Innovation Leading Company

朝日機材株式会社様

Savvion導入事例

企業名:朝日機材株式会社様

東京都墨田区に本社を置き、全国8ヵ所で建設資機材のリース・販売、および建築工事の設計・施工を手がける。
この度、早期に次期ワークフロー(BPM)の導入を決定し、現在では「Progress Savvion BusinessManager(以下Savvion)」を中核としたシステムを使用する同社に、今だからわかるその効果をお聞きした。

ユーザープロフィール

あの時の決断があったから、グローバルスタンダードにも迅速に対応できたのです。

企業名:朝日機材株式会社様
http://www.asahikizai.com/index.html
設立:1947年2月19日
所在地:東京都墨田区
事業内容

  1. 工事用仮設機材・機械・設備のレンタルおよびリース
  2. 建築資材・機材の販売
  3. 建築工事の設計・施工請負

朝日機材株式会社
代表取締役社長 今宮 舜一氏






朝日機材株式会社 代表取締役社長 今宮 舜一氏
同 経営企画室 室長 関根 義正氏、同 経営企画課 課長 廣田 邦也氏、
同 情報システム部 部長 増山 義之氏、同 経理部 経理課長 稲葉 直樹氏

プロダクトマネージャー 日商エレクトロニクス株式会社 亀岡 雅弘

もくじ

第1部 BPM導入の意義 ~ 代表取締役社長 今宮氏に聞く
  1. 朝日機材の概要
  2. BPM導入の背景 ― 建設業界における情報化の課題
  3. 会計のグローバルスタンダードへの迅速な対応が、Savvionの導入意義を実証

第2部 Savvion導入の効果とは ~ 担当者に聞く
  1. Savvionをどのように活用しているか
  2. 『システムは一日にしてならず』
  3. 導入の効果は「迅速性、正確性、人的資源の効果的な投入」にある
  4. 会計ビッグバンなどに対応できた真の理由
  5. リプレースに向けて ― 今後の抱負と日商エレクトロニクスへの期待

第1部 BPM導入の意義 ~ 代表取締役社長 今宮氏に聞く

朝日機材の概要

吹き出し朝日機材の概要をお聞かせください。

機材レンタル、工事施工、資材販売そして人材派遣まで、建築プロジェクトのあらゆるニーズに対応している会社です。事業内容は、次の3点に集約されます。

  • 工事用仮設機材・機械・設備のレンタルおよびリース
  • 建築資材・機材の販売
  • 建築工事の設計・施工請負

商社的機能に加え、施工管理にも対応できることが朝日機材の特長です。
1947年(昭和22年)の設立以来、大型工事や特殊工事の経験を通じてさまざまなノウハウを蓄積してきました。東京タワーや東京ドーム、東京ミッドタウンや新丸の内ビルなどの施工にも携わってきたといえば、イメージがつかみやすいでしょうか。

もちろん、東京だけではありません。大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台・広島・岡山と全国8ヵ所の営業拠点で、300名あまりの職員がさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。

BPM導入の背景 ― 建設業界における情報化の課題

吹き出し先ほど「ノウハウ」という言葉をお使いになりましたが、朝日機材ではどのように情報の管理・活用に取り組んでいるのでしょうか。

それについては、建設業界全体をふまえてお話しするほうがいいでしょう。

今宮氏

「建設業界もグローバル
スタンダードと無縁では
いられません」
朝日機材株式会社
今宮 舜一氏

建設というのは、ひとつひとつがオリジナルです。施工条件、用途、規模、工期、どれひとつとして同じものはありません。そのため情報の共有化には消極的で、情報の管理活用といえば「過去のデータの蓄積」、それも「人的資源としてのデータの積み重ね」として捉えがちです。

人間の判断に頼る部分が多く、すべてが現場を中心に回っている建設業界では、ITのような合理性は向かないと決め付けている部分が少なくありません。

ただ、それではグローバル化の波の中で成長していくことはできない。

人が頼りの業界だからこそ、今この時にITインフラを整備しておくべきだ。
そう考えた我が社は、関連業界内では比較的早い時期に導入を検討し実施(前システム)したのです。2000年の初めのことでした。

会計のグローバルスタンダードへの迅速な対応が、Savvionの導入意義を実証

吹き出しかなり早い時期に情報化を決定されたわけですが、具体的にどのような取り組みをなさったのですか。 

初めに取り組んだのは、企業情報ポータルを使った社内システムの合理化です。
帳票の電子化、情報の共有、加えて社内コミュニケーションの活性化・・・。しかし、この時のシステムは財務面での動きをまったくとらえていなかった。そのため、日々の会計業務にも対応できる新たなシステムが必要になったのです。

吹き出しそれが、Savvionを使ったシステムだったのですね。

そのとおりです。2004年にはすでに方針を固め、システムの構築に入りました。

吹き出し導入の効果はあったとお考えですか。 

もちろんです。
逆に、あの時情報化に取り組んでいなかったら、新たなシステムの導入に踏み切らなかったら、今グローバルスタンダードへの迅速な対応ができなかった。そう言っても過言ではありません。

具体的な効果や経緯については、社の者がお話させていただくでしょう。

第2部 Savvion導入の効果とは ~ 担当者に聞く


決算早期化への対応でSavvionが果たす役割は大きい。ただ、改善できたものはそれだけではありません。真の効率化とは...

