減」、そして新たにシステムを構築する際の「スピードアップ」を目的に、運用している業務系のシステムを物理環境から仮想環境へと移行しました。

既存のハードウエア環境を生かしながらP2V移行を実施

川上氏

「7台構成のブレード
サーバーを5台に減らすと
同時に物理サーバーを
仮想環境へP2V移行
しました。」
株式会社バンダイナムコ
ホールディングス
川上 治郎氏

吹き出し今回の仮想環境導入のポイントを教えてください。

エンクロージャのブレードサーバーを入れ替えながら仮想環境へ移行すること、そして効率的かつ確実にバックアップ/リストアできる環境を構築することがポイントです。

吹き出しそれではまず、仮想環境への移行に関するポイントについて教えてください。

当グループにおいて新規システムの構築や既存システムのリニューアルをする際、今や仮想環境を利用しない方が珍しく、安定性と実績からグループ内のほとんどの仮想化システムがVMwareで構築されています。

そのため、仮想環境の導入に関して問題や不安になるところはなかったのですが、今回は既存のエンクロージャを生かし、ブレードサーバーを入れ替えながら物理環境から仮想環境へとシステムを移行させなければなりませんでした。

しかも、結果として7台構成のブレードサーバーを5台へと減らすことになり、業務システムを長期間停止させることもできないので、限られた時間内でスムーズに移行作業を終えることが第一のポイントとなりました。

仮想環境を効率的にバックアップし、確実にリストアできる環境の構築

清水氏

「仮想環境への移行に
合わせてシステムと
データを統合的かつ
効率的にバックアップ
する環境を構築したいと
考えました。」
株式会社バンダイナムコ
ホールディングス
清水 義弘氏

吹き出し次に、バックアップ環境の構築について教えてください。

仮想環境に移行する以前はシステム単位でバックアップを行ってきましたが、個別にバックアップをしているとバックアップデータの管理が煩雑になってしまいます。そのため、仮想環境の構築に合わせてイメージでバックアップできる環境を導入し、システムとデータを統合的かつ効率的にバックアップすると同時に、リストア時のデータ整合性を高めるようにしたいと考えました。

また、ほとんどのシステムがWindows Server 2003および2008上で稼働していることから、VSS(Microsoft Volume Shadow Copy Service)を利用することで、稼働中のシステムを停止させることなく、かつシステムのパフォーマンスに大きな負荷を掛けることなくバックアップを作成できるようにしたいと考えました。

事前に検証環境でシミュレーションを行い、手順書に従って移行作業を実行

吹き出し実際の移行作業について教えてください。

日商エレクトロニクスの技術サービスセンターに検証環境を構築し、移行のシミュレーションをしてもらい、その移行手順書をもとに作業に臨みました。

実際の移行手順は次のとおりです。

  1. 空きスロットに新たにブレードサーバーを追加して仮想化ソフトウエアとしてVMware vSphereをインストール
  2. Microsoft Hyper-V上で稼働していたシステムをV2V(Virtual to Virtual)で移行
  3. 物理サーバー上で運用していたシステムをP2V(Physical to Virtual)で移行
  4. ブレードサーバーを入れ替え
  5. エンクロージャ内蔵SANスイッチ×2台をインターコネクトベイに増設
  6. VMware用に共有ストレージ(約2,413GB)を設定
  7. バックアップストレージ(約6,700GB)を設定
  8. NetVaultによるバックアップ環境を設定

吹き出し移行作業の際、苦労したことはありましたか。

特にP2Vの移行に関しては、用意周到に準備をしていても実際に移行作業をしてみるとうまくいかないケースがあると聞いていましたので、予定どおりに移行作業が進まなかった場合は元の環境に戻す前提で移行作業を行いました。

結果としては大きなトラブルもなくスムーズに移行作業を終えることができました。その点は日商エレクトロニクスのエンジニアの経験とノウハウがあったからこそと感謝しています。

VMwareとの組み合わせによる稼働実績が豊富なNetVaultを選択

吹き出しバックアップシステムにNetVaultを選択した理由を教えてください。

VMwareで構築した仮想環境をイメージでバックアップできるシステムという条件で、提案を受けたのがNetVaultによるバック
アップシステムでした。NetVaultを選択した理由は次のとおりです。

  • VMware Pluginオプションを使用することで、VMware vCenter Server管理下の仮想サーバーのデータ保護もNetVaultから集中的に管理できる。
  • VMwareのChanged Block Tracking(CBT)機能とNetVault VMware Plugin Enterprise Editionの連携により、変更されたブロックを追跡できるので、イメージバックアップでもフル/差分/増分バックアップの選択が可能。
  • リカバリー実施時は戻したい状態の日時を指定するだけで良いため、それぞれのサーバーのディレクトリ構造やアプリケーション設定を意識しなくても復旧が可能。
  • VMwareとの組み合わせによる稼働実績が多く、日商エレクトロニクスにおける経験とノウハウも豊富なので、サポート面でも安心できる。

バックアップ概要と適用ソフトウエア

サーバーの安定的な運用が可能となり、新規システムの導入工数も大幅に削減

吹き出し今回の移行作業による効果について教えてください。

仮想環境への移行により、既存システムに大幅な変更を加えることなく、安定的な運用とシステムの拡張性を確保することができました。特に新規システムの導入工数は大幅に削減され、今回の移行に合わせてすでに6つの新たなシステムを追加で構築しています。

また、手軽にスナップショットを取れるようになったことで、システム開発時や更新時に何かトラブルがあってもすぐに元の状態に戻すことができるようになり、システムの構築や運用が効率化されました。

対応がスピーディーで安心できる日商エレクトロニクスのサポート

吹き出し日商エレクトロニクスへの期待があればお聞かせください。

今回の作業を依頼するまでは、日商エレクトロニクスがVMwareに精通しているというイメージはありませんでした。移行作業に関して相談する中で、VMwareだけでなくストレージやバックアップシステム、そしてHPのサーバーに関しても、ノウハウや経験が豊富であることがわかりました。

移行作業の提案や作業も、常に社内のスペシャリスト(エンジニア)が対応してくれるので、対応がスピーディーで安心して任せることができました。

今後も、今回と同様、小回りの利いたプロアクティブ(事前予防型)な提案を期待しています。

対応がスピーディーで安心できる日商エレクトロニクスのサポート

写真左から
株式会社バンダイナムコホールディングス
グループ管理本部 情報システム部 ITインフラセクション インフラ環境管理チーム マネージャー 川上 治郎氏
同チーム サブリーダー 清水 義弘氏
日商エレクトロニクス株式会社 ソリューションパートナ事業本部 技術統括部  サポート第三グループ 小島 隆秀
同社 エンタープライズ事業本部 ICT基盤事業統括部  第一グループ 岡山 慶史
同社 ソリューションパートナ事業本部 マーケティング統括部
プロダクトマーケティンググループ プロダクトマネージャー 坂口 武生

ヴイエムウェア

*取材日 2012年3月
*記載の担当部署は、取材時の組織名です。

*日商エレクトロニクスはVMware ソリューション プロバイダ プレミアパートナーです。


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