朝日機材株式会社
経営企画室 室長 関根 義正氏(左)
経営企画課 課長 廣田 邦也氏(中央左)
情報システム部 部長 増山 義之氏(中央右)
経理部 経理課長 稲葉 直樹氏(右)


Savvionをどのように活用しているか

吹き出し朝日機材では、どのようにSavvionをお使いなのでしょうか。

(増山氏)
出張旅費の精算から休暇届の申請まで、社内のあらゆるワークフローの中心にあるのがSavvionです。ワークフローエンジンなので普段は存在を意識することがありませんが、全社員が使用している重要なシステムです。

吹き出し例をあげていただけますか。

(稲葉氏)
たとえば、朝日機材では月に約3,000枚の伝票がまわっています。決済から数字をまとめるまで、以前は数時間を費やしていた処理が、今ではデータをCSVに落とし、経理システムにドッキングするまでわずか数分で済むようになりました。このシステムが完成していなければ、四半期決算への対応は無理だったでしょう。

[Savvionで構築した申請・承認業務ソリューション]
  • 総務系業務(21業務)
  • 経理系業務(4業務)
  • 他システム連携(4業務)

Savvionで構築した申請・承認業務ソリューション


[システム全体図]

システム全体図

『システムは一日にしてならず』

増山氏

朝日機材株式会社
増山 義之氏

吹き出しでは、導入から現在までの経緯をお聞かせいただけますか。

(増山氏)
今のワークフローが形になったのは2005年11月のことです。導入当初はレスポンスのスピードに不満が残り、数ヶ月かけて改良をほどこしました。
2006年の2月にはSavvionを搭載した新システムがカットオーバーしました。

(稲葉氏)
これが、後になって実を結びました。
連結決算の関係上、2007年度は以前より早く数字をあげる必要があったのですが、スムーズに対応することができたのです。

(関根氏)
常に全体像を描きながら、改良を重ねていく。時代が変われば、望む機能も変わります。いわば、『システムは一日にしてならず』ですね。

稲葉氏

朝日機材株式会社
稲葉 直樹氏

導入の効果は「迅速性、正確性、人的資源の効果的な投入」にある

吹き出しSavvionを搭載した新たなワークフローの効果は、会計処理の迅速化にあったということですか。

(稲葉氏)
経理面ではそのとおりです。決算に要していた日数の短縮に大いに成果が出ました。伝票を基に人の手と目でやっていた支払い業務も自動化され、経理システムと連動するようになりました。

(廣田氏)
出張旅費の申請にしろ、以前は事務の人間が現金を袋詰めしていたものが申請者の口座に自動で届くようになっています。

(関根氏)
ただ、それでけではありません。効率化という意味では、3点にまとめられるでしょう。
1点目は、業務のスピーディー化。
2点目は、正確性の向上。
3点目は、人的資源の効果的な配置です。

廣田氏

朝日機材株式会社
廣田 邦也氏


吹き出し具体的にご説明いただけますか。

(関根氏)
システムを定義することにより間違いのしようがなくなった、ということです。もう一度出張旅費の例を出しますが、日当のように各人の役職で金額が変わるものも自動計算されるため、考える必要がないのです。
人の手でやることには、チェック機能が必要です。ですが、業務フローならその必要はありません。

会計ビッグバンなどに対応できた真の理由

吹き出し「人的資源の効果的な投入」とは、人手が減らせたという意味ですか。

(関根氏)
違います。このシステムがなければ、さらに人手を増やさなければならなかったということです。そうしなければ、今後対応する国際会計基準へのコンバージェンスなど望めなかったでしょう。
考えてみてください。これだけ動きの早い世の中です。経営のスピードも求められる基準も常に変化しています。新会計基準および連結経営における内部統制などの、以前は対応しなくてよかった事項を日々の業務に織り込むにはどうすればよいか、それを追うための人員が必要になるはずです。
我々はシステム化により、新たな人員増を最小限に抑え、安心して業務に専念できたのです。

関根氏

朝日機材株式会社
関根 義正氏


吹き出し真に必要な部分に人員を振り向けることができる。それが、システム化による最大のメリット、「人的資源の有効活用」ということなのですね。

(関根氏)
そのとおりです。

リプレースに向けて― 今後の抱負と日商エレクトロニクスへの期待

吹き出し今後の展開と、その実現のために日商エレクトロニクスに期待されていることをお聞かせください。

(増山氏)
レスポンスの速度はまだまだ改良できると思っていますので、そこに力を入れたいと考えています。

(稲葉氏)
現在、通常の業務はほぼワークフローでまわるようになっています。総務・経理面での業務の時間短縮が図れました。次は昇格のための能力開発や、キャリアパス、業務目標への評価などがデータ化できるといいですね。

(廣田氏)
指定の書式をプリントアウトして紙文書をまわしていたのが、場所に関係なくどこでもできるようになり、手計算の必要もなくなりました。ただ、経営からのニーズとしては文書の電子化といいますか、ペーパーレス化を進めたいと考えているようです。文書管理に時間をとられるのではなく、文書を減らす。日商エレクトロニクスさんから、そのあたりのアドバイスをいただきたけることを期待しています。

(関根氏)
システムの構築は、夏の甲子園と同じです。終わっても、翌日からまた来年に向けた練習が始まる。構築したからOKなのではなく、今から次へ向けた努力が重要であると考えています。その意味でも現在実行中の中期経営計画には「マネジメント・サイクルのルール化」を課題のひとつに挙げています。結びとして、私どもとしては、そのためのパートナーが日商エレクトロニクスだと考えておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。


*取材日 2008年5月
*記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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